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沢渡あまねさんの新刊「組織の体質を現場から変える100の方法」〜組織の文化度を爆上げするのは若手のキミ達だ!
こんにちは😃まさ@アップデートする情シスです。
9月10日に発売された沢渡あまねさんの最新刊「組織の体質を現場から変える100の方法」が届いたので、早速読後のレポートを書きます
▶︎本が届いた!
待ちに待った沢渡あまねさんの書籍、おそらく1年前の「推される部署になろう」以来ではなかろうか。
郵便受け郵便受けから本を取り出し、梱包材を開けて本を取り出した。
おお…ずっしり重い
そして、インパクトのある表紙。イラストと共にオレンジ色の蛍光塗料で色彩られた100と言う数字。触ってみるとエンボス加工が施されていた
さらにその下の帯には、「もう、うんざりだ」の文字。キャッチーな言葉で本を手に取った人の心を揺さぶる揺さぶる…
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まずはページ数。何と381ページだ。
これは自分が持っている沢渡あまねさん書籍の中でも2番目にページ数が多い
※ちなみに第1位は「新時代を生き抜く越境思考」の427ページ
このページ数だけで、著者の気合の入り方が伝わってくるし、背中がゾクゾクする
さらりと軽く読もうと思ってるそこのあなた!
その甘い考えをこの時点で捨てて、覚悟を決めたほうが良いよ
▶︎あとがきをチェック
次に巻末をチェック。沢渡あまねさんと言えば、ダム際ワーキングの提唱者。かなりのダム好きで知られている。そして本のあとがき【本書では、おわりに】を「ほぼダム際」で書いている
今回はどこのダムで書いたん?
本を買うと気になって仕方ないのだ
今回は
愛知県新城市の大島ダムだった
ちなみにあとがき書いたダム一覧はこれ
・バリューサイクルマネージメント→佐久間ダム
・新時代を生き抜く越境思考→佐久間ダム
・うちの職場が無理すぎる→大島ダム
・話が進む仕切り方→奥裾花ダム
・コミニケーションの問題地図→長島ダム
・ここはウォーターフォール市アジャイル町→太田川ダム
ところで、あとがきをチェックする理由は、単にダムの事だけではない
あとがきなんか読んだ事ないよ!
おまけでしょ?
と言うそこのあなた
結構大事なことが書かれているのだ
元祖素人情シスマネージャーであり、組織変革実践の大先輩である原田さんも、あとがきについてこう語っている
パイセンが言うのだから間違いない
▶︎現場から変える🟰あなたから変わる
376ページの「おわりに」は次の一文で始まる
組織の体質は「あなた」から変えていける
本のタイトルでは「現場」という言葉を使っているが、あとがきでは敢えて「あなた」に変えている
現場 🟰 あなた
本のタイトルから想像する読書層は、企業経営者や管理職ではなく、組織の中で「担当者」と呼ばれる人なのではないか、と感じた
組織変革や企業文化を変える話をすると、つい経営者や管理職向けのマネジメント論になってしまうことが多い。
しかし、この本は違う(ようだ)
現場の担当者や入社して間もない若手社員でも実践できるような「具体的な行動や取り組み方」を平易な言葉を使い、わかりやすい表現で書かれている
恐らく、若手や非管理職の人に対して、「小さくても良いから組織文化を変えるための行動に移して欲しい!」と言う沢渡あまねさんの思いが込められている、そう感じた
▶︎文化度が高い組織って何?
次に本を裏返してみよう
帯の裏側には、こんなメッセージが
誰もが気持ちよく働ける
文化的な組織
に変わる超具体策‼️
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本書では「文化的な組織にする」や「組織の文化度を高める」と言うやや聞き慣れない言葉が出てくる
さて、問いです
あなたにとって、文化度が高い組織とは
どんな組織ですか?
「文化度が高い組織」このままだと解像度が低く、人によって捉え方がバラバラになる
そしてベクトルが合わないまま、方向性が定まらない「文化度高めようゴッコ」が始まる
本書の「はじめに」にはしっかりと文化度の高い組織とその状態が定義されており、100個の具体的な方法は、それを実現するための手段であることが明記してある
体質が過去のある時点で固定されていて、時代の流れや価値観に合っていない組織
マネジメントの視点における文化度の低い組織では、会議は必ず役職者が進行し、非役職者や年次が浅い担当者は発言を控えると言う文化…
だからと言って、伝統的な昔ながらの文化を重んじるJTCと呼ばれる企業を否定している訳ではない
自分のような、地方都市の製造業から組織マネジメントが成熟していないスタートアップ企業まで、幅広い企業の変革に役立つ一冊と言えるのだ
▶︎さあ、小さな変化を楽しもう
何かのはずみで本書を手に取った若手のあなたにこの本を活用して半径5メートル以内の小さな変革を始める3つのコツを教えましょう
1️⃣頭から順番に読まなくても良い
100の方法をタイトルだけ見て興味のあるものに絞って読む。その後に出来そうなテーマや心から変えたいテーマをピックアップして始める。そんなラフな使い方もあり
2️⃣仲間と回し読みせよ
例えば、同期の仲間や友達会社の先輩など2人複数の人で回し読みしてみよう。その後で共感したところ話し合う。ひとりよりも仲間と一緒なら行動に移しやすいし、上手くいかなかった時も傷の舐め合いができるから寂しくない
3️⃣何かひとつ明日から実践せよ
実は、一番大切なコツがこれ。
明日からやる
小さな事で良い
本の内容そのままで良い
とにかく明日から始めること
最初は肩肘張らずに
【変革】ではなく【変化】
そこから始めるつもりで、楽しくやろう
沢渡あまねさんとは、2ヶ月に1度は、あいしずHRや組織変革labなどのワークショップでご一緒させていただいています。
また今年は、自分が企画した社内研修にもご協力いただいたりとリアルにお仕事をご一緒させて頂きました。
自分自身も現状にとどまる事なくアップデートし続けてます!
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