透明少女　windy lady 山本耀司の女性像

山本耀司さんが『丘の上にある女性が立っていて、シガーを吸って遠くを眺めている。髪が風でなびく。最後に私、女辞めたと言う。そんな実在しないひとのためにデザインしていた』と何かのインタビューで仰っていた。

その言葉がとても印象深く、憶えている。

最近、テレビ番組でナンバーガールが透明少女を歌っていた。向井さんには透き通って見える赤い髪の少女、あらゆるところに現れるそんなあなたは透明少女。山下達郎さんは、『きみはぼくのwindy lady  』と歌う。

ひとそれぞれ理想の妄想レディがいると思う。妄想しながら、様々なひとにすれ違い、ときに透明少女、windy lady  を見た感覚になったりする。

安宅和人さんは、妄想力が大事だと言ってくれている。ひとに迷惑をかけない程度に妄想しながら現実と向き合っていこうと思う。

ピンぼけ写真は、妄想と現実の掛け合わせの表現に思える。

私は21歳の時windy lady に出会った 。タバコを吸うが、いつも知らぬ間に吸い終えている。いつもとらえられない感じだった。