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サッカークラブが戦うもの

サッカークラブは毎月、保護者の方々から「月謝」という形でお金を頂戴している。
その額は決して安くはない。僕の感覚では平均1万円ちょっと。多いところでは1万5千円以上の月謝を頂いているところもあるらしい。

それは決して悪いことではないと思う。指導者も生活を成り立たせるために必要なことだし、より高いレベルでトレーニングを積むにはそれなりのお金が掛かってくる。

ただ、問題は「その金額に見合ったモノを提供できているのか」ということ。

例えば、アマゾンのプライムビデオは月額500円で映画やドラマ、バラエティー番組が見放題になる。
ディズニーリゾートは1日8,200円で遊び放題。最高の感動を味わえる。
国内の有名ホテルは一泊1万3千円で最高のおもてなしとリフレッシュが出来る。

果たしてサッカークラブはこれらのエンターテイメントに勝てるだけのコンテンツを用意出来ているのか。

我々、サッカークラブが戦うべき相手は「隣町のサッカークラブ」ではなく、世にあふれている「エンターテインメント」の数々なのではないだろうか。

サッカーをしている子どもたちや、その保護者の方々に最高の経験や感動を与えるために何が必要か。「サッカーをすること」が出来ない今だからこそ、新しい何かが生まれるかもしれない。

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