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【ハーモニカ仁義】毎年恒例ッ! 第33回 バトル・オブ・ブルーズ・ハーモニカショー【仲村哲也】

私が暮らすサウザンカリフォルニアで、サンクスギヴィング(感謝祭)の前夜、毎年開催される、バトル・オブ・ブルーズ・ハーモニカショー(第33回目)に出演しました。今回のオファーは、当地では異国人である私にとって、とっても光栄なことでした。お陰様で素晴らしいバンドメンバーにも恵まれ、とっても有意義な時間を過ごしました。

私のバンドメンバー 2000 Lbs of Blues  左から Junior Watson, Mike Arguello, Johnny Bazz, Ron Felton、私&Taryn Donath(Outside the frame)私のバンドメンバー 2000 Lbs of Blues 左から Junior Watson, Mike Arguello, Johnny Bazz, Ron Felton、私&Taryn Donath( Outside the frame)


しかしながら、他の名のあるハーモニカ奏者(写真参照)に加え、今回のメインアクトは、ナイトキャッツのリック・エスタリンさん(Rick Estrin&The Nightcats)です。

ショー当日のハーモニカ演奏者。左から  Eric Von Herzen, Rick Estrin, Jimmie Wood & Tex Nakamuraショー当日のハーモニカ演奏者。左から Eric Von Herzen, Rick Estrin, Jimmie Wood &私Tex Nakamura


私は1980年代初頭に東京渋谷のタワーレコードでCDを購入してからの大ファンで、渡米後も各地のブルーズフェスなどでご一緒出来る機会も沢山ありました。

やはり特筆すべきはハーモニカテクニックもさることながら、彼のステージプレゼンスと言いますか、エンターテイメント性がとっても素晴らしいことです。
ドラムのアクセントに腰を合わせて踊ったり、ハーモニカを口にくわえ、両手を上げて仁王立ちしながらの演奏は、故サニーボーイウィリアムソンIIの芸風を今日日最も完璧に継承されているのではないでしょうか。

手放しでハーモニカ演奏しながら仁王立ちするリックさん手放しでハーモニカ演奏しながら仁王立ちするリックさん

何よりブルーズハーモニカ演奏に対しての愛情を感じますッ♪
私も見習ってそう心がけたいですネッ♪

オーディエンス

(2022.1 ハーモニカライフ95号に掲載)

仲村哲也 (TEX NAKAMURA)
-Profile-

仲村哲也Newアー写

1980年代始めまで、自己のバンドでエレクトリック・ベースを担当していたが、1950年代のサウンドに取り憑かれ、アップライト・ベースに転向。
1983年に、FENから流れてきたJ ガイルズ・バンドの「ワーマージャマー」に衝撃を受けハモニカを手にする。
妹尾隆一郎氏に師事し基礎のテクニックを収得。その後は、「F.I.H.ハモニカコンテスト」入賞、アポロシアターのアマチュアナイト・チャンピオンシップに出演(日本人初)するなど、数年の間にトップクラスのハーピストとして活躍する。
以後国内でスタジオミュージシャンとして数多くの録音に参加。1992年渡米。
西海岸人気ファンクバンド「WAR」にリーオスカーの後釜として抜擢され、年間平均100本ワールドツアーに13年間参加。Tex NakamuraやWeeping Willow(咽び泣く柳)の名で、現在も米国ロサンゼルスを拠点に幅広い音楽性と美しい音色で活動中。

●オフィシャルWebサイト
http://blueslim.m78.com/nakamura_tetsuya.html