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千舌古着礼賛リスペクト新中野物語㉖ #せんべろ古着

このジャケットはフランスで作られたみたいだ。
古着として購入したが、ふとこのジャケットはどれだけの移動を伴って、私の手元へ届いたのか想像してしまった。
フランスで作られ、日本に輸入され、前オーナーが購入し、着用して色々な場所へ行ったことだろう。そして、着なくなって神奈川から東京の外れの私の手元へ辿りついた(メルカリで服を買うとついつい発送状況をみて、どこから来るのか確認してしまう)。
流通のシステムは、常時機能していて、あらゆるものが動いている。どこに意図があって、どこに意図がないのか分からないが、こうやってフランスで作られたジャケットは今、私のところにある。

日用品買い物コーデ

①TRAVAUXのジャケット 780円
②ブルックスブラザーズのTシャツ 500円
③エドウィンのジーンズ 890円
④コールマンの保冷バッグ(買い物用)

とある雑誌でヨウジヤマモト氏は、『キャリアで1番誇れるものは何か?』という質問に対して、『インスピレーションやアイディアを掴み取る力』と答えていた。
インスピレーションやアイディアは常に降りてきているもので、ひとはそれにあまり気づかず見過ごしていると言っている。

生まれてきた時から、先人がつくりだしてきた環境、仕組み、文化、インフラ諸々の中を漂っているが、様々なヒントは手の届く範囲にあり、いつでも掴み取ることは出来るのかもしれない。そんなことを考えると、最近、興味深く注目してきた人であるナシさんとお話しできるチャンスをゲットしたことは、何かのヒントを掴みかけている途中なのかもしれない。


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