40w2d 娘誕生
久しぶりの投稿です。
7月9日午前4:07
3014gの元気な女の子を出産いたしました。
切迫早産になった時は本当毎日毎日心配で、
1日でも長くお腹の中に居させなきゃ!
と思ってたけど、
予定日よりも3日も長くお腹にいてくれました!!!笑
臨月に入ってからは毎日体調に変化があり、
新しい兆候が出る度にネットで調べてましたが、本当に出産って十人十色。
経験者のお話が参考になるけどならないのが出産だなー。
と思いました。
なので、
その一つとして、私のパターンを記憶が新しいうちに記録しておこうと思います。
全部書くとかなり長くなるので、
今日は陣痛開始から出産までを書きます^ ^
陣痛は10分以内の感覚で定期的に来るようになったところからがスタートだそうです。
私の場合、臨月に入ってからは前駆陣痛があってました。
前駆陣痛は陣痛の練習みたいなもので、
痛さや、時間、間隔がバラバラなのが特徴だそうです。
その日も一日中前駆陣痛がありましたが、間隔はバラバラで14分間隔が続いたと思ったら数時間遠のいたり、、、って感じでした。
基本夜中から朝方に強くなって、日中おさまってー、、、って日が多かったので、
夜中1時頃に6、7分間隔の陣痛があってもまた朝になったら治まると思っていたのですが
産院では「初産婦さんは5分間隔になったら電話してもらうけど、松田さんは切迫早産だったからお産の進みが早いはずだからその少し前に電話してください。」と言われていました。
5分間隔になる少し前っていつ?
って思って1時間半ほど耐えていたのですが、
なかなかの痛みだったので、とりあえず産院に電話。
「あと1時間半くらい様子見てみて、間隔が変わらなかったり、短くなったりしたら連絡ください。」
って言われて1時間半耐えました。
痛いーー。
早く病院行きたいーー。
病院にまた電話。
5.6分間隔で痛みも増していることを説明。
「んー、電話で話してる感じまだまだ余裕そうですもんねー。一応来て見てみますかぁー?」
え?
そんな感じ?結構痛いけどなー。
と思いながら旦那を起こして病院へ。
「子宮口1〜2センチ開いてるけど、まだ余裕そうやし一回帰ろっか♪」
動いた方がお産が進むからと言われて一旦帰されました。
えーー。
帰るのしんどいー。
車の揺れがしんどいー。
なんで入院させてくれないのー。
って思いながら一旦帰宅。
そこからベッドに入ったけど、
痛みが明らかに増してる。
必死に深呼吸して落ち着かせる。
痛みの種類としては、
・腰が砕けそうな、生理痛が腰に来た時のような痛みがベースでずーっと。
・下痢の時のような腹痛。
・生理痛のかなり強い版の腹痛。
みたいな感じでした。
陣痛と陣痛の間はどうもない。って聞いてたけど、陣痛と陣痛の間も余裕で痛い。
私の場合余韻が残るタイプだったようです。
7時過ぎまで耐えたけど、
これ以上家にステイしてたら、移動が出来なくなる!と思ってもう一度病院へ連絡。
この時普通に話すことも出来なくなってきていたので、電話口でそれが伝わり、GOサインがでる。
朝8時頃病院に到着。
「子宮口4センチくらい開いてるし、陣痛も強くなってるね!割と早そう!入院しましょう!」
これで帰らされたら片道ももたない。とおもってたのでこの一言で一旦安心。
しかし、お昼になるにつれて、痛みの間隔が少し空いてくる。
10分ギリギリ切るくらいに。
「強さはしっかりあるけどねー。間隔がもう少し狭くならないと子宮口開かないねー。院内お散歩しよっか。部屋の中だけでもいいし、余裕があれば階段の登り降りとかしてみてー。」
うそやん。
もぉ陣痛始まって半日近く経ってる上に前日からほとんど寝てないのに運動するの??
でもお産長引く方がもっと無理。
とりあえず運動を始めました。
ワンフロア上の階にあがる。
途中で激痛。立ってられない。足ガクガク。
結局一回往復してギブ。
部屋の外に出るの怖くて部屋の中をグルグルお散歩に変更。
いい感じに間隔が狭くなってくる。
そろそろいいだろうと思い横になったらまた間隔が開く。。。
「横になってても3分間隔とかで来るようにならなきゃねー。昼間は陣痛治りやすいから、夕方まで体力温存でもいいかもねー。陣痛の間うとうとしててもいいよー。」
夕方まで耐えるの?
本当に恐怖。。
でも動いてもあまり効かないのであれば、体力温存したがよさげ。
てことで、とりあえず横に。
痛みはどんどん増していく。
最初は陣痛来たら深呼吸と、旦那が助産師さんの背中サスサスでなんとか耐えれてたのが、どれも効かなくなってくる。
楽な姿勢が一個もない。
そんなこんなで、結局日付は変わる。
夜勤の助産師さんの放置具合がすごい。
日勤の人はずっとそばに居てくれたのに、
ほとんど部屋にこない。
本当に痛みがやばい時にだけナースコールを押せば見に来るけど、陣痛何回か見たらまたどっか行く。
日勤の助産師さん帰ってきてぇーーー。。
1時過ぎ。
陣痛開始から24時間経った頃、
今までと明らかに違う感覚が。。
肛門を内側から強く押される感覚!
ナースコール!!
「なんかお尻押される感じです。」
「お。きたかな?」
やっと背中さすってくれる。
そこから数回の陣痛後、
パン!!!!
ザバーーーー。
温かい水が大量に出てきた。
破水した!!!!
「破水したね!多分こっから進むよー!」
言われた通り、ここからの痛みの強さと間隔が桁違い。
痛い、痛い、痛い、一瞬休憩、痛い、痛い、痛い、一瞬休憩、、、、
しかもさっきのお尻を押される感じとはまた別のなかなか押される感じ。
体が勝手にいきむ。
その度に中から何か出てきそう。
次こそ赤ちゃんが出てくるんだ!
と思って、陣痛の波が来たらとにかく踏ん張る。
今まで出したことない力で踏ん張る。
勝手に涙が出てくる。
それを続けること約2時間。
看護師さんの数が増える。
先生も登場。
やっと終わりが見えてきた。。
いきみだして、結構時間が経ってるからもぉ体力も限界。
陣痛の間は気絶。。
次の陣痛の痛みで目が覚める。
いきむ。
また気絶。。
この繰り返し。
どこまで進んでるのかわからない。。
頭まだなの???
またいきむ。
すこし何か出てきた感覚もあるけど、陣痛治ったら少し戻って行く気もする。
戻られたらもったいない!
と思って、体をちぎるつもりでいきむ。
一回の陣痛のうちにいきめる回数は約4回。
いきむ度に嘔吐。
けど下半身の方がしんどすぎて、吐くのはどうもない。汚いとか何も気にならない。
とくにラスト1時間は水を1リットルくらい飲んでたからよく出る。
(汚いのが苦手な方ごめんなさい。)
分娩中は赤ちゃん冷えたらいけないからクーラーを使えないらしくて、汗だくで喉の渇きがすごいんです。
4回のいきみチャンスにとにかく自分の全パワーを込める。
このパワーは普段ならどんなに頑張っても出せないパワーだと思う。
「頭出てきてるよー!」
頭の途中で陣痛おさまって一旦休憩。
この中途半端に頭がはまった状態での休憩がMAX痛い。
また次の波!!
全パワー注入!!
旦那の手を必死に掴む。
(後から聞いたら骨折られると思った。って言ってた。私普段の握力15キロ。本気で人の手をにぎっても、ふざけてんの?って聞かれるレベル。笑)
またすこし出てくるけど途中で陣痛おさまる。
これを数回繰り返す。
頭が出た!!!!
感覚的に自分でもわかった。
「ここからは力入れないでいいよー。勝手に出てくるから深呼吸してー。ふー。ふー。」
体に勝手に力が入るのを必死に落ち着ける。
ふー。ふー。ふー。
グルグル回って出てきてる感覚が。
陣痛治る。
次の陣痛来る!
ふー。ふー。ふー。
ドゥルン!と何か出た!!!
数秒後、元気な産声がーー!!!
何とも言えない感情が一気に溢れすぎて自分でもよくわからない。
嬉しい?すっきり?本当に終わったの?
数分は気持ちの整理はつかないけど、
よくテレビで見る
「はい!おめでとうございますー!」
「元気な女の子ですー!」
「4時7分ですー!」
とかを聞いているうちに徐々に理解しだした感じ。
そして旦那の顔をみたら、
普段は感動っていう感情持ってるのかな?って思う旦那がウルウルなってて、
そこで初めて
出産したんだー。って実感しました。
旦那は元々、分娩の瞬間は立ち会わない予定でした。
私もあまり見られたくなかったし、
旦那も見れない。
って言ってたのでお互い合意の上で分娩が始まったら旦那は退出するつもりでした。
でも退出のタイミングを見失い、
娘が出てくるところをしっかり見たそうです。笑
今後は男友達みんなに、絶対に立ち会いはするべき!って布教するそうです。笑
これで終わりと思いきや実は続きがある。
お産は胎盤が出るまでがお産。
勝手に出る人もいるそうなのですが、私の場合はまだ貼りついたままだったので、助産所さんが手を突っ込んで、剥がす。(胎盤は子宮の中に毛細血管でベッタリくっついている。)
これがまた痛い。
何回か繰り返したらまたドゥルン。
約700グラムの胎盤が出てきました。
その後は先生がお下を縫う。
これで私のお産は終了。
お産だけを書いたつもりがめちゃくちゃ長くなってしまいました。笑
他にも書きたい事がたくさんあるので、それはまた別の記事に書こうと想います。
最後に、出産してみた感想。
私は今までに少数の人しか経験できない事や、経験したいと思っても簡単にできない事をいくつか経験してきました。
(多分みんなもそういう経験あると思うけど。)
そういう人と違う経験をした時に、
大きく心を動かされ、
成長すると思っていました。
けど、割と経験者が多い出産と言う経験は、
これまでの人生の中でダントツで私の心を1番動かし、成長させてくれた出来事になりました。
こんなに身近に心を大きく揺さぶる出来事があった事に衝撃を受けました。
それと同時にこの衝撃を超える経験をできるように頑張ろうと思えました。