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便利さは退化のはじまり

今更ながら「AI」は凄いな!って思いました。

私はYouTubeを観るのが大好きで、最近AIのコンテンツ動画が多く配信され、気にはなっていたのですが「sir」「Alexa」などの音声アシスタント的要素の類なんだろうなと高を括っていたのです。

AIを意識したきっかけは確定申告時に国税庁HPで「チャットボット(ふたば)」でやり取りした時でした。コールセンター並みの適格な応対で、こちらの質問にも素早く答えてくれるレスポンスの良さ。質問内容から推測して次に質問してくる内容を選択肢として複数提示してくれるなど至れり尽くせり。

これは凄い!!AIを駆使して私なりの活かし方はあるのだろうか?と考え始めました。

AIで一番初めに思い浮かんだのが「Chat GPT」でした。パソコン経由で公式サイトからアカウント登録し、とりあえず「無料版」で始めてみました。

「Message ChatGPT」と薄文字の場所に「プロンプト」と呼ばれる指示や質問を入力すれば即座に答えが返ってきます。

試しに

「私は24歳の新卒で男性会社員です。先日、うっかりして会社の備品であるノートパソコンを床に落として壊してしまいました。パソコンの大事な顧客データもバックアップもしていなかったので失ってしまいました。ノートパソコンの購入は去年で1台当たり30万円と高額らしいです。上司に報告後、始末書を書け!と命令されました。どのような文面で書いたらよい?新入社員という言葉も文面に入れてください」

と入力してみました。瞬時に出た答えは

【始末書】

日付: [始末書を書く日付]

件名: ノートパソコンの誤操作による損傷に関する報告及び謝罪

拝啓 [上司の名前] 殿

新入社員の[あなたの名前]と申します。この度、誠に遺憾な出来事がございましたことをお知らせいたします。先日、私の不注意により、会社の備品であるノートパソコンを床に落としてしまい、その結果、パソコンが壊れてしまいました。このことにより、大変心苦しい気持ちでいっぱいです。

また、私は大切な顧客データやその他の情報をバックアップすることを怠っており、その結果、失ったデータの回復が不可能であることを深く反省しております。このことで、会社に多大な損害をもたらしたことをお詫び申し上げます。

ノートパソコンの購入価格が高額であることを承知しており、この件に関する責任を全面的に受け入れます。今後、このような事態が二度と発生しないよう、慎重かつ注意深く行動することをお約束いたします。

最後に、このような過ちを犯したことに対し、深くお詫び申し上げます。貴殿におかれましては、この件についてのご指導、ご助言を賜りますようお願い申し上げます。

敬具、

[あなたの名前]

むぅ!なるほど!これは凄いな!自筆で書くときは少々アレンジして提出すれば良いだけ。思いつくプロンプトを入力し、その答えに納得できなければプロンプトの文字を付け加えたり削除したりしてAIに自分の気持ちを学習させればよいのか。

「Chat GPT」は自然言語処理のAIですが、他にも画像生成、音声合成、自動運転、医療AIなど様々なジャンルのAIがあるみたいです。これらのAIを組み合わせて商用目的でお金を稼ぐ方もいらっしゃるようですね。(全然悪い事ではないですよ)
使う側にとってはかなりのメリットになりますね。

私の使い方としては不動会社に勤めたいので営業トークスキルを上げる為に営業のロープレプロンプトで学ぶことですかね。

一方、デメリットもあると思います。

それは「人間の思考力を奪う」ということ。

方向音痴の私は車のカーナビがない時代、地図を開いては左右にクルクル廻して目的地まで右往左往したものです。そのおかげで間違えながら走った場所や目的地はよく覚えていました。今ではカーナビに頼りきりで道を覚えるプロセスも思考停止状態です。

数年前にバスの自動運転化に向けて駅前や幹線道路を一般車と混じって走行実験が行われていて、運転士がいない車内は数人の研究者がパソコンを見ながら横並びで、うつむき加減に作業をしているのに、交通法規を順守して走行している自動運転バスには驚きと同時に事故を起こしたら誰が責任を負うのかな?と不安を感じました。法整備が整えば運転からの解放により運転士が不要になりますよね。

高校時代は携帯電話は存在しておらず電話番号は暗記が必要でした。手帳に記入する程の交友関係はありませんでしたので、せいぜい10数件でしょうか。友人関係、親戚、学校など全て覚えていました。今ではスマートフォンにお任せで電話番号を覚えるというプロセスは無くなりました。便利になって技術は進歩したけれど人間は退化してませんか?(私だけかも!)

AIの進歩はあらゆるタスクを効率よくこなし人間社会でのポジションでは補助的な役割であり続ける分には大賛成です。(生意気言ってごめんなさい!)

あらゆる分野がアナログからデジタルへ移行しつつありますが「不便さを楽しむ」ことを忘れずに生きていきたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!







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とめきち
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