退院してみて
退院して2日が過ぎました。
実家に戻ってきて、
病院生活より断然安静にできています。
なのに退屈しない。
なぜか。
病院生活と実家生活
どちらも絶対安静の条件は変わらないのですが、何が違うのか比較してまとめました。
①家族の気配
病院はコロナ感染拡大防止のために途中から家族も面会禁止になりました。
人とのコミュニケーションを奪われるストレスは私にとってはかなりの苦痛でした。
実家なら、常に家族の気配があります。
1人になりたければ部屋に行けばいい。
同じ空間に居ても家族だから気を使って話し続ける必要はない。
自分のタイミングで、1人になったり、人と同じ空間を共有できたり、選択肢がある素晴らしさを実感しました。
②外の空気の有無
病院は自由に開閉できる窓がありませんでした。
さらに途中からは私の病室があった4階から出られなくなったので、病院内のコンビニにも行けず、外の空気を全く吸えませんでした。
よくよく考えると、こんなに何日も外の空気に触れない生活なんて27年間でほぼ初めて。
外の空気の美味しさに気づきました。
③食事
私の場合、食事に特別制限はありません。
太り過ぎない程度に好きなものを食べていいのですが、、、
病院ではこちらの気分などお構いなしに決まった時間に、決められた物を出されます。
それが毎日。しかもかなりの薄味。
今日は何を食べようかな♪
とか考える楽しみがない。
カーテンを閉じた1人の空間で、
黙々と栄養を摂取するための時間。
さっきの外の空気もそうだけど、
安静とこれはさすがに関係ないでしょ。
せめて自分のタイミングで食べたい物食べさせてくれたらストレスはもっと抑えれたのに。と思いました。
④生活音の自由
病室ではもちろん電話ができません。
でも面会がなくなって、本当に知人に一切会えない生活はさすがに耐えれません。
なので、電話をするためにいちいち談話室まで移動。
でも体を長時間起こしておくのはあまり良くない。
家なら寝たきりの状態でいくらでも電話ができる。結果病院より動かずに済む。
テレビも携帯で見る動画もイヤホンを付けないと見れないし、できるだけ音を出さない生活も結構ストレスでした。
⑤消灯時間
病院の消灯時間は22時です。
世間はまだまだ活動中。
普段なら私は仕事中。
そんな時間に、強制的に電気を消されて、
本当に音を出せなくなり、
社会から隔離されてる感覚。
ここから寝付くまでが本当に長い。
(後半は睡眠導入剤をもらって無理やり寝てた)
実家に帰ってきて、
22時以降も誰かと話したければ話せて、
自分のタイミングで寝れる事がどんなに幸せか気づきました。
こんな感じで、
私の入院生活のストレスは、
絶対安静やコロナ対策とこれは関係ないでしょ!
って事がほとんど。
ここで何が言いたいのかというと、
病院の愚痴ではなくて、
選択肢がある事の素晴らしさ。
自分で決めれる事の素晴らしさ。
に気づいたこと。
そのおかげで、
自粛によるおウチ時間だって、ノンストレスで過ごせてるし、
日常の当たり前のありがたさに気づけて、
人間レベル上がった気がします。笑
この気持ちを忘れないために、
ここに文章として残しておきます。
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