思い出の小倉大賞典 1990

この年の一番人気はオースミシャダイ。武豊騎手の小倉参戦です。以下インターアニマート、ミスターヤマノ、ラッキーゲラン、ダイカツケンザン、ケープポイントと続きました。

レースは逃げ馬ケープポイントが逃げられずちょっと予想外の展開。ダンツエリートが先頭。ミスターヤマノ、ラッキーゲランが二番手グループ。その後ろにダイカツケンザン、インターアニマート、オースミシャダイは後方でした。
向こう正面からケープポイントが一気にハナを奪いに行きましたが、今度はミスターヤマノがそれを交わしに行きます。ダンツエリートも奪い返しに行きます。
樋口弘騎手のミスターヤマノは先頭に立って後続を一気に突き放して8馬身差で快勝。田島信行騎手のダンツエリートが粘るところに最後西浦勝一騎手のダイカツケンザンが並びかけますがわずかに届かず。ダンツエリートは12.番人気だったので馬連があれば万馬券だったでしょうね。


ミスターヤマノの樋口弘騎手は最近のファンにはあまり知られてないでしょうが、カツラノハイセイコのライバルカツアールで宝塚記念を勝ったり、キョウワサンダーでエリザベス女王杯を勝ったりした名ジョッキーでしたが、これが最後の重賞制覇でした。交通事故の影響で引退をして、騎手免許を再取得した苦労人でそこからカツアールなどの活躍をしたと聞きました。まだご健在だと思います。

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