ママ「お話じょうずだね」2歳の娘に気を遣わせてしまった
これこれこういう理由で、こういうことがあったが、こうなって、こういう気持ちになったと、その気持ちを伝えるまでの経緯を説明することが苦手で
悩みを溜め込んでしまうところがある。
どこから話せばいいのやら、という気持ちになってしまうのだ。
この間、溜め込んだいろんな思いがいよいよ膨らみすぎて、夫との些細な口喧嘩で爆発してしまった。
そしてなんでわかってくれないのと悲しくなってしまい涙がでた。
そんな私の姿を見て夫は「めんどくせー」と言った。
どんなに我慢しているのかとますます悲しくなった私は、夫を責め、ヒートアップし、とうとう、「うぉんうぉん」泣き出してしまった。
声をあげてなくのは、子供の時以来。
うぉんうぉん泣く前に、泣いて部屋を飛び出して寝室で一人泣いていたのだけど、飛び出すところまで娘2歳も一緒だった。
そのあとすぐに冷静になり娘をさっきまでいたリビングまで迎えに行った。
寝室で一緒に絵本を読んでいると、また思い出しては悔しくなって涙が溢れてしまった。
すると娘が「ママ、お話じょーずだねー」「ママ、かわいーよー」と励ましてくれたのだ。
娘にまた気を遣わせてしまったのだ。
そんな姿にまた涙が溢れるのだった。
自分が言われて嬉しかったことを、ママを励まそうと言ってくれたんだね。
ありがとう。心配させてごめんね。いろんな感情が溢れてきた。
親の泣いた姿はもしかしたら一生覚えてしまうかもしれない。
ごめんね。
もう泣かないからね。
そういえば前にも玉ねぎ切って涙出てたらハンカチ持ってきてくれたんだよなあ。
どんなに辛いことがあっても、娘がいたら生きていられる。
というか生きていかなくちゃ。
あのときこうしていれば、とか、結婚しなきゃよかった、とか発作的に思う日もあるけど、あのときこうしていて、そして結婚したから、この子がいるんだと思うと、人生間違っていなかったと太鼓判を押してもらえた気持ちになるのであった。