思い出のアメリカJCC 1990

このアメリカJCCの時が初の中山競馬場でした。当時は10競馬場の中で一番新しいスタンドで螺旋のエスカレーターに驚いたり、船橋法典駅からの長い通路にドキドキしたものでした。

さて、この年の一番人気はサクラホクトオー。朝日杯3歳ステークスを勝ってクラシック最有力候補でしたが道悪に泣かされましたが、有馬記念で復活の狼煙の3着。今年こそはの期待がかかりました。二番人気は前年の覇者ランニングフリー、三番人気はそのランニングフリーの手綱を取っていた菅原泰夫騎手が選んだマルタカタイソンでした。四番人気はこれまた菅原泰夫騎手のお手馬リアルバースデーでした。

レースは名牝メジロフルマーが逃げて平均的に早いペース。しかし緩んだ3コーナーから後続が押し寄せ、その中にはサクラホクトオー、ランニングフリー、マルタカタイソンの他クリロータリーや前々年の覇者カシマウイングもいて、一気に激戦モードで最後の直線へ。先頭に立ったカシマウイングにサクラホクトオーとランニングフリーが並びかけ、その中から勢いよく小島太騎手のサクラホクトオーが抜け出し快勝。2着は原昌久騎手のランニングフリー、3着は安田富男騎手のリアルバースデー。残念ながらマルタカタイソンを選んだ菅原泰夫騎手はお手馬に先を越される結果になってしまいました。
サクラホクトオーはここから捲土重来に向け狼煙を上げたのでした。

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