宗教を巡る問題 2.オカルトマニア
前回は宗教の布教について書きましたが、今回はスピリチャルやその周辺について書いてみたいと思います。
前回も少し触れましたが、「人格向上セミナー」の類が世に溢れています。
一見、「あやしくなく」見えるセミナーが怪しかったりするので注意が必要なのですが、それとは別種のものでスピリチャル系のセミナーとかあったり
するのですが、これが結構、人気なんですね。
内容は荒唐無稽の馬鹿馬鹿しいもので、アニメの方が説得力があるのはないかというものも、多いです。
参加されている方は娯楽目的の方も多いのかもしれません。
もう少し毛色の変わったものだと、スピリチャル系の雑誌があります。
これは中二病を対象にしたような雑誌で、UFO、超古代史、方術など色々です。
超古代史でなくても、ネットで独自の歴史解釈を述べられ(所謂、トンデモ系です。)これが真実の歴史なんだと力説されている方々がいますが、
趣味が信念と化しているので、大変だなぁとも思います。
普通に仕事をしている社会人ならば、そんなものにうつつをぬかしている暇はないと思うので、そういう境遇なんでしょう。
話が脱線気味ですが、この手の趣味の中にオカルトというものがあります。
普通、オカルトというと、心霊、魔術とかで、怪談の動画を観たり、魔術の本を読んだりする人達のことを指すのですが、中には、それらの実践する人もいたりします。
私の知人にも密教マニアのような人がおり、孔雀明王の印だとか結んで見せてくれました。本来、こういうものは師匠の僧侶から伝を受けないといけないそうですが、書籍やネットで広まっているので、趣味娯楽でやっている人も多いみたいですね。
古神道の術というのも、同様に趣味娯楽でやっている人がいらっしゃいますが、どちらにしろ感心しませんね。
そもそも、オカルト趣味、オカルトマニアというのが不健全です。