To me をはじめようと思う 1.服への憧れ
みなさん初めまして。
「To me」というブランドをはじめようとしています、アラヤこころです。
この度、自分の好きな執筆者の人が沢山いるnoteに、
To meがはじまるまでの事を書いてみようとおもいます。
To meでは、私の描いたオリジナルテキスタイルを使ったファッションアイテムの販売を予定しています。
はじめに少し自己紹介を。
私は京都在住でフリーのイラストレーターと時々グラフィックデザインのお仕事をさせて頂いているアラヤこころと申します。
何故オリジナルテキスタイルのブランドを始めようかと思ったのかきっかけを書こうと思います。
事のはじまりは、23年前。小学生の頃。
まんが雑誌「りぼん」に連載されていた「ご近所物語」の主人公美果子ちゃんが、ファッションデザイナーになるというストーリーだったのですが(大人になった今読み返してもめちゃめちゃ面白い)、
あまりのおしゃれさに泡を吹き「服を作るのって素敵」という種が私の中に植え付けられたように思います。
そして中学生の頃、ヴィジュル系バンドにはまった私は「ゴス」という概念や「ロリータ」という服の系統を知りました。
その可愛らしさときたら!
自分は似合わないけれども憧れはどんどんと膨らみました。
その後、ミシンが沢山ある高校に進学し(※被服科ではなかった)
服でも何でもミシンで作ってしまう友人と出会い
「私も作れるのかもしれない」
と思い、本を読んで服を作ったり、服をリメイクしたり、自分の祖母に型紙の起こし方を教えて貰ったり、被服の授業を選択したり、私服の学校だったので作った服で登校したりしていました。
「Zipper」・「装苑」・「中原淳一」さん・「内藤ルネ」さん・「宇野亞喜良」さん…様々なものと出会い、
その頃ロリータ服が大好きなお姉さんと、一緒に服を買いに出かけたり服を貸してもらったり、友達と古着屋で買い物をしたり装う楽しみを知りました。
卒業年度には、友人や後輩と一緒に文化祭でファッションショーをしてみたり、服って素敵で楽しいなあと思っていたのですが
私が進学したのはファッションデザインではなくグラフィックデザインの学校でした。
何故かといえば、イラストレーションやグラフィックデザインで美しいもの・楽しいものを作れば世の中が綺麗になったり楽しくなったりするんのでは?それって、とっても楽しい!という事を高校在学中に思ったのと
「服を作るのって…大変!」と思った事。
(しかも自分の好きな服は、レースをつけたりタックを入れたりという工程が大いにある)
考えることと作ることには大きな溝があって、一筋縄ではいかないぞ、と気がついたのです。
もちろんそれは、イラストレーションやグラフィックデザインも、全く同じなのですが。
そうして、私の中の「服を作るのって素敵」という種は一旦休眠する事となります。
つづく
皆さんからのサポートは、 新商品の開発やサンプル作り、時々お茶代に使わせて頂きます。