海苔が縁起物として贈答品に選ばれる理由を知っていましたか?
奈良時代の前から存在していた海苔は、今でも贈答品として贈られることが多いのですが、皆さんはその理由を知っていますか?
今でこそ、どこででも手に入れることのできる食材ですが、その昔は、「運草」と呼ばれていたほど、安定して獲れるものではなかったのです。
海苔の養殖技術が確立された江戸時代までは、海苔のライフスタイルは究明されておらず、漁師さんたちは勘で「この辺にあるはずだ」と毎冬、海に繰り出していたそうです。そのことから、海苔が獲れた年はラッキー、運がいい、となり、縁起物として贈答品に選ばれるようになっていったそうな。
その後、海苔のライフスタイルが、有明海にてイギリス人の女性研究者によって発見され、安定した生産体制ができるようになりました。
養殖技実が確立された現在でもそういった背景から海苔は贈答品として選ばれているのですね。
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