【コラム】リー・オスカー(Lee Oskar)【世界のハーモニカプレイヤー】
Lee Oskar、彼は世界はもちろん、日本においても最も有名な10穴(テンホール)ハーモニカプレイヤーの一人でしょう。
デンマークに生まれ、6歳でハーモニカを始め、1966年に渡米。
元アニマルズのエリック・バードンのバンド「WAR」の正式メンバーとして演奏から楽曲提供まで活躍しました。
1976年にソロアルバム「LeeOskar(約束の旅)」を発表。
アルバムに収録されている「The Promised Land (約束の地)」は、当時資生堂のコマーシャルに使用され、日本でもヒットしましたので、覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
彼が優先するのは、まず音楽です。
リーオスカーは言います。
「俺の音楽をやりたい! No.1よりオンリーワンが大切だ!」
ここで名高達郎、武田鉄矢主演の映画「マイ・ロード」の音楽をリーが担当した時のエピソードを一つ。
ラジオ局に、あるリスナーから手紙が届きました。
「私は何もかもが嫌になり自殺を考えていました。でもラジオから流れてきた曲を聴いていたら自然に涙があふれ、これからも頑張ろうと思えました」
そう、その流れてきた曲というのが、リーオスカーの「マイ・ロード」でした。
音楽を愛する彼のサウンドは、ジャンルにとらわれることがありません。
さわやかだったり、独特な哀愁を帯びていたり……
聴いた人の心に色々な感情を生んでくれる音楽ではないでしょうか
Navigator : Teruhisa Mano
(TOMBO Musical Instrument Co.,Ltd.)