選手から聞ける移籍話は貴重
長友佑都「メンタルモンスター」の読書記録(2/n)
こんにちは。トマトです。
今回も長友佑都選手の書いた「メンタルモンスターに俺はなる」の感想をお話していきます。
第二回目の今日は、本書の中で語られていた移籍について焦点を当ててお伝えしようと思います。
サッカーを見ている方なら、年2回の移籍市場はとても注目しているポイントではないですか?
私も、選手の移動の噂、Twitterで飛び交う速報、とても大好きです。
この本は、長友選手の強靭なメンタルの作り方がメインの話ではありますが、その中でも移籍についても触れています。
実はインテル以外に移籍候補のクラブがあった?
まず、長友選手がマンチェスターユナイテッドに関する可能性があったと言う話です。
2016年、マンチェスターユナイテッドから実際に長友選手の代理人に具体的なお話があったようです。
2016年と言うと、香川選手はもう既に退団していますね。
マンチェスターユナイテッドとしては、監督はモウリーニョの時で、あまり良い時期を過ごしていない頃かなと思います。
まだルーニーはいたと思いますし、もしかしたらイブラヒモビッチなんかも所属していたのかもしれません。
長友選手は同然、これを断っています。理由はレンタル移籍だったことのようです。
完全移籍ではなくレンタルだったことを、長友選手は、自分は穴埋めのために呼ばれているのではないかと感じたようです。
求められている場所で活躍したいと考えていたようです。
イタリア強豪クラブからのお誘い
ちなみに、インテル移籍を決めた2011年の冬。
この時はインテルだけではなく、ACミランとユベントスからオファーがあったようです。
正確に言うと、今回の冬ではなく、「夏に移籍のオファーを出すよ」と言う話があったようです。
ミラン・ユベントス・インテルとイタリアの名門クラブが揃って長友選手に興味を持っていたと言うのもすごい話ですし、日本人にとっては誇らしいことですね。
その中でこの冬に獲得したいと言ってくれたのがインテルだったようで、インテルに移籍を決めたということです。
激動の最終日
移籍期間、最終日の1月31日。
最終日の中の更に最後の約10時間の中でどのような動きがあったか、どんな連絡が来たかとかどうやって移動したかどうやって契約を結んだかとかそういう話も書いてありました。
本当に最後のギリギリのギリギリで滑り込みで契約書をイタリアサッカー協会に提出して移籍が決まったと言うことのようです。
移籍期間になると、毎回、最終日に多くの移籍決定の発表がされます。
それぐらい最終日まで交渉が長引いていたり、難航していたりするものが多いのだと思います。
長友選手の場合は無事間に合ったのでよかったですけれども、引っ張りすぎて間に合わなかったと言うことも実際にあります。
例えば、ダビド・デ・ヘア選手のレアルマドリード移籍。
移籍することは決まっていたようなんですけれども、FAXが壊れていて書類提出が時間に間に合わなかったと言うような話も聞いたことがあります。
契約の条件について
それから、移籍の条件、契約の条件と言うところも話が上がっていました。
移籍の報道に関して、長友選手のお話では、報道で上がっているものは嘘もあるし、よく知ってるねと言うものもあるようです。
だから全てが嘘とも言えないし、全てがほんととも言えないところで、それを見る我々としては、まぁ今まで通りあれがほんとこれ嘘じゃないかって言うふうに盛り上がっていくのが楽しいのかもしれませんね。
その条件面についていろいろ細かく決まっているようなんですけれども、やはり1番大きな面はお金です。これはそうですよね。
年俸だけでなくて、契約の更新についてとか成績についてとかそれから通訳があるかないか家族のサポートがあるかスポンサーに関すること怪我をしたときにどうするか帰国するときのチケットどれぐらい用意できるかということまで決まっているようです。
ただ、出場の機会レギュラー確約かどうかって言うことに関しては、長友選手は1度も聞いたことがないと言うふうに話をしています。
チームを応援するサポートに、とっても、移籍する選手に、とっても大きな決断、大きな影響与えるのが移籍だと思います。
契約に関する問題は、なかなか我々一般人が知るところではないので、それを体験してきた実際実際のところの話を知れるっていうのは、こういう本を読む面白さの1つでもありますね。
海外サッカーは22-23シーズンが終わり、今、まさに移籍市場真っ只中ですので、先週クラブ代理人の間でどんな話が進んでいるのかとか遺跡最終日。いろんな人がバタバタしてるんじゃないかとかそんなことに思いを馳せるのも楽しいと思います。
今回は以上です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。