「目的」としてのコミュニケーション
どうも、高尾トンビです!
今回のヘッダ画像は、「みんなのフォトギャラリー」から借りてきました。(ノラ猫ポチさん、ありがとうございます!)
コミュニケーションについて学んでいると、よく次のようなアドバイスをもらうことが多いと思います。「コミュニケーションとは、あくまで手段であって目的でない。だから自分が伝えたいことよりも、相手が知りたいことを優先すべきだ。」
僕もそれは、すごく大事なことだと思いますが、今回は、敢えて逆のことを書きたいと思います。
確かに、「相手に伝わらないと意味が無いタイプのコミュニケーションが多い」のは事実です。
その場合は、相手に伝えた後のことを想定しているから。
コミュニケーションを通じて、「相手になんらかの行動をして欲しい。」という目的があるので、その手段としてコミュニケーションをしている。
しかし、コミュニケーションはそれだけではなくて、「ただ、自分の話を聞いて欲しい。」「ただ、その人と会話がしたい。」というものもあります。
家族、親しい友人や大切な人たちと、「ただコミュニケーションを取りたい。」
それだけ。
こう言うと、「いやいや、あくまでそれはプライベートの場面でのコミュニケーションであって、やっぱりそれ以外の人とのコミュニケーションは手段で有るべきだ。」と反論されるかもしれません。
でも、それは本当でしょうか?
距離がすごく近い人達以外の人とのコミュニケーションにおいても、「ただ、話を聞いて欲しい」「ただコミュニケーションを取りたい」と思うことは、ダメなことなのでしょうか?
それは相手の時間をただ奪っているだけの「甘え」なのでしょうか?
ブロガーになりたくて
僕はnoteを始める前は、独自ドメインでブログを書いていました。
ブログを始めるあたって、やっぱり多くの人に読んで欲しくて、本や他の人のブログなどでSEO対策とかも学んで、ライティングも苦手ではありましたが、気合いを入れて学びました。
SEO対策のための有料講座も受講したことがあります。自分が学んだ事や考えていることをどうしても多くの人に伝えたかったから。
その中で「相手にメリットがある文章を書かないとダメ」「どこの誰かも分からない人のの文章なんて誰も読まない」「なんでも好きに書けば良いというわけではない。」「記事に統一感を出しなさい。」というような言葉に幾度となく触れました。
ブログは結局、記事を100本くらい書いて挫折しました。
書きたかった文章があったはずなのに
そのためにブログを始めたはずなのに
「人に読まれるためのキーワード探し」や「タイトル決め」の作業をしているうちに、書きたかったことが頭の中から抜けてしまう。
それが何度も続いて、そのうち文章を書くこと嫌になって、ブログを書くのをやめました。
ただ、単純に「根気がなかったから」とも取れるかもしれませんが、「テクニック」を学ぶことで「好きだったことが嫌いで苦痛なこと」になることの方が嫌でした。
noteを始めて気付いたこと
でも、そんな僕はnoteで文章を書くことを決めました。
やっぱり自分の中で、文章を書きたいという気持ちが強く残っていたんだと思います。
「noteなら純粋に文章を書くことを楽しめるんじゃないか?」
写真、イラスト、小説、音声、動画、そしてブログっぽい記事、これらが混在しているnoteだからこそ、好きなようにやれるのではないかと思いました。
実際にnoteを書いてみて思うことは、僕は「コミュニケーションそのものが好きなんだ。」ということです。
僕にとって、インターネットで文章を書くことは、「コミュニケーションを取ることそのものが目的」という側面も大きかった。
手段としてのコミュニケーションは、仕事ではすごく役に立ちますが、実はそこまで楽しくはない。手段だから。
一方で、noteは、書くことがただ楽しい。その上でいろんな人に読んでもらえると、より楽しい!
好きなように書いても良い!
僕のような人がいるのかどうかわかりませんが、文章なんて好きなように書いて良いんです。コミュニケーションは好きなように好きな方法で取って良いんです。
手段としてのコミュニケーションにこだわって、かえってコミュニケーションが苦手になるくらいなら、好きにしましょう。
そもそも、どんなにコミュニケーション能力が高かろうが「好き嫌い」があります。人間なんで。
好き嫌いは、テクニックだけでどうにもなるものでもありません。だったら、好きなようにやって、好きになってくれる人と楽しめば良い。
noteは好きなように楽しんでいる人が多いから「そんなの当たり前でしょ。」とツッコミをくらいそうですが、僕はそんな当たり前のことを見失っていました。
noteで「スキ」をつけるとき
よく考えたら、僕はnoteでは役に立つか立たないかよりも、その人が書きたいことを書いているコンテンツに「スキ」をつけていることが多いかも。
その人の感性とか価値観とか、本音や心の声、何気ない日常、伝えたいことが溢れ出ているコンテンツ。
今はまだ、いかにもブログっぽい記事が多いけど、それも続けつつ、今後はただ自分の書きたいことをつらつら書く機会も増やそうと思います。(ブログっぽい文章も割と好き。)
ということ、今回は好きに思うがままに書きました!
では、また!