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「遊んでいるだけ」で「コミュニケーション能力が鍛えられる」カードゲーム3選

どうも、高尾トンビです!

プロフィールにも書いていますが、僕は普段大学や専門学校で、思考力やコミュニケーション能力を鍛えるワークショップをやっています。

最近は、カードゲームやボードゲーム などの「アナログゲーム」を使うことが多いです。

今回は「遊んでいるだけ」でコミュニケーション能力を鍛えることができる素晴らしいカードゲームを3つ紹介します。

ちなみに、ワークショップにアナログゲームを使う理由は、別のnoteにまとめていますので、まだご覧になっていない方はそちらを先にご覧ください。

「遊んでいるだけ」で「コミュニケーション能力が鍛えられる」カードゲーム3選

1.ボブジテン

「ボブジテン」は、カタカナ語(外来語)を使わずに、単語の意味を説明するというカードゲームです。

要するに、「カタカナ語禁止!」っていうゲームです。

例えば「カード」「ゲーム」「ノート」「ユーチューブ」とか。

そういったカタカナ語を使わずにお題の単語を説明するゲームです。

このゲームの面白いところは、お題にばかり意識がいってしまい、説明している間に別の単語でカタカナ語を使ってしまう。

例えば、「カード」がお題だとして「長方形の札のようなもので、銀行でお金を下ろすときに使ったり、お店で利用した時に点数が貯まる」といった感じで説明します。」という説明をしようと考えているとします。

その場合、「銀行のATMで」とか「ポイントが貯まる」とかでカタカナ語を使ってしますことがよくあります。

このゲームは普段、自分が意識せずに使っている「カタカナ語」を意識することで、「自分が無意識に使っている言い回しや癖」を意識することができるようになります。

また、普段使っている言葉なのに、説明できないということを体験することによって「わかったつもりになっていた」ことを意識するようになります。

ボブジテンのプレイ動画

実際に芸人さんがプレイしている動画がありますので、気になる方は観てみてください。

2.ナインタイル

「ナインタイル」は、「9枚のタイルに書かれた図をお題通りに並べるだけ」というとてもシンプルなゲームです。

ただし、タイルの両面にはそれぞれ別の図が描かれていて、お題によっては使わないタイルもあるので、ただ並べるだけでは図が足りなくなってしまいます。

タイルをめくりながらいろいろ組み替えていく、そのスピードを競うゲームです。

2〜4名まで遊べるゲームで、対象年齢が6歳から遊べます。記憶力・判断力・瞬発力が鍛えられるということで「知育ゲーム」としても遊べます。

本来なら個人戦でスピードを競うゲームですが、僕のワークショップでは、まず個人でやらせて、その後に「ペアになって、片方の人にだけお題を見せお題を見ていない人に指示を出してタイルを揃える」という風にルールを変更して使っています。

ペアでやることによって「いかに早く」「シンプルで」「正確に」相手に情報を伝えたらいいのか?を体験することができます。

実際に、「早く」「シンプル」「正確」に情報を伝えられたチームはダントツでスピードが上がります。情報を相手に与えすぎると、混乱してスピードが遅くなるので、いかに「シンプルな方法で情報を伝えるか?」ということです。

ナインタイルのプレイ動画(正規の遊び方)

3.ヒットマンガ

「ヒットマンガ」は簡単にいうと、「文字が書かれていないかるた」です。

想像力と演技力、ノンバーバルコミュニケーションが鍛えられます。

「コミュニケーション能力を鍛える」というと、どうしても言葉を使ったコミュニケーション(バーバルコミュニケーション)が強調されがちですが、表情や態度、声質(トーン)などの言葉以外のコミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)も重要です。

ヒットマンガはそのノンバーバルコミュニケーションを鍛えることができるゲームです。

ヒットマンガのプレイ動画

有名YouTuberのフィッシャーズさんもプレイされていますね。

ちなみに、ノンバーバルコミュニケーションの重要性はマーケティングやプレゼンなどで有名な「メラビアンの法則」とセットで語られることが多いです。

メラビアンの法則

メラビアンの法則は、人は「言語情報」よりも、「視覚情報」「聴覚情報」を信用しやすいという形でだいぶ過大解釈されていて、「見た目が9割」みたいな形で紹介されることもあります。

本来は、「話す内容と話す人のトーンや表情に矛盾があった場合にどちらを信用するか?」という実験から「言語情報」だけでなく「視覚情報」「聴覚情報」も重要だということを導く法則です。

9割とまでは言えないまでも、「伝えたい内容をうまく伝えるには、言葉だけではたりないので、見た目や仕草、声のトーンにも気をつけましょう!」ということですね。

メラビアンの法則の解釈はさておき、人に何かを伝えるスキルを伸ばすためには、有益な本だと思います。(私も持っています!)

ワークショップのワークはオリジナルでやる必要はない

ワークショップのワークって結構準備が大変な割には、ゲーム性が低くてイマイチ盛り上がらないということが実は多いです。

一方、ゲーム性が高い面白いゲームをそのまま使ったり、ルールをアレンジして使うことでワークとして十分機能させることができます。

ゲームで遊んだあとに解説を加えて、学びのコンテンツに変えれば良いだけなので、ワークショップが運営しやすくなります。

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高尾トンビ
発信力を鍛えていきたいと思っています。いただいたサポートは本などのインプットに活用したいです。