【ハーモニカ仁義】2年ぶりのNAMMショーの巻【仲村哲也】
本来なら毎年1月にLAで開催されるはずのナムショー(NAMM/世界最大規模の楽器見本市)が、例の流行り風邪で、およそ2年ぶりの開催となりました。
2022年6月3日(金)から、5日(日)までの3日間です。
例年開催期間中は、遊びの客でゴッタ返すのですが、今回の会場は通常よりも縮小され、主に業界人と少数の招待ミュージシャンが殆どで、本来の見本市に戻った様に思います。
私個人的にはとても良かったです。
人混みの騒音もなく、皆さん商談も各自のブースでスムースに行えている様に感じました。
私はリーオスカーハーモニカ(by TOMBO)のブースで、デモ演奏の依頼を受けアテンドしておりました。
しかしながら、メインは当主のリー・オスカー(Lee Oskar)さんです。
いやー、、流石ッ、ショー初日の朝オープン時からご自身でデモ演奏を始められましたッ。
2年ぶりという事もあり、気合い入っています。
ソレはすぐに人だかりになり、アピール度200%です。
リーさんは現在74歳になられましたが、とっても精力みなぎる演奏でバリバリ見せつけられました。
私もリーさんの演奏合間に交代でヤラさせて頂いておりましたが、そのうち一緒にデュオやったりして、殆ど一日中デモ演奏三昧でした。
ジミー・ジーさん(Jimmy Z/Rod Stewart, Tom Petty, Eurythmics)もお立ち寄り下さり演奏されました。
ジミーさんはリーさんよりも前にトンボハーモニカと関わった演奏家で、皆、再会を喜びました。
私は翌日も、又その最終日も、リーさんと交代で演奏し続けました。
そして又デュオも。それは私にとって、楽しく大変貴重で有意義な3日間でした。
やはり、ズーッとその生涯をハーモニカ演奏にかけて来た巨匠達は、全く衰えていません。
スゴいですネ、私もその背中をズーッと追いかけて行く所存です。
(2022.7 ハーモニカライフ97号に掲載)