明治東亰への愛が止まらない①【トワキス感想】
※この記事は明治東亰恋伽トワヰライト・キスの感想記事です。この作品のみならず、同シリーズのネタバレを含みます。
森邸から音二郎さんまでの感想です。
トワキス、やりました。音二郎さんルートをちょろっとやってからPSP移植版をプレイしてた(別記事参照)ので、ほぼ完全初見です。
そのときにはOP飛ばしちゃってたんだけどトワキスのOPムービーめちゃくちゃ良い。見ただけでワクワクしちゃったし、スチル的にアニメに出てたジェーンはトワキスネタだったのかな。
時系列を確認したら原作→トワキス→フルムン→アニメでした。納得。
こちらも順番通りにやっていきます。
鴎外さん√
饅頭茶漬け、小豆洗い、糖度高め。(二重の意味で)
楽しかったです。よく言えばテンポが良い、悪く言えば無印に比べでボリュームが劣る、という感想。これは鴎外さんルートに限らず、という感じ。
人攫いの話から藤田さんと協力関係のような形になったり、饅頭茶漬けのために饅頭を買いに行ったら小豆が消えていて…っていうのがお話の大筋だったかと。
私が無印の感想記事で言っていた、森邸で暮らして藤田さんと働きたい、の二つが満たされてて嬉しかったです。明治の暮らしを満喫してる感がありました。鴎外さんはドタバタラブコメディ(糖度高め)。
あと今回は選択肢の差分が結構違いがあって、より乙女ゲームっぽさが増したように感じました。おまけにダミヘのコレクションも追加されてたし、選択肢によって見れるスチルとか。無印では選択した後の受け答えが大きく変わるってのはあんまりなかったけど、こちらは結構違いましたね。
差分で面白かったのは音二郎さんのスチルが出るところで、選択肢によって音二郎さんやら鏡花ちゃんが出てくるので笑ってしまいました。特に鏡花ちゃん。本当にチャーミング。本当に鴎外さんのこと好きなんだな…。
スチルが全体的に少ないのと、お話が短い(前作は1ヶ月間、今作は一つの事件について、という感じなのでしかたないのでしょうが。)ので差分に力を入れたのかなぁ、と。ボリュームは落ちたね。先生やってるとこ見れたの新鮮で面白かったな。かなりコメディ感強くて、饅頭茶漬けの存在感すごかったけど、浪川さんはどう思いながら演じたんだろう…笑
鴎外さんは昼エンドが好きでした。前述の通りわたしが鴎外さん√を楽しめた理由として、私の理想の明治ライフがそこにあったからというのが大きいです。なので昼エンドのドタバタ感が好き。最後のスチルも好き。
春草√
わたしは春草がわからない…わからないよ…
ほぼ春草じゃなくて、舌を入れるキスばかりするので春草がわからなくなった。
物語としては面白かったです。硯に取り憑かれて展覧会どうするか〜、と。鏡花ちゃんが出てきた時めちゃくちゃ頼もしかったし、森邸で饅頭茶漬け喜んで食べてるの見て爆笑した。ここで鏡花ちゃんの潔癖基準が少しわからなかったけど、鏡花ちゃん√でも芽衣ちゃんに触れるようになってるし、心の距離みたいなのも基準の一つなのかなぁ、なんて。神楽坂でバイキンでギャーギャー騒いでる印象が強すぎる…
けども、春草推しからしたらどんな感想を持ったんだろうと疑問に思ったルートでした。ほぼすずり君のターンみたいなところあるし、ディープキス本当好きだな…と。自分のプレイしてる感覚としては、主人公とキャラクターを覗き見してる感覚なのであんまりラブシーンちゃんと読まずに連打してしまうタイプなんですが、それでもベロチューの回数多くない…!?と思った。春草推しはこれで満足するのだろうか…、彼のどこに魅力を感じてるのかにもよるのかなぁ。私は彼のぶっきらぼうな感じに加えて儚さや守ってあげたくなるようなところが魅力だと思ってた人間なので…
大観がたくさん出てきたのも印象的でした。わたしがプレイしたPSPではモブだったけど、その後のハイカラでは修正されたのかな?ハイカラでもトワキスの話が購入できたって見かけたんだけどどうなんだろう、全く触れないままサ終したのでわからない。
でもエンドロール流れた後の話はよかった。夜エンド推します。昼エンド見てからの夜だったので硯に憑かれる前からフラフラ外に出ていた理由がわかってすっきりした。それに無印でのアフターの七夕のお話が繋がってて嬉しかった。風鈴に短冊付けてるの可愛いね。春草らしいなぁと思って終わり方は個人的に好みでした。もっと春草がいっぱい出てるのが見たかったな~~~!!!わがままかしら。
音二郎さん√
トワキスありがとう。本当にありがとう。
芽衣ちゃんが明治に残る不安が消えた。お話の流れとしてはハムレットを上演する準備を進めているなか、音二郎さんに入れ込む若旦那から帯が送られて、舞台で謎のポルターガイストが…、という感じでした。
私はかねてより音二郎さん大好き女。
ファーストインプレッションの時点でこの人好きそうとプレイして見事はまった中高生時代。そして7年の時を経てもなお好みのままで、むしろ恋愛経験を積んだことでさらに音二郎の深みにはまってしまったわけですけど…
めいこい無印の感想記事で述べていた、音二郎ルートでは二人がくっつかない方が幸せなのでは?というアレ、覚えていらっしゃいますでしょうか。(※「7年の時を経て再燃しためいこい神楽坂編」参照)
この考え方自体はチャーリー√をプレイしたのちにひっくり返り、チャーリーが消えることを考えたら明治に残ってほしいと考えを改めたものの、やっぱり音二郎√で明治に残ったときの芽衣ちゃんへの心配が大きかったんです。
だけどそれを吹っ飛ばしてくれたのがトワキスだった。本当ありがとう。明治に残っても心配いらない。音二郎BIG LOVE。
トワキスは無印のそれぞれの√の続きだと思ってるから、ここ知り合いなの?っていう部分はある、正直。作中に知り合いである描写があったりなかったり、音奴を知っている/音奴の正体を知っている、という部分の設定の詰めは甘い。鴎外さんと藤田さんは今回そこの描写があったから納得したけど、それでも他のキャラに関してはご都合主義に見えるところはあります。
それを考えても音二郎√よかった。恋愛描写や愛情表現が丁寧だなと思いました。キスとかハグとかそこらへんの描写。それに凌雲閣デートで芽衣ちゃんがスイカ食べる人形に興味持ってたシーン見て、浅草デート思い出した。あのデートを追体験しているような。無印のときの音二郎さんを彷彿させるようなシーンもありつつ、ちゃんと恋人関係に発展してるのがわかるシーンとでバランスが良いな~と。
春草のディープキスが印象的すぎたのがあったからかもしれない。すまん、でも私春草も好きだよ。めいこいみんな好きなので…。愛。
無印では唯一夜に致すことを匂わせる描写があるキャラなので、トワキスでは何回もキスされてそこらへんの描写も増えるのか?と思ってびくびくしてたけど良い意味で期待が裏切られました。
致すことを匂わせる描写もなかったわけじゃないけど、芽衣ちゃんのこと大事にしてるんだな、っていうのがわかる。それに音二郎さんが弱っているところも見えてこれは恋人ならではの瞬間だな、としみじみ…。
物語も非常に楽しんで読めました。若旦那が身請けしたがってた理由、小春さんが現れた理由、帯を身に着けて踊るシーンから終わりまでの流れがとてもよかった。藤田さんを相手にして正体がばれるわけですが、あそこの藤田さんとのやり取りも好きでした。今作の音二郎√で良い味出してくれたのは藤田さんかも。
小春さんと対峙する音二郎兄貴、かっけぇよ…。一通り終わった後に桜吹雪が舞うシーンが綺麗でな…。若旦那も藤田さんも音奴の正体を知ったわけだけど、それを言いふらすわけでもなく、うまく言えないけどとにかくよかった。
で。エンドなんですが。
初見でプレイしてて昼にいくかと思ったら最初に夜にいきました。夜エンドが来て身構えてたけど、すごく綺麗に終わってくれた。春草の発言が芽衣ちゃんの気をそらして音二郎さんの挨拶を見逃したり、画家モード発動したときは「おいこら春草てめえ」と怒りながら笑っちゃったね。
その後舞台が終わっていちゃつくシーンがあり、一座のメンバーに打ち上げにいきますよ、と声をかけられ、最後!!!最後の!!!!!!
ありがとうございました、とお辞儀して扉開ける描写!!!!
この締め方がとても好きでした。エンドロール流れるよ、これは。好き。
一方、昼エンドでは藤田さんの性格が垣間見えてよかった。ここの二人仲が悪いんだけど藤田さん√も見ている身としては音二郎さんが忌み嫌うだけの存在になってほしくなかったので、こちらの終わり方もよかった。私は夜エンドの方が好きだけど。
とにもかくにも、無印で感じていた不安を拭い去ってくれてとても救われたし、恋愛描写も期待してた以上に丁寧に感じた。兄貴的側面も見ることができつつ、恋人にしか見せない顔も見れて私はトワキスに感謝です。物語の流れも好きだった。おそらく自分はちゃんと物語を締めてくれるのが好きなんだろうな。どこかの記事でも書いた気がする。無印も鏡花ちゃんとチャーリーの√がとびぬけて好きなのはそこが大きいので…。
次の記事で鏡花ちゃん以降の感想もまとめようと思います。神楽坂組大好きマンなので楽しみ。どんな物の怪が出てくるかわくわく。
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