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自分の能力を過信する人は、時間想起の罠にはまる。

おはようございます。もうすぐ年越し、あと2日です。
僕は今年は実家へ帰ることにしているのですが、その準備中、思ったよりも作業がはかどらず、今日の計画が狂うのではないかと焦りを感じています。
というのも、少し予定を詰め込みすぎているから。
なので今日は、「自分の能力を過信する人は、時間想起の罠にはまる」というテーマで書いてみます。


自分の能力を過信する人って、僕以外にも実際結構いますよね。こんなことを言うと少し角が立ちそうですが、心理学的にも研究されているテーマなので、緩く見てもらえるとありがたいです。
「自分ならできる」と思うのは良いこと、行動に結び付ける自信をつけることは重要ですが、それが過信に繋がると、時間管理において大きな罠にはまることがあります。この罠を「時間想起の罠」と呼びます。

時間想起の罠とは

時間想起の罠とは、自分が思っているよりも時間がかかることを過小評価してしまう現象のことです。例えば、あるタスクを「1時間で終わるだろう」と思って始めると、実際には2時間かかってしまうことがよくあります。これが時間想起の罠です。

人間は、未来の自分を過大評価しがちです。つまり、「未来の自分ならもっと効率よくできる」と考えてしまいがちですが、実際にはそんなにうまくいかないことが多いです。これにより、予定が狂ったり、ストレスが増えたりします。そしてそれがうまくいかないことで自己否定に陥ってしまうなんてこともあるわけです。

人はイメージしたよりも倍の時間がかかる

次に、私たちは、何かをするのにどれくらい時間がかかるかを見積もるのが得意ではありません。実際には、多くの場合、イメージしたよりも倍の時間がかかることが多いです。

例えば、週末に部屋の掃除をするとき、「2時間くらいで終わるだろう」と思って始めたら、気づいたら4時間も経っていたなんて経験、ありませんか?これも時間想起の罠の一例です。私たちは、自分の能力や作業の効率を過大評価しがちです。その結果、実際にはもっと多くの時間が必要になります。

この現象は、心理学的には「計画錯誤」と呼ばれるものです。計画錯誤とは、自分の計画を過度に楽観的に見積もってしまうことです。

人は主観で自分の能力を見る

人は自分の能力を過大評価しがちですが、これは主観的な判断によるものです。私たちは、自分の経験や知識に基づいて能力を判断しますが、これは必ずしも正確ではありません。

例えば、新しいスキルを学ぶとき、自分の経験や知識から「これは簡単にできるだろう」と判断してしまうことがあります。しかし、実際にはそのスキルを完全に習得するにはもっと多くの時間と努力が必要です。このように、主観的な判断によって自分の能力を過信してしまうことが多いです。

心理学的には、自己評価バイアスという概念があります。これは、自分を過大評価する傾向のことです。このバイアスが、時間想起の罠に繋がる要因の一つです。

他人の計画は正確に判断できる

逆に人は他人の計画に対しては、比較的客観的に判断できることが多いです。自分の能力を過信してしまうことは少なく、現実的な見積もりができる場合が多いです。

例えば、友人が「このタスクを1時間で終える」と言った場合、自分ならどうするかを冷静に考え、その友人の能力や状況を考慮して判断することができます。これにより、友人の計画が現実的かどうかを評価することができるのです。

人に自分の計画を見てもらうのが良い

最後に、自分の計画に対して客観的な意見をもらうことは非常に重要です。自分では見落としがちな点や過大評価している部分を、他人の目で見てもらうことで修正することができます。

例えば、計画を立てる際、同僚や友人に意見を求めることで、より現実的で可能な計画を立てることができます。他人の意見を取り入れることで、時間想起の罠にはまるリスクを減らすことができるのです。

まとめ

以上、「自分の能力を過信する人は、時間想起の罠にはまる」というテーマについて書いてみました。自分の能力を過信することで、時間の見積もりが甘くなり、結果として予定が狂うことがよくあります。時間想起の罠や計画錯誤を理解し、現実的な見積もりをすることで、ストレスを減らし、効率よく作業を進めることができます。また、他人の意見を取り入れることも非常に有効です。
でも正直に言います。自分の計画を人に見てもらうのって、勇気が要りませんか?ダメ出しに弱い僕にとっては、今のところこれが大きなハードルになっています。
ただ、新しいビジネスを始める際には現実を見るのも重要。でもそれは諦めるということではない。実行可能な計画を作ることで、具体的に動くことができるからです。そして計画を人に見せたときに、一生懸命、一緒に成功へ導いてくれる仲間が見つかれば、それはそれでとても心強いですよね。
僕の来年のテーマとして「仲間探し」もあるので、このテーマは僕にとっても重要なものになると思います。

ここまで読んでもらってありがとうございます。
まだ帰省の準備中ですが、できれば今日の予定もクリアしたい。
作業の寄り道は………するんだろうな(笑)

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