千舌古着礼賛リスペクト新中野物語㊴ #せんべろ古着
長谷川昭雄氏の『普通の服、普通のスタイル』という概念を知ってから、私にとってのせんべろベーシック古着みたいなものに意識が向いている。
シャツは襟や袖が擦り減って破れそうなものを繕って着ることが多い。色味はブルー系が気持ち的に落ち着く。
パンツはちょっと前まではチノパンをよく履いていたが、周りの社員が勤務中ジーンズを履いていることに気づいてから最近は真似をしている。仕事着としては濃紺で色落ちの少ないクリーンなジーンズが好ましく、このブルーを見ると落ち着く。
コートも襟や袖が擦れているが、元の生地が張りのあるものなので、古着でもシルエットはきれいに出る。『とまと』と名乗っているので、一着くらい赤い服を持っていると安心する。
昨今、ヴィンテージ古着はアート作品のような扱いをされ、何百万円とか値が付いていたりする。興味深いが、横目で見て上記のような感じで、人目に付かないような古着にピントを合わせて、服を楽しんでいる。
それにしても、『せんべろ古着』と言い当てた新中野物語に改めて感心するし、どうしてこの概念が世に広まっていかないのか、不思議に思ったりもする。せんべろ古着という概念を解像度高く表現できるよう働きかけていきたい。
ちぃーぷえでぃたー:きのしたのとまと