思い出のチューリップ賞 1990
この年、コニーストン、レガシーワイス、スイートミトゥーナと言った重賞1、2着の馬達を押しのけて人気になったのが、
エルフィンステークスで3戦全勝を記録したアグネスフローラと新馬圧勝のケリーバッグ。ケリーバッグの父ハイセイコーはこの時期ブームでした。サンドピアリス、ハクタイセイがG1を勝ちましたし、東京ダービーもアウトランセイコーが勝ちましたから。
レースはケリーバッグが引っ張り、二番手にレガシーワイスとテンザンアルファ、アグネスフローラが続きました。
最後の直線に入って菅原泰夫騎手のケリーバッグは後続を離しにかかりましたが、1頭食らいついたのが河内洋騎手のアグネスフローラ。ここからは完全に2頭のマッチレース。粘るケリーバッグを最後にアグネスフローラが交わしてゴール。3着の猿橋重利騎手のテンザンアルファを6馬身離しました。
時計は前年と変わりませんでしたが、実績馬達を相手に2頭がこれだけ離してしまうと一転2強ムードに鳴りました。