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天然のメンタルモンスターはいない。
長友佑都「メンタルモンスター」の読書記録(1/n)
長友佑都選手は、これまで日本代表として不動の地位を築き、個人としてもインテルなどを海外のクラブで長期にわたって活躍した、日本を代表する選手だと思う。
そんな彼は、メンタルの強さに注目が集まる。
2022年の冬、カタールで行われたワールドカップで、日本代表はドイツとスペインを破り、クロアチアとのベスト8を賭けた試合でも、熱戦を繰り広げ、見ている私たちファンはとてもワクワクさせられた。
終わってみれば盛り上がったワールドカップだったし、ベスト8こそなかったけど、いい試合をたくさん見たと思う。
ただ、大会が始まる前、特に最終予選ではかなりふがいない姿を日本代表は見せていたので、心配になった人は多いと思う。
その中でも、長友佑都の活躍はあまり見られず、私は彼がスタメンで出ていることや、日本代表に選ばれていることに疑問を感じていた。
実際に彼自身も満足していたわけでは無いだろうし、批判もたくさん浴びていて辛い思いをしていたと思う。
そんな状況でも、これは常に前を向きときに派手な見た目をして、チームを盛り上げ、世間の代表への関心を盛り上げ、努力していたと思う。
この本は、そんな彼のメンタルについて焦点を当てている。
ただ、読んでいて、彼自身が生まれつきメンタルが強かったのかというと、決してそんな事は無いようである。
プレッシャーや不安に押しつぶされてしまいそうな自分を無理矢理にでも奮い立たせて、気持ちを前向きにポジティブに持っていっていたのだということが本を読んでいてよくわかる。
日本を代表する世界でも、活躍したサッカー選手ですら、不安に押しつぶされそうになると言うのは、すごく親しみを感じる部分でもある。
もしかしたら長友佑都は特殊なのかもしれないけれども、普通の人でもプレッシャーに負けず、努力をして結果を出すっていうことができるのかもしれないと感じられた。
そのためには、自分を奮い立たせて努力していくことがもちろん必要だ。
読んでいて、長友佑都に、これからも現役を続けて頑張って欲しいなと思った。
自分も自分の場所で頑張ろうかなと思った。
そんなふうに、前向きになれる本である。
興味を持った方は、ぜひ読んでみてほしい。
次回はもう少し詳細に触れたいと思う。