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信頼できる政治家とは
今、わたしは夫とふたりで暮らしている。
ほんとうにごく普通の。
食卓を囲みながらその日にあったことを話し、
笑ったり、時たまケンカしたり、
近所で開催の特売日に行ったり、
一緒にスナック食べながら映画を見てダラダラ過ごしたり
慎ましく?生活している、ごく普通の、よくある夫婦である。
共働きなので、家事はお互いできる人がやるようにしている。
とは言っても、夫の会社はスーパーホワイト企業で
私より出勤時間も遅い・通期時間も短い・定時で絶対帰れる、という
「職場環境に求める条件ランキング上位10位」の中に入るであろう
3つが揃っていることもあり、夜ごはんは夫が作ってくれることが多い。
おかげで、聞いたこともないスパイスがいつの間にか並んでいたりするけど
料理の腕が上達しているし、本人も楽しんでいるみたいなので嬉しい。
よくお客様には「お子さんはいらっしゃるの?」と聞かれる。
「まだいないです~」と言いはするものの
欲しいのか、と聞かれると、
正直今の私にはわからない。
ふたりの楽しい生活と子どもがいる生活を
天秤にかけてしまっていて、
こどもが欲しい理由ってなんだろう、
社会通念上、子どもがいて当たり前の風潮からはみ出すのが嫌なだけじゃないのかな?でも、ヒトをひとり育て立派にさせるという経験をしてみたい気もする・・・という自問自答をずっと繰り返している。
夫も同じ感じ。欲しい気もするけど、こればかりは授かりものだからね~というスタンス。
そんなある日、「泉房穂さん」という方の存在を知る。
兵庫県明石市の元市長。
以前、立ち退きを許してくれないので「火をつけてこい!」という暴言で
全国ニュースを賑わし、当時私も「とんでもない市長やな…!」と思ったのをよーく覚えている。
でも、その後の明石市がどうなったのか知らず。
最近よくよく調べてみると、なんと出戻り選挙で圧倒的大差をつけて市長に再就任しているのである。
泉市長の何が良かったのか、
真意をみるため、ツイッターをフォローしてみてよく分かった。
政治家っぽくないのだ。
施策が完全に市民のためになるものばかり。
しかも、すごくリアルに近いのである。
コロナ当初の「アベノマスク」や「和牛クーポン配布」、
統一教会からの支援が無いと選挙に勝てない政治家にもう呆れてしまっていて。
もはや、何かしらあるたび「はいはい~」と
政治に期待できず麻痺してしまっていたことに遅ればせながら気づいた。
泉市長はとにかく市民目線。
5つの子ども政策のおかげで、明石市の人口も増え続け
街のみんなが住みやすくなったというリアルを体感できているそう。
なにより、市民と市長との信頼関係が完全に出来上がっている。
この政治家なら、私たちの生活を良くしてくれる、と託せるのだ。
泉市長の発言やメディアなどを追って聞いていると
結局、わたしは子供がいることで将来への責任や負担が重くなるのが
怖いだけなんだな。
あまりにもお金がかかりすぎる。
でも、正直そう思う人は私だけではないはず。
残念ながら、4月末で市長を退任されたそうだが、
これから全国を巻き込んだムーブメントが見れる気がして楽しみだ。