【music】 October 1 - 2021

青い栞 - サークルゲーム／Galileo Galilei

この曲は2011年、私が中学生の時にテレビで放送されたアニメ「あの日みた花の名前を僕たちはまだ知らない」のOPとして使用されていた曲です。私自身がGalileo Galileiを好きになったきっかけの曲でもあります。姉の影響でアニメが好きになった私はたいてい他から布教された作品を見ることが多く、兄弟だけでなく友達との話題はアニメが締めることもしばしば。他の布教なくして自分から見てみたいと思えるアニメがなかなかない中、あの花の放送が始まることを知り、見事その世界観に引き込まれました。個人的にはこの曲の入りで始まるアニメだったからこそみてみようと思えたのではないか。それほど彼らの曲には強い影響力があったのかも知れません。曲を含め今でも心の大事な場所にしまっておきたいと思える作品の一つです。

Galileo Galileiの作る曲はさみしさの中に温かみが残るものが多いのですが、私自身彼らの音楽に出会って苦しい時期を幾度となく乗り越えることができました。朝昼晩。深夜、明け方。通学途中に揺られるバスの中。家までの長いようで短い帰り道など。時間や季節問わず寄り添ってくれる安心感が彼らの音楽にはありました。乾いた心がずっと忘れかけていた感情を思い出し泣きそうになってしまう感じに近いような。私は彼らの音楽に触れるたびに心がここにちゃんとあるということを思い出せるのです。Galileo Galileiは深く影響を受けたアーティストであるためこれから何回か登場すると思いますが、どうぞお付き合いいただけたら幸いです◎

曲を聴いた方の中にはもしかしたら懐かしさを覚える方がいるかもしれません。私は初めて聴いたときにどこか懐かしさを覚えた記憶があります。実はメインコンテンツの【栞】は " いつでも自分の原点に立ち返られるように " という願いを込めて「青い栞」から取ったという裏話もあります。アニメ内で描かれる友情や恋愛、複雑な人間模様。ここであげた曲はどちらも異なるテーマで歌詞が描かれているように受け取れますが "人と人" という部分では何か繋がりがあるようにも思えます。表現ひとつひとつがどこか遠くの情景と隣り合わせに感じられる。それが何年経った今でも心を掴んで離さない理由なのかもしれません。小さい時に見たものや何気なく触れたものなど「あの時の感覚」また「あの時の自分」をフッと思い出せるもの。自分の原点となった経験。これからも大切にしていきたいです。

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●今回紹介した曲●

「青い栞」 https://youtu.be/mF-Da9NXmb4

「サークルゲーム」https://youtu.be/6QI_JVX8DVY

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