見出し画像

9.15関ヶ原参陣記、及び11月でらますミリオン旅行記~周辺の諸事情を添えて

【おことわり】
・非常に長いです。
・目次から各項目へ飛べますので、気になるところだけお読みいただくこともできます。
・とにかく長いです。30000字超えてます。文字数だけなら卒論レベルです。
・文中の「フォロワーさん」はX(旧Twitter)のフォロワーさんのことです。
・あと長いです。めっちゃ長いです。書き上げた達成感が半端なかったです。

以上ご承知おきの上、お読みいただけますと幸いです。


0.はじめに

 色々な意味で「夢のような」でらます名古屋遠征から1ヵ月半が経ち、気付けば年の瀬…。無精者の私ではありますが、今回はさすがに旅行記を書き留めておきたい…しかも年内に!と思いまして、筆を執っている次第です。
 
 それだけ、9月の関ヶ原参陣を含めた各々の遠征が非常に楽しく充実していたということの証左ですね。これを機に過去の遠征やライブなどの思い出も、今更ながら書いていけたらなと。(果たして書けるかな…?)
 
 前置きはこのくらいにして、早速振り返っていこうと思います。
 
 目を閉じて思いを馳せれば…浮かんでくる数々の景色。その全てが、本当に楽しかった…。参るとしましょう。楽しかった思い出の世界へ。

1.関ヶ原参陣記、他(9.12~17)

 昨年9月15日の関ヶ原の日以来、漠然と「次は関ヶ原現地へ行きたいなあ」と思い始め、今年に入ってから気が付けば初夏に宿と新幹線を予約しておりました。気が早いにも程があります。
 
 逆に言えば、それだけ熱望していたということでもあるのかなと。徳川まつり姫の担当になって以来、関ヶ原のみならず徳川ゆかりの様々な事象に興味が湧き、少しずつ勉強してみたり行ける場所へは行ってみたりしたものです。(上野東照宮、徳川美術館出張展など)

 そうして迎えた出発当日。残暑のまだ厳しい折、静かに胸を昂らせつつ、名古屋へ向かいます。

1-1.【9.12-13】前日譚①:下見は大事ですよね

 前々日に前入りし、関ヶ原をひと通り下見するというのはあらかじめ決めておりました。とにかく現地では徒歩オンリーです。所要時間や体力が持つか否かの見積もりは大事ですからね。

 下見のスタートダッシュをバッチリ決める為、さらに前日、9月12日の日勤が終わるや否や早々に名古屋へ向かいます。前年のでらます&ミリオン10th Act2以来の名古屋遠征、心が躍らないはずがありません。

 そりゃ、↓こうなるってもんです。
 ここでまず豪遊せずして何とするか。
 信頼と実績のチキン弁当+αを銀色のヤツで流し込み、首尾は上々です。

今回はまつり姫と硲先生をお供に。SideM京都コラボもありますのでね。

 そんな感じでヒャッホイしているうちに名古屋へ到着。早いですね。さすがです。新幹線バンザイ!ヾ(*´∀`*)ノ

ただいま、心のふるさとよ…(*´ω`)シミジミ
そら姫もウッキウキになろうというもの。
信頼と実績のアパホテルへチェックイン。お世話になりまぁす!(*´∀`)アパァ!

 下見は体力を使いますのでね。この日は早々に就寝。翌朝サクッと起きて関ヶ原へ…

 …の前に、こいつは欠かせません。
 そう、コメダモーニングでございます。
 今回及び11月の遠征でも大変お世話になりましたね。

姫…久々のコメダin名古屋ですよ。
ホイップクリームは神。
名駅にて追撃のきしめんも所望。朝からゴキゲンですよ。

 その後、名駅から大垣乗り換えで小一時間ほどで関ヶ原へ。まあまあ遠いですよね。
 
 そんな遠い道のりも、初めて踏み入れる関ヶ原への想いに心を躍らせつつでしたので苦にならず、のんびり鉄道の旅を楽しめました。

 そしてついに、関ヶ原参着。

駅名表示を見ただけでも、じわりと心が昂ってきます。
らしい看板がお出迎え。そして随分と静かなものです。

 まず向かったのは、桃配山の「徳川家康最初陣地」です。
 家康公の関ヶ原はこの桃配山から始まったわけでして…9月15日当日、開戦時刻の朝8時にここへ参陣する、というのがこの旅一番の目的なのでございます。そのために、事前に所要時間や現地の様子を見ておこうというわけです。

 さて、ここからが大変です。
 所要時間は徒歩25分程度。残暑はまだ厳しい…というか夏です。途中のコンビニで麦茶を買い足さなかったら干からびていたでしょう。

そんなこんなで無事到着。奥に見えるのぼりにテンションが上がります。

 この陣地跡はそんなに広くありません。桃配“山”とは言うものの、実際は丘ですね。そんな小高い丘にこじんまりとした碑とのぼりが数本。しかしながら静かで落ち着く場所です。
 当日はここで家康公と関ヶ原開戦に思いを馳せるのだなと思うと…またぞろ胸が高鳴って来るというものです。

姫と共に敵陣の様子見。
ここだけでなく、各陣地跡にこのような碑が建てられています。
姫…家康公が最初に陣を張った地ですよ。
家康公は当時、ここから何を思い佇んだのか。

 しばし静かに佇み、少し体も休まりましたのでね。次へ参ります。

 また25分、同じだけ歩くわけですからね。
 もうすでに汗ビッシャーですよ…(´Д`)ウヒャー

 それでも歩きます。まだまだ訪れたい場所があるから。
 元を辿ればまつり姫への担当愛が、大の暑がりで夏が大嫌いなこの身を動かし、歩みを進めていると言っても良いでしょう。アイマスの力ってすごいですね。

 駅方面へ戻りつつ、横目に見ながら通り過ぎ…
 辿り着いたのは、おそらく駅から一番近い陣地跡、「松平忠吉・井伊直政陣跡」です。

 この合戦、家康公三男である秀忠の遅参により、先鋒は豊臣恩顧の大名である福島正則に決まっていましたが、それでも家康公は徳川家直属の大名が一番槍を遂げることを重視していました。

 そこで白羽の矢が立ったのが四男の松平忠吉。この戦が初陣であるため、徳川四天王が一角、井伊直政が後見を務めました。
 結果は周知の通り、井伊直政が福島正則を出し抜き、松平忠吉が見事一番槍を遂げたのでした。もし予定通り福島正則が一番槍だったら…合戦後の発言力、パワーバランスが史実とは随分変わっていたかもしれませんね。

 そんな重要人物である二人の陣跡ですが、こちらもまたこじんまりとした静かな場所です。桃配山といい、こういうちょっとした空間が自分は割と好きですね。

井伊家は家紋と旗印が別というのも興味深いですね。
道路沿いにひっそりと立つ両家ののぼり。色のコントラストが好きです。
ここでも姫と共にしばし休息。

 そして陣跡の隣には首塚があります。

道半ばで散っていった諸将が眠る場所…。
名のある者、そうでないもの。全ての御霊に思いを馳せ、祈るひととき。

 東西両軍、名のあるなしにかかわらず、散っていった全ての御霊へ思いを馳せる静かなひとときを過ごしました。
 戦は勝者だけで成り立つものではありません。勝ち負けはそれこそ時の運。それぞれに思いや立場があり、誇りを持って馳せ参じ、そしてぶつかり合った。そこに善も悪もないと、私は思います。

 そんな時間を過ごした後、次なる目的地は「徳川家康最後陣地」です。開放感に溢れ、身を置いていて気持ちの良い陣地跡でした。

 ここからですと、石田三成や島左近の陣跡もかなり近いです。
 桃配山からは戦況が判別しにくかったとはいえ、よくも敵の眼前まで陣を進めたものだなと。臨機応変な判断も、勝利の一因だったのかもしれませんね。

すぐ隣には合戦記念館が。
これでもかと高く掲げられたのぼり。勝鬨の声が聞こえて来るようです。
姫、家康公が勝鬨を上げた場所ですよ。
首実検もここで行われたそうです。

 家康公の勝利に思いを馳せた後は、お待ちかね合戦記念館です。
 暑さも限界ですしね。そろそろ涼みたい頃合いでもありました。

いかにも、という看板がお出迎え。
展示室入室前に一枚。姫もお楽しみのようで何より。

 展示室内は撮影禁止でしたので写真はありませんが、実に見応えのある展示の数々、堪能しました。実際の展示に触れることで、理解と思いが深まるなと…。大満足でした。

 展示室前に掲示してある諸将の旗印、馬印は撮影可でしたので、これでもかと(笑)撮影してきました。その一部を以下に。

家康公の馬印はやはり立派ですね。
石田三成もさることながら、宇喜多秀家の旗印が何気に好きです。

 5階に展望室もあるということで、そちらもちょいと覗いてみました。

桃配山はこの辺かな?
床には関ヶ原全図が。これは大変わかりやすい。
休憩用の椅子がもうアレな感じで楽しいですね。

 ひとしきり眺めた所で、別館ショップへ。
 ここでお買い物をすると、9月14日まで投票できる関ヶ原合戦投票券を貰えます。もちろん東軍へ一票。

徳川しか勝たん。
上野東照宮の貼御守も貼らせてもらいました。一応貼って良い事を確認の上で。

 そして小腹も空きましたので、お隣のレストラン&カフェでお昼を所望。三成バーガーと家康の紫芋ラテ、追加でアイスコーヒーを。こういうところでも武将たちの息吹を感じつつ…楽しく美味しくいただきました。

ミニ旗印がまたニクいですな。

 汗もひいて落ち着いたところで、まだまだ行きますよ。お次は決戦地です。

こちらもまた、こじんまりとした一角。周りを田んぼに囲まれて静寂そのものです。
ここでも姫とともにゆったりした時間を過ごし、思いを馳せます。
気持ちの良い青空。ここで激戦が繰り広げられたなんて噓みたいですね。

 平日ということもあり、誰もいないのが静けさに拍車をかけます。まさに「兵共が夢の跡」と言ったところでしょうか。首塚で馳せた思いが、ここでも頭をもたげてきます。勝った者、負けた者。生き残った者、戦場に散った者。それぞれの思いや立場があった。改めてそうした事に思いを馳せ、決戦地を後にします。

さすがにこの炎天下、三成陣地へ行く気力はなく…当日余力があれば…。

 ここまで何とか頑張りましたが、あまりにも暑すぎてもう限界。一旦ホテルへ戻りクールダウンします。夕食は念願のあつた蓬莱軒(神宮店)への訪問がかない、大満足で眠りにつくことができました。

さすがの佇まい。否が応でも期待が高まります。
お酒をちびりとやりつつ…。
本日おすすめのカツオ刺。
肝焼きが良いアテになります。
うざくも丁度良い塩梅。
もちろんひつまぶしで締め。明日以降に向けて英気を養いました。

1-2.【9.14】前日譚②:家康公生誕の地、岡崎へ

 一夜明けまして…この日のお目当ては岡崎城です。関ヶ原の前日に家康公生誕の地を訪れるというのもまた良いのではと思った次第。

例によってコメダでスタートダッシュ。

 コメダでエネルギー充填し、今日も調子良く…と思ったわけですが、ここで少々ミスりまして。
 岡崎城の最寄路線って名鉄なんですけど、関ヶ原へ行く時と同じ感覚でJRに乗ってしまったんですよね。駅からどのくらいかな…とGoogle先生に聞いてみたら、とんでもなく離れているじゃありませんか(笑)。しまったー!名鉄線が最寄りだったかー!と心の中で叫んだ次第…。

バスやタクシーでカバー出来る距離ではなさそう。

 ここで渡りに船。
 JR岡崎駅から、愛知環状鉄道なるものが出ていて名鉄と接続してくれるらしい。もちろん乗るしかありませんよね。

ありがとう愛知環状鉄道。

 2駅で無事到着、しばし歩いて岡崎公園内へ。
 公園内には岡崎城はもちろん、こうした竹千代君の像も。

姫…竹千代君ですよ。
こじんまりとしていながらも、立派です。

 城内のボリューミーな展示を楽しみつつ、最上階の眺めも堪能。
 展示が盛りだくさんだと、ついついじっくり見てしまって…時間の経つのがあっという間ですね。

展示のスタート地点で姫とパシャリ。楽しそうで何より。
最上階からも良き眺め。

 お城を堪能した後は、もうひとつの見どころ「三河武士のやかた家康館」を目指します。

道中には竹千代君が産湯を使った井戸が。
家康館の近くには本多忠勝公の像が。
8月に千葉外房の大多喜でもお目にかかりました。

 家康館も見応えありましたね。岡崎城では城と藩の歴史にまつわる展示を堪能しましたが、こちらは家康公の生涯を概観することができ、これまた楽しかったですね。

大河ドラマ「どうする家康」で使用された甲冑がお出迎え。
ほとんど撮影不可でしたが、こうした甲冑はOKでした。
こんなスポットも撮影可。
入ったのとは反対側の立派な門をくぐり抜けて、お城に別れを告げます。
帰る前に東岡崎駅前の家康公の像を拝見。

 帰りは名鉄で金山→名城線に乗り換え栄へ。久々にコンパルでエビフライサンドを所望。安定の旨さでしたね。その後はホテルでしばしマターリ休息…。この日も暑かったですからね。残暑が厳しいにも程がありますな。

自分で作るアイスコーヒーもコンパルならでは。

 しっかり休息&クールダウンの後、晩飯は至近の大久手山本屋で。昨年のでらます&Act2を思い出しつつ舌鼓を打ち、早々に就寝。関ヶ原の朝は早いですからね…。

相変わらず旨かったし、懐かしくもありますね。

1-3.【9.15】いざ参陣~桃配山より思いを馳せ…決戦地~三成陣地へ

 さて、いよいよです。この旅最大の目的を達成する時がやってきました。そう、関ヶ原の日の開戦時刻である朝8時に、桃配山へ馳せ参じる時が…。

7時ちょい過ぎに関ヶ原駅到着。この後結構雨降ります。

 雨予報だったものの、本格的に降ったのは駅から桃配山への道中のみ。到着したらだんだん小降りになり…そのうち止んでましたね。しかもこの時間にいたのは自分ひとり。この時、この空間…全部独り占めできる幸せ…まさにプライスレスですな。

誰もいない桃配山。ひたすら静かですね。
お天気はあいにくなれど、姫もお喜びの様子。
雨も止んだので、姫もこうしてベンチにお座りいただけます。

 そうこうしているうちに開戦時刻、朝8時になりました。町内放送とほら貝の音が関ヶ原に響き渡り、始まったんだな…と思わされます。合戦当時のお天気は雨上がりで、始め霧がかかっていたとも言われていますが、この日のお天気もちょっと近い感じだなと。当時の雰囲気をより想像しやすくて、ちょっと得した気分です。

 この後20分ほどのんびりと佇み…充分雰囲気も感じ満足。この旅一番の目的を無事果たすことができました。時間にして小一時間程度。まつり姫と過ごしたこの小一時間、自分にとってはかけがえのない時間となりましたね。この日この時間、まつり姫と共に桃配山へ馳せ参じたのは自分一人。まさにオンリーワンの体験と言えましょう。
 あとはね…個人的にこの場所、すごく気に入りましたね。人がほとんど来なくて静かだし、こじんまりして丁度良いなと。

 自分が滞在している間に3人程来ましたが、すぐ帰ってしまいましたね。そりゃあ、そこまで見るものないし…普通は小一時間も滞在しませんよね(笑)。それでも自分にとっては特別な場所になりました。

 そしてまた来年もここへ来たくなることでしょう。見える景色は同じでも、胸に去来するものはきっと違ったものになる。それをまた、味わいに行きたいと思います。

 家康最初陣地を後にし、松平忠吉・井伊直政陣跡へ。道路脇なので若干の喧騒はありますが、ここもこじんまりして気に入った場所のひとつです。先述した通り、彼らが一番槍を果たした功績は徳川家にとって大きかったことでしょう。

松平と井伊、2つの旗印をバックに姫とパシャリ。

  少し歩いてこちらも再訪、合戦記念館隣の家康最後陣地です。この日を挟んで前後3日間、キッチンカーが出ていて、ちょっとしたお祭りって感じです。

まだ開店していませんが、こういうのはちょっと楽しくなりますね。

 開店待ちがてら、再度合戦記念館を見に行きますよ。え?前々日に行ったのにまた行くのかって?こんなんナンボ行ってもいいんですよ。何度でも見たくなる、何度見ても飽きない。それが合戦記念館なんでございますよ。

シアターは今回も予約してないので、展示エリアのみ。それでも見応え充分です。
展望台も再訪。この後行く予定の決戦地、それから左奥に笹尾山の三成陣地が見えます。

 観覧を終えていい感じにお腹も減って…ということで、キッチンカーで唐揚げとたこ焼きを所望。これは空きっ腹にガツンと来ます。大満足でしたが、もう少し食べたくなりまして…串カツも追加しました。

どちらも食べ応え抜群。キッチンカーもたまにはいいもんですね。
串カツは家康公や家臣たちをイメージしたものでした。
忠勝公の串カツにしました。ネギ塩だれが絶妙。旨し。

 食後のデザート&一服も…ということで、別館のカフェで前回頼まなかった家康公のパープルスカッシュをゴクリ。爽やかな味わいで、良いデザートになりましたね。落ち着いたら、家康最後陣地の碑を横目に決戦地へ。

ミニのぼりがいい味出してます。
時系列的に、家康公もそろそろこちらの陣へ移った頃でしょう。

 決戦地もやはり静かです。
 日曜日かつ合戦記念日当日ということもあり、入れ替わり立ち替わり観光の方はいらっしゃいますが、皆さんあまり騒がず静かにご覧になるんですよね。この場所に畏敬の念を持って臨んでいるなと感じます。素晴らしいことです。

 おかげで前々日とはまた違った思いを馳せながら、しばし佇みました。
 時刻はお昼頃、そろそろ小早川秀秋が動き、大勢が決しようかという頃合いですかね。

 今日はここで終わらずに、三成と島左近の陣跡へ足を伸ばします。

静かだからこそ感じられるものがある。兵共が夢の跡。
歩きながら、既に陣跡が見えます。左下ののぼりが立っている場所は島左近陣跡。
まずは島左近陣地。ここから鉄砲をバシバシ撃ったんでしょうなあ。臨場感抜群。
そこから5~10分程?山道を登ると三成陣跡です。ヒイコラ言いながら登っただけあって、絶景です。
さらに見晴らしの良い高台が用意されていて、ご覧のように関ヶ原を一望できます。

 島左近陣地から短い山道を少し登り…と言っても結構ハードでしたが(笑)、三成陣跡へ。ここからだと決戦地も家康最後陣地も合戦記念館も良く見えます。
 三成はここからどんな思いで戦況を見つめていたのか。思うように動いてくれない味方たち。そんな中で小早川勢が大谷吉継を攻め…。限りなく勝ちに近いと踏んでいた戦であろうと想像するだに、その悔しさはいかばかりかと、思いを馳せるのでした。

 前々日に首塚や決戦地で去来した思いを反芻してみます。
 戦は、特にこの関ヶ原の戦いは善悪というものでは計れないものだろうと。それぞれの義があり、思いがあり、ただそこに結果としての勝ち負けがあった。そして勝った者が新しい世を作った。それまでも、その先も繰り返される歴史の理とも言えましょう。

 そんな事を思いながらそろそろ帰路へ…の前に至近の笹尾山交流館へ立ち寄ります。学校を改装した場所のようで、こじんまりしていましたが、中の甲冑や旗印等の展示がまた見応えありましたね。

それらしくリニューアルされていますが、中は学校そのもの。ちょっと懐かしい感じです。
展示も侮るなかれ。しばし眼福なひとときを過ごしました。
駅までの道中、松平忠吉・井伊直政陣跡にて小休止。やはりここ、好きですね。気に入りました。

 下見と当日、2回にわたって訪れた関ヶ原ともお別れです。また来年、きっと来ようと心に決めて…。

駅のホームから合戦記念館を眺めつつ、別れを告げます。
ホテルへ戻る途上、前日に引き続きサカエエチカのコンパルへ。疲れた体に沁みますなあ…。

 晩飯は探すのが面倒になってしまい(笑)、ホテル至近のインド料理屋へ。チーズナンが予想外にボリューミーで、カレーを食べずに腹パンになるという予想外の結果に…。まあ旨かったので良しとしましょう。そんな感じで関ヶ原の日の夜は更けていきます。

インドビールがまた沁みる。癒されますな。
タンドリーチキンは鉄板ですな。非常に旨し。
チーズナン。旨かった。けどボリュームがとんでもなかった…。
そんな中頼んだインド風の天ぷら?みたいなやつ。これが腹パンに拍車をかけました。
ラッシー…お前がいなければどうなっていたことか(笑)

1-4.【9.16】後日譚①:徳川園、徳川美術館、名古屋城~徳川の息吹に酔いしれる

 一夜明けまして…この日の最大の目的は徳川美術館です。この遠征の少し前に都内で出張展をやってまして、すっかり魅せられてしまいましてね。今回の旅程に是非加えたいなと思っていたのです。

全日は朝早すぎて行けなかったコメダへ。やはり整いますな。

 徳川美術館は徳川園という庭園に隣接しており、名鉄瀬戸線の森下駅が一番近いそうです。始発駅の栄町駅はホテル至近、オアシス21の中にありますので、ぼちぼち向かいます。

瀬戸線乗車前に、でらますでお世話になるマンガ展をちょっと下見。
到着。名古屋市内とは思えないほどローカル感が漂います。
ローカル感というより…異世界感、非日常感と言ってもいいかも。
いいですねえ。こういうの好きです。

 さて、そうこうしているうちに徳川園到着。道中が驚くほど静かでしたね。それがさらに非日常感を加速させます。

趣きあるたたずまい。
人もあまりおらず、静かですね。本当に祝日なのかと。
おかげでゆっくりと堪能できます。
こういう水辺も癒されますね。
姫と一緒にしばし休息。

 庭園は割と広く、じっくり回ると時間がかかるので残りはのちほど…。庭園を一旦抜けて徳川美術館へ。館内撮影可のスポットが多く、色々と撮影できました。その一部を以下に載せておきますね。

葵の御紋が燦然と輝く面構え。眼福です。
ちょうど特別展最終日でした。
いきなり本多忠勝公の甲冑がお出迎え。相変わらず兜のインパクトが抜群です。
常設展示室へ入ると、いきなり豪勢なお出迎え。
刀ひとつ取っても豪華絢爛。
茶室が再現されているエリアも。
展示のひとつひとつが実に味わい深い。
茶室以外の名古屋城内居室も再現されていたり。
このような美しい美術品の数々もふんだんに展示されていました。
能舞台の再現も。迫力満点…。
こういう小物類の細かい装飾って好きなんですよねえ…。いつまでも眺めていたい。
次の展示室へ行く間の廊下で小休憩。姫と共にしばしマターリと。
特別展の展示室内は昭和10年建設当時の面影を今に残します。これ自体が文化財ですね。
葵の御紋と甲冑たち。迫力満点。テンション上がりますね。
寸分狂わず正確に描かれた絵図。見ているだけで背筋が伸びる思いです。
兜の装飾もまた美しい。
当時の陣羽織がこんな綺麗な状態で残っている…それだけでため息が出ますね。
長久手合戦図屏風。鮮やかな井伊の旗印が目立ちますね。
長久手合戦図屛風その2。右上に家康公の馬印が見えます。
廊下に建設当時の看板が掲示されていました。こういうのもいいですねえ。
こういうのも建設当時のもの…らしい。芸が細かいですなあ。
展示を観終えて、館内のカフェでお昼がてら一服。余韻に浸りながら良い時間を過ごしました。

 いかがでしたでしょうか。撮った写真を全部載せるとキリがないので、これでもだいぶ端折りました。それでもその圧倒的なボリュームの一端をお見せできたのではないかと思います。眼福で胸がいっぱいでした。
 この徳川美術館、本当に素晴らしい。お勧めです。それなのに、なぜ祝日にもかかわらずこんなに人がいないのか…。立地もあるんでしょうけど、周知も足りていないのではないかなと思います。おかげで静かに観覧できるのはありがたいんですけどね。もっと知って欲しいという気持ちと、このまま静かな美術館であって欲しいという気持ちが半々で、なんだか複雑ですね。

 この後はしばし庭園の残りを散策。緑豊かで涼し気なお庭にしばし癒されました。

見どころのひとつ、大曾根の滝です。涼しげで大変良き…。

 大満足で徳川園を後にし、大曾根経由で名古屋城へ向かいます。

森下駅へ帰還。いいですねえ…このポツンと寂しげな感じ。
大曾根駅は割と栄えているイメージあったんですが、どことなく静か。本当に祝日ですよね?
地下鉄に乗り換える道中。何とも寂しげな空間ですが、個人的には割と好きです(笑)。

 名古屋城は昨年のでらますで名古屋を訪れて以来。お久しぶりですね。こちらはさすがに人が多い。本丸御殿は人が多すぎたので断念。お城を眺めて、城宝館の展示を見て帰ることにします。

姫…久しぶりの名古屋城ですよ。
城宝館は企画展の最中でした。
先人たちの記録のおかげで、戦後の名古屋城再建が実現したわけですな。
このような精巧な図面がたくさん展示されていました。見応え抜群。
なんかこう…戦前の雰囲気を感じて不思議な気持ちになります。
これが消失前の天守。こんな一枚の写真からでも、迫力が伝わってきます。
現在復元されている本丸御殿も、このような記録のおかげなのですね。
徳川美術館も含め、文化財を後世に残す大変さ、その一端を垣間見た思いです。

 さて、体力もそろそろ限界…ひとまずホテルへ帰還し、晩飯時までしばし休息です。

姫と共にマターリ。
さて、ぼちぼち行くか。

 名古屋最後の夜は名駅で過ごそうかなと思い、まずは太閤口至近のビックカメラへ。姫のご尊顔を拝し奉りつつ、アイマスショップへ。特に買うものもありませんでしたけど、せっかくですからね。

ここも昨年のでらます以来。お懐かしゅうございます。
ちょうどデレステ9周年でしたので、周年曲のMVが流れてました。
この時計もそのうち文化財に…なりませんかね(笑)

 その後、エスカをふらっと歩きつつ…良さげな和食のお店で一杯。実はその前入った店が失敗だったんですが…その内容は割愛します。ご容赦をば。

いいですなあ。こういうのを求めていた。
どて煮がまた最高でした。
だし巻きがありがたい。
天とろを注文。これは初めてでしたが、とろろと白身魚に具材を混ぜて揚げたものだそう。左から桜えび、ひじき、枝豆。お上品な味わいで大変良きでしたね。
板わさで締め!

 吞んでいる最中にXの名古屋在住フォロワーさんより連絡があり、良ければご挨拶だけでも…ということで2軒目がてらお会いすることに。関ヶ原の話やら、来たるでらます&11thの話にも花が咲き、楽しい時を過ごしました。

 今回行けなかった関ヶ原ウォーランドの話になり(その方はウォーランド経験者)、11th当日のライブ前に行きます?なんて話も出たんですが…「さすがに関ヶ原行ってからライブは無理でしょww」とお互い言い合い、この話はここで終わり。

 と、その時はそう思っていましたが…この話には続きがありまして。それはでらます旅行記の方で記したいと思います。

 そんなこんなで名古屋最後の夜は楽しく更けていき…大満足でホテルへ帰還と相成りました。

1軒目で割とたらふく飲み食いしたつもりですが、気心知れた者同士だと別腹って感じですね。

1-5.【9.17】後日譚②:京都へ~SideM弾丸コラボ巡り

 さて、この旅最後のコメダを堪能したら一路京都へ。

もうすっかり名古屋遠征における習慣になりましたね。
鯱もなかを買うのを忘れてました。これで思い残すことはなし。

 京都の地を踏むのは二十ウン年ぶり。学生時代を思い出しますな。SideMコラボがなければ旅程に入れることはなかったわけで…ありがとうアイマス、ありがとうSideM。

京都駅も久しぶりです。
京都でもアパホテル。とりあえず荷物を預けます。

 さて、時間はそんなにありません。今日一日で硲先生担当のコラボ先を回りたい。欲を言えばただ回るだけでなく、それぞれの場所も楽しみたい。時間との勝負です。

 というワケで考えた順番は、京都青少年科学センター→atelier京ばあむ→北野天満宮→マンガミュージアム→タワレコ。これが一番良いでしょう。

 …と、その時は思っていました。

3ヵ所とは言え、結構離れているんですよね。

 さて、キリキリ動かねば。まずは京都青少年科学センターへ。展示を全部見る時間はないので、プラネタリウムを堪能できれば御の字です。

 いざプラネタリウムを見るべく、受付でチケットを…と思ったわけですが、ここで思わぬ誤算が。何と平日は16時からの回しかないとのこと。これは完全に自分のリサーチ不足。仕方ない…。少し涼んで、昆虫の標本などを見てからサクッと次の目的地へ。

いざプラネタリウムへ!と思いきや…誤算でしたねえ。
受付隣の昆虫標本。これ見て少し気持ちを持ち直しました。
ロビーで硲先生としばし休息。

 続いて地下鉄で十条駅へ。atelier京ばあむへと参ります。ここは1階がバウムクーヘンなどのお菓子売り場、2階がオシャレなカフェとなっております。

バウムクーヘンの工場見学ツアーもあるらしい。時間があれば見たかったなあ。

 限られた時間の中でもできるだけ楽しみたい!ということで、ちょっと早めのお昼ご飯をここで食べることにしました。

 京都もまだまだ暑い…ということで、ここでも一時の涼を撮ることができました。ありがとう京ばうむ。

看板のバウムクーヘン。こりゃあうめえ。
メインのサンドイッチ。鶏肉とピンク色のタルタルソースが挟まっていて、これも旨い。但しパンがクロワッサンなので、めっちゃポロポロこぼれます(笑)。注意が必要ですな。

 さて、お次は北野天満宮へ向かうわけですが…これがまたぶっちぎりで遠いんですわ。学生時代に伏見区(科学館と京ばうむの間くらい)に住んでいましたが、あんな所行ったことないですもん。それくらい遠いイメージです。

近鉄→地下鉄を乗り継いで今出川駅へ。初めて来ましたよ(笑)
駅からは結構距離があるので、バスでないと無理ですね。
立派な面構え…これだけで眼福です。
ここは豊臣ゆかりの地、というわけですな。
時間があれば、こういう展示会も見たかったなあ。などと後ろ髪引かれてみたり。
立派なお社。もちろんお参りもしっかりしてきましたよ。

 返す返すも、時間がないことが悔やまれますが…その中にあっても天満宮の雰囲気を存分に味わいました。また訪れて、今後はもっとゆっくり滞在してみたいものです。
 
 さて、どんどん参りましょう。お次は京都国際マンガミュージアムへ。ウェブ購入していたパンフレットを現地で受け取るミッションが待っております。

今出川駅からは二駅。烏丸御池が最寄りです。
スタート地点とは書いていますが、順番は自由みたいです。
無事パンフレットやグッズを受け取り、併設のカフェで一服。

 さて、ここまで来ると硲先生コースのコンプリートが見えてきます。後は青少年科学センターにて16時からのプラネタリウムを堪能するのみ。時間に余裕があるので、ホテルへチェックインしておきましょうかね。ここでもしばし小休止…。

安心感抜群のこの景色。やはりアパは良い…。

 はい、少し休んで整いました。満を持して京都青少年科学センター再訪です。プラネタリウムってあんまり見たことないので、開演前はかなりワクワクしていました。

開演前は写真撮影OKということで、硲先生とパシャリ。

 感想ですが…素晴らしかった、掛け値なしに。BGMがSideMの楽曲だったこともありますが、それ以上に上映のクオリティが高すぎましたね。前半は京都の空を東西南北眺めるプログラム。後半は地球を飛び出して宇宙ステーションへ。宇宙の旅を疑似体験できるような内容でした。まるで自分がそこにいるかの臨場感。地球へ帰還する時の名残惜しさ…。全てが没入感たっぷりで、今回の京都コラボを通じて最も楽しめたプログラムでした。時間がない中でも頑張って回ったかいがあったな…報われたなあ…と思わずにはいられませんでした。

 大満足で最後の目的地、四条河原町のタワーレコード京都店へ向かいます。藤森駅から京阪電車で向かったのですが、学生当時住んでた場所が近いんですよね。さすがに寄る時間はなかったんですが、この駅も良く利用していたので、非常に懐かしい思いでしばし電車を待ちました。

蘇る、学生時代の思い出…。

 さて、そうこうしているうちに四条駅到着。タワレコへ向かいます。この近辺も学生時代は良く通っていましたね。映画観に行ったり本屋へ行ったり。色々と様変わりしましたが、懐かしさは感じました。

3人のサインも飾ってあって良き。
アクスタなど、グッズをいくつか購入。特典のキーホルダーも無事ゲットです。

 たった1日という短い旅程の中で、硲先生担当のコースだけでしたが…その中でも限りなく満足感を得たいと動いて、久々の京都を味わえて楽しかったですね。ちょっと無理して押し込んだ感はありましたが、来て良かったです。そして個人的にはSideM関連でこうして現地参戦するのは初めてでして…。そういう意味でも記念すべき京都訪問となりました。

 さて、もちろんこれで終わりというワケには参りませんよ。京都での晩餐、何かしら旨いものを食べて酒も吞みたいというのが人情というもの。至近をプラプラしていたら…ありましたよ、いい店が。

み~つけた。
いやぁいいねえ。こういうのでいいんですよ。
お茄子もグッジョブ。
旨い蕎麦で締め。大満足。

 大満足でホテルへ帰還、一夜明けて新幹線で帰京しました。本当は二条城を見に行こうと思っていたのですが、疲れが溜まっていて嫌な予感がしたので断念。帰宅後、正解だったなと実感しました。暑さもありましたが、寄る年波にはどうしても勝てない部分がありますのでね。無理はしない、楽しめる範囲で、というのが大事だなと改めて実感した次第。

新幹線を降りて日常へ帰っていくこの瞬間、この寂しさが結構好きだったり。

 旅の終わりはいつだって寂しいもの。けれどもそれは旅が楽しかった何よりの証拠でもあります。そんな思いを胸に…次はでらますミリオン&11thライブが待ち受けている!とばかりにしばし羽を休めるのでした。

2.でらますミリオン旅行記~11thライブへの想いを添えて(11.7~13)

 関ヶ原・名古屋・岡崎・京都遠征から1ヵ月半あまり。再び名古屋の地を踏む時がやって参りました。そう…昨年に続いて2度目のでらますミリオンコラボ、そしてミリオン11thライブ現地参戦の…その時がやって来たのです。
 楽しみすぎてでらますが始まる前日の日中に名古屋入りをキメてしまう始末。まだでらます始まってないよ。仕方のないやつだ。

2-1.【11.7】前日譚~再び徳川園、徳川美術館へ

 でらますが始まってなくても心配ご無用。私には徳川園と徳川美術館がある!徳川の息吹が我を包み込み…癒やしてくれましょう。

 今回は夜勤明けで一旦帰宅後、準備万端整えて出発という流れ。もう楽しみすぎてね…眠気?何ですかねそれ(すっとぼけ)。

例によって新幹線で豪遊。これをやらなきゃ始まらんのですよ。
食後のアイスコーヒーも抜かりなく。
舞い戻って参りました。我が心のふるさとよ。
まずは荷物を預けにアパホテルへ。栄某所にあるこのアパホテル、すっかり定宿になりました。

 いつものアパホテルへ荷物を預けたら…もはや懐かしさすら感じるあの場所へ出発です。

これこれ、このローカル感。非日常感。異世界感。
ただいま、徳川園。
美術館とダブル入場券。
前回と違ってすっかり涼しくなりました。紅葉はまだだけど、雰囲気はすっかり秋です。
みんなで小休止。落ち着くねえ。

 前回と同様、残りのお庭は後でゆっくり味わうとして…徳川美術館へ。特別展もなく、前回よりボリュームは少なめですが、それでも行く事に価値がある。一度見た品々でも、何度でも見たくなる。そんな場所です。

燦然と輝く葵の御紋。これだけでもう眼福。
館内の展示室入口、実はこんな感じ。建物の中に建物があるって感じで凝ってますね。
いつか見た景色。何度見ても良い…。
前回気付かなかった調度品。カラフルな葵の御紋も良き。
小物のひとつひとつにも趣きを感じます。
能面。吸い込まれそうな美しさ。
これ、前回も撮ったんですが…今回はより接写。芸が細かいなあ。素晴らしい。

 ボリューム少なめと言っても、1時間は充分楽しめる内容でしたね。大満足で一服して、お庭へ向かいます。

お昼は食べたし、今回はスイーツで。
金箔がちょっとかかってて豪勢です。味も美味しゅうございました。

 この後のお庭散策も大変心地良かった。秋をたっぷり感じながらゆるゆると歩きました。こういうのが幸せなんですよねえ…。

ちょっと日が陰って来て、それがまた良い雰囲気でした。
みんな、気持ち良いお庭だねえ。
大曾根の滝も再訪。暑かった前回とは違う心地良さがありますね。
さて、充分堪能したところで帰ります。
今回は大曾根へは行かず、栄町へ逆戻り。

 ホテルへ帰還し、しばし休息…していると、さすがに夜勤明けの疲れがドバっと湧き出てきたようで…。この後はお土産を買って、軽めの晩飯を所望して早めに寝ることに決定。

見慣れたお部屋。安心感抜群。
軽めとは言え、一杯くらい吞みたいですな。
丁度良い塩梅のラーメンを腹に詰め、いい気分で眠りにつきます。

 初日は順調な滑り出し。無理はせずにほどほどに…。何せ本番は明日からですからね。

2-2.【11.8】でらますDay1~香りを浴び、海の命を愛で…大須で酒を存分に嗜む~そして飛び込む一報

 一夜明けて、でらますDay1の始まりです。この日は吞み仲間でもあるフォロワーさんが車を出して一緒にでらます回りをしてくださるとのことで、お言葉に甘える事に。夜は大須で吞んだくれツアー開催という豪華フルコースでございます。いやぁ楽しみですな。

まずは大浴場で整います。
でらますパスポートも抜かりなく。
コメダでバッチリ、身体の中も整えます。

 フォロワーさんとの待ち合わせの前に…名鉄観光サービス名駅地下支店にて諸々受け取りにやって来ました。開店してすぐに受け取って待ち合わせ場所へ向かわねばなりませんのでね。ちょっと早いですが現地へ着いて待機します。

周辺の地下街もまだ静か…。まずは姫と1枚。
しばし至近で一服…。
戻って待機列へ。まあまあ早い並び順でひと安心。
こういうの見ると、でらます来たなあ!って実感が湧きますね。ちび姫かわよいねえ。
初っ端のスタンプも無事押しまして…戦利品も確認。
こちらの姫も眼福。行列が大変なことになってましたな。早く来ておいて正解でした。

 無事初っ端のミッションを完遂し、スタートダッシュは上々。待ち合わせ場所の駐車場へ向かいます。フォロワーさんは既に車で来て待ってくれていました。一日お世話になります。まずは香源さんへ。

早速のり子がお出まし。こういう何気ないところにいるのが素敵。
前回のでらますでは行けなかった香源さん。落ち着いた店構えが良き。
桃子タワーすごいねえ。あと店内の香りが大変良い。

 コラボのお香ももちろん目当てだったんですが、もうひとつ、家康公のお香が置いてあったらいいなあ…と思ってたんですね。香源さんのウェブサイトでは現地で売ってなさそうな雰囲気だったので…。
 そこでダメ元で聞いてみたわけですよ。「ダメ元でお伺いするんですけど…葵の御紋が入ったグッズとかってありますかね?」
 そこでご案内いただいたのが、これ。家康公のお香でした。なんだぁ!あるじゃん!良かった!いやぁありがたい…。もちろん、桃子のローリングさんかくと共に買いましたよ。ついでにお香立てなどの周辺グッズも購入。大変良い買い物となりました。

葵の御紋が眩しい家康公のお香。これに出会えたのは本当に嬉しかった。
2階にもディスプレイが。桃子かわいいねえ。

 さて、そろそろお昼。昼飯は矢場とんか鳥開で、と思っていましたが…2名満場一致で矢場とんへ。いい感じに腹減ってますしね。期待大ちゃんです。

ぶひぃぃぃぃぃぃ!!(歓喜)
人気のわらじとんかつ定食。味噌とソースの両方楽しめるのが良き。味噌汁を豚汁に変更し、大変ゴキゲンな昼飯となりました。
朋花様!!!ぶひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!

 その後同じエスカ内のなごみやへ。自分はスタンプ目当て、フォロワーさんはのり子の海苔目当てで寄りました。この時はまだ在庫がふんだんにあったんですよねえ。速攻で枯れたのを知ったのは、また別のお話。

のり子の眩しい笑顔が眼福ですな。

 さて、お次はいよいよ名古屋港水族館です。ここも前回のでらますでは行けなかった場所のひとつ。今回フォロワーさんに車を出していただいたおかげで来ることができました。本当に感謝しかありません。

いざ!参らん!
入口の時点で既にワクワク感たっぷり。
まずはイルカショーへ。13時の開演にちょうど間に合いました。
撮るのが下手くそなので良い画像があんまりないんですけど(笑)、実際に目の当たりにして初めてわかる迫力。堪能しました。
ベルーガという名の白イルカ。あんまりいいシャッターチャンスがなかったんですが、しっかりと目に焼き付けておきました。かわいかったですねえ。
響もかわいいねえ。
鰯の群れが圧巻でした。近くで見ると感想が「美味しそう」に変わっちゃいましたけど(笑)
こちらも美味しそう…お刺身食べたくなります(笑)
磯辺を再現したコーナーも。展示のひとつひとつに工夫が凝らしてあり、またボリュームも抜群。半日では足りないくらいでしたね。
ウミガメの雄大な姿に癒されましたねえ。動画をキャプチャしたので低画質ご容赦。
後ろ姿も良き…。
ウミガメの水槽、上のフロアから見下ろすこともできました。
ペンギンも良き…みんな思い思いの体勢でくつろいでいて幸せそう…こちらまで幸せな気分になります。
起き上がって毛繕い。これもまたかわいい。
クラゲのコーナーは幻想的で、これまた別次元の癒し要素抜群。
この世のものとは思えない、浮世離れ感がありましたね。
ポートブリッジを渡り、ポートビルへ。
ここにも響!かわよい!
最上階は展望台になっており、このようなカッコいい模型も飾られていました。
そしてここにも響。はぁ~美しいねえ。

 いや~見応え抜群でしたね。ここは1日いてもいいくらいの場所だなと感じました。時間の関係で流し見たところもいくつかありましたので。水族館がこんなに魅力的な場所とは思いませんでした。またの機会に、もっと時間をかけて見て回りたいなと思った次第。ありがとう名古屋港水族館!

 本日のでらます回りはこれまで。この後は大須で吞んだくれタイムなわけですが、その前にこちらへ。

 そう、昨年の10th Act2思い出の地、ポートメッセなごやです。車だと近いのでちょっと見て行きましょうということで寄った次第。
 色々と思い出されますねえ…。本当に素晴らしいライブでした。

この佇まいを見ただけで、当時の諸々がフラッシュバックして…幸せな気分になれます。

 この後はお酒が入るということで、車移動はここまで。サカエチカの駐車場に車を止め、めきょぱをちょっと覗いてみます。その後、フォロワーさんがテイクアウトのローストチキンを買っておきたいということで、栄ラシックの鳥開さんにもちょいとお邪魔をば。

こののり子さん、本日三度目。こんなんナンボ見てもかわいいですからね。
こちらも眼福。イカしてるねえ!
鳥開は別日に寄るつもりなので、今日は覗くだけ。

 そんなこんなでいよいよ大須です。でっかい提灯がお出迎え。ワクワクしますなあ。腹減ったし、何より喉が渇いた…体が酒を欲していますよ。

日も陰ってきて、提灯の赤が映えますな。

 一軒目は徳川ホルモンセンターへ。何と、徳川の名を冠した呑み屋があるとは思いもよりませんでしたよ。何より肉と酒と来れば、今の気分にドンピシャというもんです。

葵の御紋…と思いきや豚の鼻?
姫…お肉食べますよ…。
この一杯が沁みるなあ…!
いい面構えだ。
どんどん来やがりますよ。いやぁ楽しいねえ。

 肉を喰らい酒を呑む。これ以上ない幸せな時間を過ごせば、明日のライブも俄然楽しみになって来るというもの…そう思っていました。この時までは。

 いい気分で呑み、楽しく話しながら何気にスマホへ目をやったその時、Xのタイムラインに信じられない言葉が。それは11thライブ延期を知らせるものでした。
 思わず「え?ライブ延期?」と声を上げてしまったのは言うまでもありません。フォロワーさんとお互い顔を見合わせ、スマホを何度も見直し…そうこうしているうちに公式からメールが届きました。

衝撃の一報…目を疑いました…。

 どうやらこれはネタでもガセでも何でもなく、本当らしいと…やっとこさ状況を飲み込むことができました。ただ、理由が理由だけに「…これは、こればっかりはしゃーない!」と思い納得することはできました。今日一日の満足度が非常に高かったことも、納得する上での助けになったことは相違ありません。

 それに、何より一番辛いのは運営の皆さんや演者さんであるはずですから。その辺ではお互い意見は一致していましたね。

 そこからの切り替えは早かった。
 もうしゃーないんだから、この後も呑みを楽しもうと。せっかく目の前に旨い酒とアテがあるわけですし。切り替えた後は再びいい気分になり、いい意味で「いやぁ楽しいね、もうどうでも良くなっちゃったよw」ってな心境になれたので、ダメージは最小限に抑えられて良かったのかなと。持つべきものは同僚であり、呑み友達ですな。ありがたいことです。

 さて、もっと楽しくなっちゃおうとばかりに2軒目です。今度は打って変わって落ち着いた雰囲気の和食系。フォロワーさんが「サンマの刺身をどうしても食べたい!」ということで前もって予約しておいてくれました。

 結論から言いますとね…最高の店でしたよ。お通しがまず抜群なクオリティ。目当ての新サンマ刺身をはじめ、他の料理も間違いない旨さ。焼酎と会話が進む進む…最高の時間を過ごせました。

また良い店を見つけてしまった…。
お通しで延々と呑めそうなくらい…旨かったなあ。
バイ貝と煮物。どちらも丁度良い塩梅。
新サンマの刺身。脂が乗って非常に旨かった。

 さて、大満足で2軒目を後にし、最後は歩いて未来タワーまで行こうということでぼちぼち向かうことにします。その道中、ちょっとしたお目当てがありまして…。

 何とこの大須の地に尾張徳川家の矢場があったということで、跡地へ寄ってみることに。隣接している神社は三輪神社というそうです。もう閉まっていたのでちょっと拝んでその場を離れましたが、こんな所にも徳川ゆかりの地があったとは…さすが名古屋。探せばもっとこういう場所があるのかもしれませんね。

特に遺構などはありませんが、ここで間違いないようです。
矢と的が飾られておりましたのでね…姫と1枚。
なぜか各所に兎の置物が置かれてましてね。大変かわよい。瑞希と一緒にパシャリ。かわよいとかわよいが合わさり最強に見える。
お社はこじんまりとしていますが、なかなか立派です。

 歩いてるうちに酔いもすっかり覚め、未来タワーへ到着しました。噴水のそばに佇み、特に会話をすることもなくしばらく眺めていました。こうして落ち着いてみると、やはり胸に去来するものは色々とあるわけで…こういう時は言葉はいらんのですよね。

静かに佇む未来タワーが、そっと寄り添ってくれているようでした。

 最後はちょっとしんみりしましたが、大満足の一日を終えてホテルへ帰還です。

戦利品の数々を眺めながら、一日を思い返してみたり。

 さて、ライブが延期になりぽっかり空いた2日間をどうするか?10日は元々予定がありまして、9月遠征の名古屋最終日にお会いしたフォロワーさんにもう1人加わって常滑へ行く事になってました。ここにでらます回りを足せば、まあ楽しめそうかなと。
 問題は9日なわけですが…実は呑んだくれてる最中に「えらいことになりましたね」と上記フォロワーさんからメッセージが来てまして。合間を見て、私はこう返したんです。

 「今呑んだくれ中なので、明日のことはのちほどご相談させてくださいませ…。」
 「あるいは明日関ヶ原行きます?」

 そう…9月にお会いした時に「ライブ当日に関ヶ原は無理ですよねw」と笑い合ったあの話。あそこで終わった話が、思わぬ形で復活したわけです。「全然いいですよー!」とのお返事を頂戴し、消えたフラグが復活即回収と相成りました。何が起こるかわからんもんですね。翌日が俄然楽しみになってきたところで…就寝&爆睡です。

2-3.【11.9】でらますDay2+α~担当を愛で、神君家康公へ祈りを捧げ…そして再び関ヶ原へ

 さあ、新たな朝がやって参りました。ここからは想定外の2日間。しかしながら代替の予定も決まり、むしろ心躍っております。前向きに切り替えるって本当に大事だなと、改めて思う次第。

みんな、今日も楽しもうね。

 大浴場からのコメダ。もうすっかり定番の流れです。サイドメニューにホイップクリームを加えようと考えた人、ホント神だと思います。

これが名古屋遠征での日常になりつつあります。

 関ヶ原へはお昼に待ち合わせて出発という手はずなので、午前中は単独行動です。まずはマンガ展へ。お目当てはもちろん千早の各種グッズです。物販と飲食、どっちつかずになるのが一番良くないので…ここは物販一択で。

開店1時間くらい前に到着。こんなんナンボ早くてもいいですからね。
はぁ〜みんなかわよいねえ。
こちらも眼福。
千早を接写。このイラスト、ホント素敵。
まだお時間ありますのでね…しばし待機。

 そうこうしているうちに待機列が形成され、無事物販列一番乗り。待機中にAct1以来のフォロワーさんと再会&ご挨拶するひと幕も。お目当てのものを無事購入でき、ひと安心。この後も列は途切れず、グッズもどんどん枯れていったそうで…朝イチ突撃、大正解でした。

スタンプも無事押印完了。
戦利品確認。いやぁたまらんねえ。
コンベンションビューロー内には、今回でらます担当でないアイドルちゃんたちのパネルも。こういうの、嬉しいですねえ。瑞希もちゃんといました。

 さてさて、集合時間まではまだまだ余裕たっぷり…ということで、この時間を利用して訪れたい所があったんですよね。

 その名も名古屋東照宮。出発前に旅程をあれこれ考えてる時に、ふとGoogleマップに表示されまして…これは行っておきたい!となった次第。名古屋にもあるんですね、東照宮。まあ尾張徳川家のお膝元だし、あっても不思議はないんですけど。

でらますスポットの科学館や美術館もそう遠くありません。

 栄からも程近いので、割とサクッと到着。

上野東照宮のようなきらびやかさはありませんが、これはこれで渋い佇まいですな。
葵の御紋が割とカラフル。
御朱印も無事ゲット。贅沢に見開き2ページ、これは嬉しい。

 本当はライブ前にここを訪れて、成功祈願をしようと思っていたんですよね。延期となった今、それは11thリバーン開催祈願に変わりました。いつかきっと、いや必ず開催してくれると信じてますよ。東照宮でお願いしたってことは、神君家康公のご加護があるってことです。こんなん実現するに決まってますよね。

 お参りを終えたら丁度良いお時間。名駅で待ち合わせ、フォロワーさんの車で一路関ヶ原へ。9月に行けなかった関ヶ原ウォーランドへ馳せ参じます。

合戦記念館とはまた違った趣きの、それでいて立派な面構え。
色鮮やかな番傘がお出迎え。別世界へ引き込まれるようです。
番傘エリアを抜けるとこじんまりした資料館がありました。手作り感漂う資料ですが、非常に見応えあり。
徳川美術館でも見た合戦図屏風。レプリカがあちこちに出回ってるんでしょうかね。やはり井伊の赤い旗印は目立ちますね。カッコいい…。

 番傘を抜け、資料館を堪能した後は…いよいよ合戦場再現エリアへ。この日ご一緒したフォロワーさんは、ご家族で訪れた事があるそうで…人形たちの微妙な作り(笑)も含めて、話に聞いていて楽しみにしていたんですよね。いよいよ念願が叶います。

まずは南宮山の毛利勢がお出迎え。
合戦中、テコでも動かなかった吉川広家。勝敗に影響を与えた武将の一人と言えましょう。
お次は徳川の陣へ。本多忠勝の札と、わざとらしい甲冑がなかったら誰かわかりませんな(笑)。でもこれはこれでツッコミどころがあって楽しいもんです。
黒田長政。ん?あなた徳川の陣にいましたっけ?
討ち取った首を検分する家康公。首の生々しさは、結構いい感じに再現されてましたね。
ん?ここにも黒田長政?どうなってるんですかねえ(笑)
島左近って、もっと勇敢に戦ってたイメージなんですけどねえ。あと彼だけなんか日焼けしすぎじゃないですかね…なんて思うのも、また楽しからずや。
石田三成陣地。一応ここは笹尾山ということで。
笹尾山と決戦地の解説もあり、戦の経過を知る助けになります。
三成の出馬要請をも突っぱね、独自路線を貫いた島津義弘。最後は家康陣地に向かって正面突破を試みたのは有名な話。
1万7千の兵を率いて西軍主力を誇った宇喜多秀家。
もはやこれまでと自刃する大谷吉継。あれ?頭巾かぶってませんねえ。
合戦のキャスティングボードを握った小早川秀秋。
人はあんまりいなかったんですが、無数の人形がいるおかげで、常に誰かいるような感覚に囚われます。こういう場所って稀有だなと。

 お気付きかと思いますが…。この武将人形の数々、あんまり似せる気ないんじゃないかと思うほど似てないんですよね。実はこの人形たち、良く見るとそれぞれに制作した人の名前が書かれた札がかかっているんですね。どうやらボランティア的な?人達がひとつひとつ手作りしたらしいことがうかがえます。そこんところを踏まえると、素人感たっぷりの風貌に何とも言えない味わいが感じられるから不思議です。

 別に似てなくたっていいじゃないか。ここには関ヶ原のロマンが、己の義を貫き通し戦った者たちへの畏敬の念が、愛が限りなく詰まっている。そう思うと、誰も真似できない唯一無二の強烈な個性を放っている場所であるようにさえ思えるのです。

 そんな余韻に浸りながら観覧を終えて外へ出ると、何やら良い眺めが眼前に広がっています。なんかの池?なんでしょうね。

何とも落ち着く良い眺め。
池寺池という、ちょっと変わった名前。竜神様がおわす所らしい。
小さなお社があったので、お参りもしておきました。

 ウォーランド、楽しかったなあ…。想像以上に魅力的な場所でした。これだけでも充分来たかいはあるんですが、せっかくだしこれでは終われませんよね。お次はウォーランドから一番近い、石田三成陣地へ。急な山道をおじさん2人ヒイコラ言いながら登って行きます。

苦労して登った先には…相変わらずの良い眺め。

 続いて決戦地へ。ここも相変わらずですね。いつ来ても静かです。季節が移り変わったせいか、若干の寂しさも感じられ…それがまた良いなと。

 いつ来ても 兵共が 夢の跡
 その静けさに 秋風や吹く

 うーんちょっとイマイチですかね。なんか一句詠みたくなりましてね。お目汚しご容赦をば(笑)

いつ来ても心が落ち着きますね。好きな場所です。

 至近の笹尾山交流館も再訪しました。ここも落ち着く空間です。

土曜日にしてはあまり人もおらず、のどかです。
甲冑展示はいつ見ても眼福です。黒田長政のインパクトたるや。
福島正則も負けてません。
大谷吉継の頭巾姿。これ好きなんですよね。
こんなカッコいい絵があったんですな。前回は気付かなかった…。

 さて、どんどん参りましょう。続いては合戦記念館…の前にこちらへ。ほど近いこちらに寄らない手はありません。松平忠吉・井伊直政陣跡です。ここも好きな場所なので、もう一度来たかったんです。

やっぱり姫と1枚撮りたくなっちゃいますね。
隣の首塚で御霊に祈りを捧げます。

 そして首塚から少し歩けば、家康最後陣地。桃配山の最初陣地はやはり遠いので、今回の陣地巡りはここで締めとなります。しばし佇み、合戦記念館へ。

姫…戻ってきましたよ。
ロビーの展示が様変わりしていましたね。関ヶ原現地へ参陣しなかった武将の甲冑が展示されていました。まずは伊達政宗、上杉景勝への押さえとして役目を果たしました。
続いて真田昌幸。第二次上田合戦で秀忠を長期間足止めし、最終的には退けました。しかしながら西軍が敗れたため、流罪の憂き目に。名うての戦上手も、世の流れには逆らえませんでした。
そして黒田官兵衛(如水)。加藤清正と共に九州で暴れ回り、あわよくば天下も視野に入れていたとか、いなかったとか。しかし関ヶ原の決着があまりにも早すぎたため、夢は幻と消えました。

 今回は時間的にタイミングが良かったため、合戦を映像で体験できるシアター上映を観ることができました。上映時間が合わなかったり、定員がいっぱいだったりでなかなか観ることができなかったんですが、運が良かったですね。大迫力の映像、臨場感、そして没入感。すべてが素晴らしかった。大満足…。

 展示の方はガラッと様変わりして特別展が催されていました。例によって展示室内は撮影禁止の為、せめて看板だけでも。想像を超えて見応え抜群、こちらも大満足でした。

これ、シンプルでカッコいいですねえ。
展望台から先程訪れた笹尾山を望む。

 今回も関ヶ原は満足の行く景色を見せてくれました。来年もまた訪れたいなと。少なくとも、関ヶ原の日には必ず訪れるつもりです。

 一日動き回って程良く疲れてきた頃合い。そろそろ名古屋へ戻って晩飯でも所望しようかなという感じです。余韻に浸りつつ、名駅へ向かいます。

動くミリシタ応援広告、無事拝むことができました。
そしてビックカメラへ。この姫のご尊顔だけは、拝し奉らずにはいられない。
アイマスショップとは別フロアで、シャニマスのグッズ販売も。
腹もペコちゃんということで、9月に立ち寄ったエスカの「よし川」へ。ビールが沁みる…。
唐揚げ定食がまた旨かった。味噌汁じゃなくきしめんってのがまたポイント高い。旨すぎてご飯おかわりしちゃいました。

 晩飯食って落ち着いたら、疲れがどっと出てきますねえ…。やはり寄る年波のせいか、そうそう無理はできん模様です。今宵は腹をしっかり満たしたところでお開き。心地良い疲れを感じつつ、ホテルへ帰還し就寝です。

関ヶ原での戦利品。陣地の御朱印なんてのがあるんですね。当日でなくても、行ったことがあって現地の写真を提示できれば購入可能でした。
スタンプもだんだん形になってきたかな?

2-4.【11.10】でらますDay3~猫と焼物に囲まれた後、市内へ…名古屋とミリオンライブを存分に浴びる

 一夜明けてこの日は、前日の2名+夜行バス日帰りでいらっしゃるフォロワーさんも含めて3人での行動です。夜行バス日帰りなんて大変だろうなと容易に想像できるわけで…できるだけ、でらますスポットをたくさん回っていただこうと思う次第。

 コメダはまさかの行列だったため、名駅エスカまで移動し別の店でモーニングです。まあこういうこともありますな。

待ち合わせのお時間まで、腹ごしらえしつつ待機。

 さあ今日最初の目的地は常滑です。今日も午前中までは車移動。ホントお世話になります…。感謝しかありませんね。

陶磁器会館のパネル。風花さん…かわいいね。
名刺を貼らせてもらいました。

 お買い物はサブレとアクキー、それから良さげな徳利とお猪口があったのでつい買っちゃいました。それぞれ展示してある限りの一点ものだそうで。リーズナブルなお値段でしたけど、そう聞くと特別感ありますね。お写真はのちほど、ホテルへ帰還してから。

少し歩いて常滑駅の案内所にも風花さん、そして招き猫。どちらも眼福ですなあ。
常滑名物?のとこにゃんともパシャリ。

 趣きある路地裏なんかもしばし散策し、お次は…あの場所へ。
 そう、ライブが開催される予定だったAichiSkyExpoです。

同僚Pの皆さんがちらほらと集まっていますね。やはり少しでも現地を味わいたいのでしょう。
これは現実なんだなと、改めて実感します。
せっかくなので、ウチの子たち&のぼりも含めて1枚。

 静かに佇む人あり、仲間内で控え目に騒いでせめて何かを発散させようとする人たちあり、それぞれが楽しみつつも今回の事に折り合いを付けようとしている様子を目の当たりにしました。思う事が胸に去来しても、切り替えて前向きに楽しもうとする姿は美しい。前日のエスカでも、矢場とんや鳥開、若鯱屋に並び、少しでもでらますを楽しもうとするPたちが多くいました。こういうのが大事なんだなと。そういう思いは11thリバーンできっと成就することでしょう。その時になったら、自分もたぶん色々な思いがないまぜになった涙を流すのだろうな…と漠然と思ってみたりします。

 そんな事をしみじみ思いつつ…名古屋市内へ戻ります。次は香源さんです。再訪なので特に買うものはないかな…と思いきや、なんとシンデレラの蘭子ちゃんがいるではありませんか!一昨日は家康公のお香に夢中で全然気付きませんでした…。まだまだ修行が足りませんな。

 ともあれ、でらますシンデレラへ行けなかった身としてはまさに僥倖。もちろんお香を買わせていただきましたよ。いやぁ良かった良かった。

その美しき佇まいを拝し奉り、まさに恐悦至極。闇に飲まれよ。…色々混ざってますが気にしません(笑)
2階に名刺も置かせてもらいました。

 この後は車移動から地下鉄へ切り替えます。ドニチエコきっぷ、初めて買いましたね。大変お安く便利なきっぷなんですが…いつもの癖でちょいちょいスマホを当てるドジをやらかしたのは言うまでもありません。習慣って恐ろしいですねえ…(遠い目)

このお値段で1日乗り放題はお得。間違えないで…ね。

 そうしてやって来たのは伏見駅。最寄りの名古屋市科学館と美術館へ向かいます。その前に珈琲処カラスさんで軽く昼飯をば。人気店だけあってお客さんぎっしり。店員さんも忙しそうなので、注文後はのんびり待ちます。

店内もメニューもレトロ感漂います。
アイスコーヒーにおつまみが付いてくるのは、やはり名古屋流なんですかね。
オーソドックスな焼きそば。こういういのでいいんだよ。

 腹ごしらえも済んだところで、まずは科学館へ向かいます。道中にはのり子さんののぼりが。通算4度目の遭遇です。まあかわいいので問題なしですね。

こんなんナンボ見てもいいですからね。

 時間が潤沢にあるわけではないので、科学館の展示は軽く流し見する程度にして、各所のお姫ちんに会って来ました。スタンプも抜かりなく。

おひめひめの共演。美しいですな。
ひめみやも尊きものよ…。
3人目のお姫ちんも無事会えました。
この球体がシンボルって感じですね。

 科学館、時間を取ってじっくり見れば絶対楽しいだろうなあと思えるスポットがちらほら。プラネタリウムも気になるし、またの機会に時間を取って訪れたいなと思うのでした。

 美術館も同じく観覧はせず、ロコにご挨拶とスタンプ押印のみ。ここは個人的に今回の旅程内で観覧してみたいなと思えたので、残り2日のいずれかで訪れようと決めました。

ロコズフレンドとのショットがベリーキュートですな。
ちびロコもかわいいね…。

 科学館と美術館の合間に別のフォロワーさんとの遭遇&名刺交換などをして、それぞれがでらますを楽しむ様子が微笑ましくもありつつ…お次は金山の名鉄観光さんへ。ここの姫パネルがね、もう最高でしたよ…。

そのかわいさもさることながら、アンバサダーのお仕事を一生懸命頑張っている様子が見て取れるしょっと。なんだか嬉しくなっちゃいますね。
ここでもスタンプ押印、抜かりなく。

 そうこうしているうちにぼちぼち日も陰って来ました。1日って意外と時間があるようでないんですよね。次の目的地ででらますスポットは最後かな…ということで、マンガ展へ。個人的にも前日は物販特化でカフェの中を見ることができなかったので、この再訪はありがたかったですね。

集合イラストがまた眼福…。
あー!たまらん!みんなかわいい!
特に千早が!かわいい!すき!(語彙力完全崩壊)

 改めて千早に脳を焼かれたところで(笑)、そろそろ晩餐のお時間。とりあえず名駅へ戻ります。

JR構内でこちらの広告も拝むことができました。

 ここでもう1人、フォロワーさんと合流して4人で吞もうということになったのですが、それまで若干のインターバルあり。1軒軽く吞んでいこうかとばかりに店を物色していたところ、油断して客引きに引っかかっちゃいまして…何とも微妙な1軒目になってしまったわけですが、詳細は書かない事にします。こういうのは振り返ってもしゃーないですからね。切り替えて次へ、というわけです。

 はい、ここからが本番。無事合流して4人で楽しく呑みましたよ。

居心地の良い空間。こういうのでいいんだよ。
これがお通しですってよ。最高じゃないですか。
色々と所望。アテもそうですけど、何よりお話が楽しかった。
そう言えば味噌串カツ、9月の遠征も含めて食べてなかったなと。

 総じてすこぶる楽しい呑みとなったわけですが…。ひとつ反省点。
 それは「ジェネレーションギャップはちゃんと把握しておいた方がいい」ということ。いい歳こいても…いやいい歳こいてるからこそ、ともすると忘れがちになっちゃうんですよね。今回は皆さんが優しくツッコミ入れてくれて笑い話になったので、それはそれで良しということで。次からちゃんと気を付けよう。同世代って意外に少ないから。

 そんな反省点もありつつ、いい気分で解散。日帰りフォロワーさんも限られた時間の中で楽しんでいただけたようで…良かったなと。お帰り道中お気を付けて。

 そしてホテルへ帰還。戦利品を眺めて悦に入ります。常滑で買った徳利とお猪口、なかなかシブいです。これで酒を呑むのが楽しみだ…。

サブレの包み紙も眼福。

 さて、旅程はまだまだ続きますよ。あと丸2日ありますからね。夜更かししてる場合じゃありませんよ。しっかり寝て、疲れを取りましょう。

2-5.【11.11】でらますDay4~スタンプコンプへの道、熱田神宮を経て完遂の後…最高の晩餐へ

 一夜明けて、良き目覚めです。ここから2日間は気ままな単独行動です。大浴場で整えて…いざ出発。

千早と瑞希たちはお留守番してもらうことに。
コメダでは珍しくホイップクリームを外してみました。卵多めってのもいいですね。

 スタンプもだいぶ押してきましたのでね…この日はコンプリートを目指すプログラムです。まずは昨日に続き、金山再訪です。

観光案内所へ。
ちび百合子とちびロコがお出迎え。その間に鎮座する姫。かわいすぎる!

 無事スタンプを押し、お次は妙香園本店さんへ。ここも前回は行けなかったスポットなんですよね。満を持しての来訪です。

このカード絵がもうドンピシャですよね。
無事スタンプを押し、御朱印帳へ大事にしまいます。
どあら茶も買っちゃいますよね。だって売ってるんだもの(笑)
密かに楽しみにしていたお抹茶のサービス。ゆったりとした時間を過ごせました。妙香園さんのおもてなし、やはり素晴らしいです。

 昨年のでらますでも、サカエチカ店で良くしていただいて、妙香園さんは本当に素晴らしいなと感銘を受けたわけですが…今回もご多分に漏れず。期待以上のおもてなしに大満足でした。

 この後は金山からさらに足を伸ばし、名鉄で神宮前へ。9月にできたばかりのあつたnagAyaへ。ここの大久手山本屋さんでスタンプを押させてもらいます。

完成してまだ2ヶ月ほど。平日でしたけど、お昼時というのもあって盛況でした。
スタンプ押印に加え、真美とのこんなショットも。山本屋さんは翌日別店舗へ訪れる予定のため、ここはスタンプ&お写真のみで。

 さて、この時点で残るスタンプは矢場とんショップ、青柳総本家、未来タワーの3ヵ所となりました。終わりが見えてきたので、余裕があれば寄ってみたかった熱田神宮へ行ってみることにします。

神々しいお社…平日だけど人は多めです。
菊の御紋が存在感たっぷり。
御朱印も無事頂戴しました。思ったよりシンプル。だがそれが良い。
ある意味徳川ゆかりの地とも言えます。
まあ言うて尾張徳川家のお膝元ですしね。
お昼はこちらも行ってみたいと思っていた宮きしめん。非常に旨かったし、ちょうど良かった。
カラスには遭遇しませんでした。セーフ。

 さて、熱田神宮で心の洗濯もしたことですし、残りのスタンプ集めに勤しむとしましょう。まずは矢場とんショップへ。8日の大須へ行く道中で場所は把握していたので、すんなり到着。

ぶひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
真ん中の子、どこかで聞いた姫っぽい声がするなあ…(すっとぼけ)
ふりふりお衣装の朋花様、眼福ですぶひぃぃぃぃぃぃ!
スタンプ押しつつ、サンドイッチを買いました。
ホテルへ一時帰還し、開封の義。宮きしめん食べてから少し時間が経って、いい感じに小腹が減ってましたので、美味しくいただけましたよ。

 矢場とんのサンドイッチを食べつつ、ホテルでしばし休息。スタンプも残すところあと2ヵ所。心穏やかに、のんびりと参りましょうかね。

 というワケで、ぼちぼち名駅へ。青柳総本家さんへ向かいます。

メインヒロインの笑顔が眩しい。いかにもアイドルっていうアイドルだ…。
もちろんカエルまんじゅうを所望。イラストがね…マジでかわいい。
スタンプも押印完了し黄色は完成。残るはピンク、あとひとつ!

 さあ、スタンプラリーもあと1ヵ所です。なんだか名残惜しい気もしますが…そんな気持ちを胸に未来タワーへ。
 
 この日は11月11日。そう、我らが聖母であらせられる天空橋朋花様の生誕祭でございます。ライトアップも朋花様仕様。鮮やかな蒼が輝き、見る者に祝福を与えてくれるかのようです。そんな祝福の塔へ…いざ参ります。

せっかくなので姫と共にパシャリ。
タイムラインを見た某フォロワーさんからご連絡いただき、ご挨拶&短い間ですがおしゃべりなど。夜景の撮影スポットも教えていただきました。ありがたいですねえ。
展望台へ行く前に、最後のスタンプ押印。これでコンプリート!
夜の展望台は最小限の照明で幻想的な雰囲気。
歩もいつもより大人っぽく見えますね。ちょっとドキッとしちゃいます。
中からも鮮やかな蒼を堪能できます。
カウンターに腰掛け、姫とともにしばし外を眺めつつ…ゆったりとした時を過ごします。
こちらのパネルも眼福。これもうデートじゃないですか…!
展望台を充分堪能し、エレベーター乗り換え地点の3階へ戻ってきました。タイミングよくモニターにちび歩が。かわいいね。
裏から見た電光サイネージ。ここでもタイミングよくかわいいちび歩が。
ミリオンライブのロゴも裏からパシャリ。表から撮ると真っ白になって何書いてあるかわからなくなっちゃうんですよね。
教えていただいたフォトスポット。なるほどこれは絶景だ。

 さて、未来タワーと夜景を充分楽しんだし、スタンプもコンプリートした。あと足りないのは…そう、旨い酒と飯でございますよ。

 ということで、錦へやって参りました。目指すは若鯱屋。名駅エスカだと酒はビールしかないんですが、こちらはそれなりに種類があるという調べはついております。しかも深夜2時まで開いているらしい。錦は夜の店も多いし、その辺の需要も見込んでいるんでしょうね。

 などと思いつつ入店。かわよい杏奈ちゃんがお出迎えしてくれます。

その顔はね…ワイに効くんですわ。14歳がしていい顔じゃねえのよ(大歓喜)
カウンターにも杏奈ちゃん。かわええのう。
おつまみメニューも豊富。楽しめそうだ。
まずはおビールから。はぁ~うめえ。
まずはきゅうりでゆるゆると。
唐揚げとネギチャーシュー。ビール専用おつまみと言っても良い。
土手煮がめちゃくちゃ旨かった。うどんのトッピングとしてもオススメって書いてあったけど、言うだけの事はある。酒は麦焼酎をチョイス。こりゃあいい塩梅だ。
締めはもちろんカレーうどん。麺少なめにしたのに、鶏天と温玉をトッピングしちゃったので量的にはプラマイゼロ(笑)。でも旨かった。看板を張るだけのことはありますな。

 錦の若鯱屋、素晴らしかったですね…掛け値なしに。こんなに酒吞みを満足させてくれる店だとは思わなかった。いい意味で裏切られましたよ。こういう裏切りは大歓迎ですね。次に名古屋へ来る時の楽しみが、また増えたなという思いです。まさに最高の晩餐でした。

 そしていい気分でホテルへ帰還。コンプリートしたスタンプ台紙と熱田神宮の御朱印を眺めつつ、一日をマターリ振り返ります。

ピンクの台紙…よく見ると上下反対なんですよね。初っ端のなごみやで間違えた自分を過去に戻って注意してやりたい(笑)。でもまあ、これもまた良い思い出ですかね。

 今回の遠征出発前は「まあさすがにスタンプコンプリートは無理だろうなあ」と思ってたんですが、割と余裕を持ってコンプリートできたなと。11thライブ延期のおかげで時間に余裕ができたという、不幸中の幸いもあったからこそかな…とも思います。繰り返しになりますが、やはり前向きに切り替えて今を楽しむというのが大事だなと。

 さて、残る1日はでらます以外のスポットを中心に名古屋を最後まで楽しもうと思います。あんな所やこんな所への訪問を楽しみに…就寝です。

2-6.【11.12】でらますDay5+α~名古屋城、市役所、県庁にて名古屋の歴史を浴びる…そして美と向き合う哲学的なひとときへ

 さて、泣いても笑っても名古屋遠征最終日です。翌日の帰還日が残っていますが、丸1日名古屋を浴びることのできる日はこの日が最後。心置きなく東京へ帰ることができるよう、楽しんで参りましょう。

前日に続いて、この日も姫と2人でお出かけです。
そしてコメダへ。ホイップクリーム復活。やはり旨い。

 最初の目的地は名古屋城。ホテルからそう遠くありませんので、徒歩で向かいます。朝の清々しい空気が我が身を包み、心も踊ります。

早く着きすぎたので、一旦待機。
お時間になり開門。相変わらず立派な天守閣です。これが見られるだけでも嬉しい。
姫…お城ですよ。

 9月の遠征時は人の多さもあって断念した本丸御殿観覧ですが、今回はほぼ一番乗りでしたのでね。行かない理由を探す方が無理ってなもんです。さてさて、絢爛豪華な内装に身を包まれに参りましょう。

復元とは言いますが、その再現ぶりは素晴らしく…まさに圧巻。
襖の上の彫刻や天井の装飾、どれを取っても素晴らしい。息を吞むとはまさにこのこと。
段々言葉を失ってくる…すごいしか頭に浮かばなくなるんですな。
至近で彫刻を見ることができるポイント。カラフルだけど、安っぽさが全然ない。神々しささえ感じます。
かと思えば、こうしたシンプルなお部屋があったりする。ニクいですな。
照明もお部屋を邪魔せず丁度良い塩梅。
昨年以来の本丸御殿、心ゆくまで堪能しました。

 さて、まだ終わりませんよ。お次は西の丸御蔵城宝館へ。またぞろ展示内容が変わっているようですのでね…。楽しみです。

いざ、参りますよ。
今回も眼福な展示が多そうだ。…ほ?まつり…?
天下泰平、良い言葉ですな。いつまでもそんな世の中でありますように。
当時の名古屋全図。眺めてるだけでワクワクしますな。
こういう解説、助かります。
昔は東照宮祭と呼ばれてたそうで。ここで土曜日の東照宮訪問が生きてきますな。
カラフルな山車の絵図。絵柄に明治を感じる。
こちらは行列。というか、こんなに綺麗に残っているもんなんですね。
御神宝…心して拝見するか。
ずっしり重そう。物理的な重さだけでなく。
矢を入れる入れ物らしい。凝ってるなあ。葵の御紋が眩しい。
長持?かな?随分年季が入っている…て当たり前か(笑)。赤い葵の御紋が鮮やか。
山車の模型。結構精巧ですね。芸が細かい。
本丸御殿が歴代天皇の離宮だったってのは意外に初耳。そりゃああれだけ豪華絢爛ならお使いになりたくもなろうというもの。
城宝館を後にし、御城印を購入。すっかり御朱印集めがクセになりつつあります。

 大満足で名古屋城を後にし、ぼちぼちお昼ご飯。今回は鳥開さんにまだ一度も行ってませんからね。ここらで寄ってみましょう。近場の金シャチ横丁にありますしね。 

美希がお出迎え。かわいいね。
相変わらず最高の面構え。メンチカツも付いてきました。こちらもたまらん。
追加で唐揚げも食べたくなりましてね。これも間違いない旨さ。

 やはり鳥開さんの親子丼は旨い。最高でした…。
 さてお次の目的地は…こちらもずっと行ってみたかった場所、名古屋市役所と愛知県庁へ。レトロな内装とは聞いてますが…どんなもんか、楽しみです。

外見がもう素敵。
玄関見ただけでわかります。ここは素晴らしい場所だと。
案内板のフォント、太い柱、アーチ状の装飾、全てが調和していますな。
こういう階段、もう滅多にお目にかかれませんよ。後世に絶対残すべき文化財ですね。
休憩室がまた良いですね。案内のフォントも含めて。
こんなん戦前からある案内板に決まってますやん。こういうの大好きなんですよ!
渡り廊下も素晴らしい。というか素晴らしくないところがない。
こういう何気ない一角がね。そして案内板。もう最高。
そりゃ姫も一緒に撮りたくなりますよ。
続いて愛知県庁へ。こちらは一部工事中で、ちと残念なお姿。仕方ないですね。
この時点でもうすごい。重厚な作り。圧倒的。
この辺から素晴らしいのは市役所と同じですな。
無駄に広いエレベーターホールがまた良き。
この光の差し方がまた趣きありますな。そして案内板のフォント。戦後のものではあるんでしょうけど、充分我が心をくすぐってくれます。
食堂は一般の立ち入りも可ということで、混まないうちにアイスコーヒーを所望し、しばしマターリ。
内側からの眺めも良き。建物全体の重厚さが良くわかります。この後お昼時のピークに差し掛かって人が増えて来たので、席を空けて退館しました。

 名古屋城、名古屋市役所、そして愛知県庁。江戸から戦前、戦後までの建築を午前中で概観するという贅沢なひとときを過ごせました。この3つのスポットがこれだけ至近距離に集まってるなんて、素晴らしいですよね。名古屋には観光できる場所がないとか、そんな事を言うのはどこの誰なんでしょうねえ?

 そんな事はありませんよ!こんなに魅力的な一角が、こうして存在しているわけですよ。徳川園や徳川美術館もある。最新のスポットでなくても、充分楽しめる魅力的な街、それが名古屋だと私は思いますね。まあ異論は大いに認めますけど(笑)。感性は人それぞれなので、押しつけはできませんしね。

 さて、この後はいったん宿へ帰って一服しようかな…と。
 でもね、なんか忘れてるんだよなあ。なんだっけなあ…。と歩きながらしばし思案しましたよ。そして思い出しました。

 そうだ!大久手山本屋だよ!味噌煮込みうどん食べたいんだよ!

 さっき親子丼食ったばかりのような気もしましたが、そこは現時点の胃袋と相談すれば済むこと。うんうん、なになに?行ける?わかった、ヨシ!

 んで、やって来ました。大久手山本屋桜通大津店。ホテル至近、コメダの隣、最強の立地ですよ。ここに店出すって決めた人にノーベル平和賞あげたい気分です。

亜美!かわいいよ!
店内奥の亜美も眼福。
そしてご対面。贅沢に海老天付けちゃいました。

 結論から申し上げますと、当然のことながら旨かったですね。ていうか味噌煮込みうどんが好きなんですな、個人的に。腹具合も全く問題なし。いい気分で一旦ホテルへ帰還です。

 しばし小休止の後、いよいよ今回の旅程最後のでらますスポット、名古屋市美術館へ再訪です。展示室内は撮影禁止でしたので、せめて外観だけでも。

姫…美を堪能しましょうね。
観覧を終えてロビーでちょっと休憩。浮世離れした世界に浸り、楽しいひとときを過ごしました。

 こういう時の感想って、一番難しいですよね。作者の意図だとか、表現に込められた意味を完全に理解できるわけではありませんからね。
 ただひたすら、自分がこれまでの人生で得たものを携えて、感じ受け止めるしかないのだなと。そんな事を思いながら作品の数々を眺めていると、これはある種の哲学的な営みとも言えるではないか?とさえ思えてくるのでした。

〜〜〜〜〜

 「私の世界」の中に突如現れた作品たち。彼らは自ら語ることはない。「私の世界」の中にあるものを総動員し、その余白も含めて何かしら感じ取るしかないのだろう。それはまるで深い霧の中に身を置くような営みでもある。一方でそんな事象は日頃なかなか体験し得ない。今回の名古屋遠征で、私はあらゆる非日常を体験してきた。しかし、ここでの体験はそれらのどれとも違う。これはこれで、全く別次元の「非日常」と言えるだろう。そんな事に気付いて以降、この場所にいる事が俄然楽しくなった。相変わらず作品たちは語りかけてこない。さっぱりわからない作品もある。それでも私は、その「わからなさ」の中に何かを感じている。身を委ねている。その一瞬一瞬が、なぜか楽しいのだ。言語化できないこの営み、これもある意味、私にとって究極的に哲学的な営みと言えるのではないか?という気にさえなる。言語化したらこぼれ落ちてしまいそうな繊細な感覚。これぞ究極の「語り得ぬもの」と言える…かもしれない。

〜〜〜〜〜

 はい、すいません。哲学的スイッチ、入っちゃいました。読み飛ばしていただいて一向に構いませんからね。こういうのは本当に人それぞれですから。

 一言だけ端的に言うなら…「満足した」ということになるでしょうか。こういう空間に身を置ける機会って、社会に出てから限りなくゼロに近いですから。ある意味幸せな空間、時間でした。

 そんな浮世離れした場所を後にして、一旦ホテルへ帰還。この遠征最後の呑みへ出かけます。選んだ店は、もちろんエスカの「よし川」。ここを選んでおけば間違いない事を私は学びましたよ。

ビールが沁みる…。
お通しのこんにゃく。そして本日のお惣菜(切り干し大根)を所望。
やはり土手煮は外せません。
鶏もも塩焼き。これも旨かった。

 このまま締めへ行きたいところでしたが、もう一軒、寄っておきたい店があるので…締めはそちらで。

エスカ内の矢場とん、鳥開、若鯱家が密集するエリアも平日だからか落ち着いてますね。

 そのお店へ行く前に…始まりの地、名鉄観光サービス名駅地下支店へ寄ります。姫のパネルにご挨拶し、心の中で感謝の気持ちを伝えようかなと。

前回以上にお世話になりました。もう感謝しかありません。
姫…姫だよ。今回もありがとうね。

 そして寄りたかった店とは、コンパルです。今回の旅程で一度も行く機会がなかったので…。やっぱりここのエビフライサンドを食べんことには、東京へ帰れんのですよ。

 案の定、間違いない旨さでした。これでもう悔いはありません。ホテルへ帰って、APかっしーさんの生配信をゆっくり視聴し、でらますの思い出に浸りつつ夜は更けていくのでした。

やはりここのエビカツサンドは旨い。ソースが違うんですかねえ。エビもプリプリだし。
ホテルへ帰ってクールダウンしながら配信視聴。

2-7.【11.13】後日譚~余韻に浸りつつ、日常へ

 楽しい最終日が終わり、夜が明けました。身支度をして、東京へ帰る準備をします。

これ、一度やってみたかったんですよね。かわいいねえ。
荷造りバッチリ。

 準備を整えたところで一旦外出。ラストコメダモーニングです。これも名残惜しいなあ…。

やはり生クリームは神。

 コメダ珈琲にも、本当にお世話になりましたね。東京にも店舗はあるし、行く機会もあるんだけど…名古屋のコメダはやっぱり特別です。ありがとうコメダ珈琲、またお世話になりますよ。

片付けもバッチリ。
アパホテルも、ありがとう。

 エスカレーターのない久屋大通駅の階段、えっちらおっちらとキャリーケースを運びつつ降り…桜通線で名駅へ。名古屋を離れる時が近づいて来ます。寂しいなあ…。

金時計のドアラ先生は既にクリスマスの装い。かわいいねえ。
新幹線ホームへ。いよいよ東京へ帰ります。

 さようなら名古屋。ありがとう名古屋。ありがとう関ヶ原。ありがとうでらます。ありがとうミリオンライブ。
 なあに、しばしの別れだ。また帰って来よう。

また、みんなで来よう。絶対に。

 新幹線に乗ったらあっという間ですよね。余韻に浸ってボーっとしていたら、いつの間にか東京に着いてました。

ただいま東京。ただいま日常。帰って来たよ。

 サクッと帰宅し即荷解き。こういうのはスピードが肝心です。自分が無精者だということを嫌と言うほどわかってますので(笑)、こいつを放っておくといつまでもやらなくなって部屋が阿鼻叫喚になります。なのですぐやります。途中でやめない、終わるまでやり切ります。

 よし終わった。自分良くやった。そして改めて戦利品を確認します。旅の思い出を振り返りながら…。

当分おやつには困りませんな。
ペーパークラフト、もったいなくてまだ作れてません(笑)
やっぱり千早は顔が良い。さすが我が担当。
お香や酒器など。

 確認と取り急ぎの整理が終わったら、早速家康公のお香を焚いてみます。うん、これはお寺の香りだ(笑)。でも好きですね、こういうの。部屋が文化財にでもなったみたいだ(錯覚)。

家康公のお香を焚けば、そこはもう徳川ゆかりの地。
続いて桃子のお香を。ホットケーキの香りですが、基本的にお香なので、ちょっと煙たくなってきました。

 部屋でお香を焚くって初めてでしたが、割といいものですね。ただし一本までにした方が良い。部屋が煙たくなって、喉がガラガラになります。でらますでお香を買った方、くれぐれもお気を付けて。

 さて、長かったふたつの旅行記も、これにて締めです。我ながら良く書いたなあ…。随分時間がかかりましたが、年内に書き上げる事ができて良かったです。

 そして、行った旅行先全てが、行く前よりもっと好きになりましたね。特に名古屋は「心のふるさと」という感覚がより加速しました。

 また、11月のでらますでは昨年と比べてフォロワーさんたちと行動することが格段に増えました。基本一人旅が好きなんですが、気の置けない仲間との旅もまた、楽しいものでした。かかわった全てのフォロワーさん(車を出してくださったお二方は特に)、本当にありがとうございました!またどこかでお会いしましょう。そしてミリオンライブやアイドルちゃんの話で盛り上がりたいですね。

 この旅行記を書き上げたことで、自分の物書き魂(?)に火が付いた…かもしれません。直近のシンデレラ熊本コラボや、夏のシャニマス外房コラボなど、備忘録としても書いておけたら良いなと。シャニアニの感想も書きませんとね。

 …というわけで、また何かしらの記事でお目にかかれたら幸いです。

<終>







いいなと思ったら応援しよう!