升掛友護の移籍を機にウインガーについて考える
※「ウインガー」と「サイドアタッカー」の使い分けに意味はないので同じポジションだと捉えてほしい。
7/2。升掛のレンタル移籍が発表された。
昨シーズン、ルヴァン杯で鮮烈なデビューを飾った覚えがある。
その試合をスタジアムで見ていたが、平日開催だったため試合開始に間に合わず升掛のゴールは見られず、代わりに相手のゴールを見た笑
一時期ルヴァンの得点ランキングも上位にいたがその後は目立った活躍もできなかったと思う。
レイソルで活躍して欲しかったが出場できないのであればレンタル移籍もやむなし。
ぜひ愛媛で頑張って欲しい。
サイドで突破できる選手いなくない?
ここでレイソルのウインガーについて考えたい。
まだレイソルを応援し始めて日が浅いので詳しくは知らないが、かつては伊東純也やクリスティアーノなどパワーとスピードのあるサイドアタッカーがレイソルにはいたはずである。
今はどうか。
スピードで相手を置き去りにできる選手はいない。強いて言うなら山本にその可能性があるかもしれない。
北爪がいた時はサイドハーフでもいいんじゃないかと思ったりした。
小屋松が左サイドを抜いていくこともあるが、止まってしまう、もしくは止まってからフェイントで抜いていくイメージがある。
鳥栖にいた時はもっとスピードが武器なのかと思っていたが。
とにかく、サイドアタッカー、ウインガーがいない。
サイドアタッカーの重要性
以前、フットボリスタでウインガーが特集されていた。
本屋で立ち読みした程度なので詳細はわからないが、欧州ビッグクラブには一対一で勝負できるウインガーがいるよ、大切なポジションだよ、的な話だったと思う。
1人で打開できてしまうのがウインガーの素晴らしさである。
どのチームも戦術の浸透やボールを保持することに重きを置き、それで勝利に近づける時代もあったが、今また個の力が重要視されている。
ではJリーグにはどんなウインガーがいるのか。
Jリーグで活躍するウインガー
下記事を見つけた。気になる方は読んでみるといいだろうが1人紹介するごとに次のページに行かなければならないので、面倒な方はさらに下のまとめを見てほしい。
内容をまとめると以下の通り。
1位 マテウス・カストロ(名古屋)
2位 エウベル(横浜F・マリノス)
3位 武藤嘉紀(神戸)
4位 ファン・アラーノ(G大阪)
5位 水沼宏太(横浜F・マリノス)
6位 知念慶(鹿島)
7位 仲川輝人(FC東京)
8位 永井謙佑(名古屋)
9位 浅野雄也(札幌)
10位 家長昭博(川崎)
上位チームには優秀なウインガーがいるのは間違いない。
他にもマルシーニョ(川崎)やパトリッキ(神戸)なども破壊力と推進力のあるウインガーだと思う。
ではレイソルにウインガーが来ればそれで勝ちが増えるのか、順位が上がるのか。
それはわからない。
システムも4-4-2や3-5-2をこれまで基本にしてきたのだから、そもそもウインガーのポジションがない。
外にいるのはウイングバックであり、基本的にはサイドバックの選手だ。
だからウインガーが絶対必要だとは思わない。
ただ、ウインガーという武器がレイソルにないのは大きな痛手だろう。
戦える武器が少ないのだから。
升掛、成長して帰ってきてくれ
だからウインガーとしてプレーできる升掛はレイソルにとって貴重な選手であることは間違いない。
今は能力や経験が足りていないくても、才能があることは昨年証明済みだ。
出場機会を求めての移籍は何の問題もないし、新天地で経験を積み、さらにレベルアップしてほしい。
また黄色のユニフォームで、日立台でプレーする姿を楽しみにしている。