千舌古着礼賛リスペクト新中野物語57 ♯せんべろ古着
11月4日 10時。
以前から気になっていた石の彫刻がある公園に仕事での通りがてら、立ち寄ってみた。
その彫刻は公園の中心に設置され、まわりの歩道は円を描き、何個かベンチがあって、背の高い樹木が連なっている。とてもシンボリックだった。
気持ち良く晴れて、快適な陽気で、ベンチには読書をしている老人がひとりいた。この人は心地よい場所を見つける能力が高いのだろうなと思いながら、次はぼくもここで読書しようと思った。
お金を払って美術館へ入館して作品を楽しむのもいいが、まちに開かれたパブリックアートをちゃんと鑑賞してみるのもちょっとマニアックな趣味のようで楽しい。多くの人が見過ごしてしまっている良いものを発見して楽しむ行為は、せんべろ古着の楽しみ方と似ている。
ちぃーぷえでぃたー:きのしたのとまと