チャンスがあるなら積極的に掴むべき!
先日、京都に行った。
その時に考えたことのお話。
電車の中での女子学生のぼやき
平等院を見に行って、伏見稲荷を参拝。
伏見稲荷神社から京都駅まで、確か10分弱ぐらい。
京都は外国人観光客が多く、特に伏見稲荷は外国人8割の印象。
もちろん電車の中も外国人だらけ。
私たちの近くには3人の中学生か高校生と思われる女子学生がいた。
1人の女の子が、「あ〜、英語話したい!」と結構大きめな声で言う。
電車の中の10分弱で3回も。
私も彼も、「話したいなら話しかければいいのに」と思ってしまった。
メキシコに10年住んでいた私は、外国人と話すのに抵抗がない。英語は話せないけど、何とかなると思っている。だから困っている人がいれば話しかけて、ジェスチャーでも何でも使えるものは全部使って案内する。
でも、それができない人も多いみたい。
ちょっと微笑みかけて、「どこから来たの?」とか、「どこに行ってきたの?」とか聞くのはそれほど大変なことではない。
日本人に話しかけるよりも、簡単にできる。私は日本人にも話しかけるけど。
一度話しかけてみたら、次からは簡単にできるんだけど、その勇気を持つのは意外に難しいようだ。
メキシコでの話
今はずいぶん減ってきたと思うが、私がメキシコに行った2003年には、よく声をかけられた。
バスの中でオロオロしていると、降りたい駅を運転手さんに伝えてくれたり、どこから来たの?なんて何度も聞かれた。
赤ちゃんがいたら、お母さんに話しかけることなんか日常のことだし、バスや電車で隣に座った人と、天気の話や食べ物の話をするのも日常だった。
バスを降りる時は、おじいちゃんが先に降りて、女性に手を差し伸べるのも普通。ジェントルマン精神も根付いている。
最近はそういうことをする若者は減ってきたかもしれないけど、それでも他人との関わりが簡単にできる国だった。
そんな環境にいたせいか、知らない人と世間話をするのはそんなに苦ではない。(初対面の人に挨拶をするのは苦手)
道行く学生達に「おめでとう」って言ったら止められた話
日本に帰ってきて、同僚と道を歩いていた時、卒業式が終わった学生の集団とすれ違った。私の普通の感覚で「おめでとう!」と言ったら、同僚に非難された。
「日本ではそんなことをしたら、不審者と思われますよ!」
おめでとうと言うのがなぜ不審者に繋がるのか。お祝いを言うと不審者と思われるのか?
ちょっと寂しい気持ちになった。
こんな感じだから、日本では人に話しかけるのがちょっと難しいと感じた。
外国人日本語教師の日本語上達方法
私の知り合いの外国人日本語教師の方は、自分の国で日本人を見たら、何か手伝えることはないかと声をかけていたそうだ。
声をかけられた方からしたら、ちょっと怖いかもしれない。本人もそう言っていた。でも、そこが唯一の生きた日本語を話す機会だったから、やめなかったと言っていた。
そして最終的に、日本の大学院を卒業し、日本で日本語教師として活躍している。
やっぱり話すことは語学学習上達の第一歩だ。
まとめ
ダラダラ綴ってきたが、私が言いたいことは、もっと積極的に行ってもいいんじゃないかってこと。もちろん人の迷惑になるような声掛けはダメ。
外国語が話したいなら、積極的に話しかければいい。
それが語学学習の上達の第一歩だと思う。
「英語話した〜い。」って周りに聞こえるような声で言って、誰かに話しかけられるのを待っているだけじゃダメ。自分から積極的に行動することが大切だ。