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自分の視点でしか仕事をしないトップ層(元公務員視点)(個人の感想)

今日はこのような記事を見つけました。

土木系公務員をしていた身として言わせてもらうと「はっきり言って頭がおかしい。」の一言につきます。

なぜかというと基本的に生活をする上で重要なビジネスは労働集約型にこだわる必要があるからです。

例えば、国土交通省では建設業従事者の高齢化や人手不足を問題視しており、ICT機械の活用などによる省人化や女性や外国人の参入を推進しています。

一方で厚生労働省は今回のニュースを検討しています。

人手不足で高齢化となると真っ先に想像できるのは定年退職者の再雇用です。そしてそれは国土交通省も知っているはずです。
それで、今回の提案が実現したらどうなるか。税金を含めた人件費がかさむことは容易に想像できます。
その結果、土木や建築、管工事などの受け皿が少なくなるもしくは再び3K業界といわれることに繋がることが想像できます。

その他にもいろいろこの分野について話すと問題はありそうなのであえて省略しますが、これは他の業界でも言えると思います。

そしてその話をすると大体「うちの所管外なんで…」と言うのが公務員界隈になるんですが、お前の頭は昭和で止まってるのか?といつも思います。

最近は自動車屋でyoutuber、飲食店だけど絶対スレスレのビジネスなど2面性を持った仕事が増えています。言い換えればそうしなければ他と差別化できない状態とも言えますが…

厚生労働省が厚生労働省だけの世界でルールを決めるならまだ「勝手にしろ。」と言える部分もありますが、さまざまな省庁がある以上それはしてはいけない。2つのことをやれとは言わないが、多面的な視点を持つべきだとは思います。そしてそれを関係省庁と共有連携するのは当たり前です。

はっきり言って自分はそれが国が落ちぶれた原因の一つだと思います。

そして官僚や政治家は責任を取らない。なぜかと言うと官僚はそもそも国をよくするというだけでなく安定性も重要視するためです。安定した給料をもらうためには基本的に仕事をしないか責任を取らないかの2つになりますが、国を良くしたいと言う思いとそもそも真面目な性格の人が多いので仕事をしないわけにはいかないと言う使命感はあります。結果、仕事をしても責任を取りたくないから逃げると言うことになります。
政治家は言うまでもありません。責任を認めたら票を失う。世の中から個別にバッシングされる。絶対に非は認めないでしょう。

その結果、PDCAサイクルも回さないし、より世間は悪化する。そう繋がっていると私は思います。(余談ですがプレミアムフライデーってどうなってましたっけ?あれ、なんか反省点とかあげてましたかね?)

今回のニュースはそういうのが如実に出たニュースだと思いました。

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