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旅する先生として ★179日目 170223
世界一周179日目☀️リマ
"旅する先生"
"旅するオルタナティブスクール講師"
僕の今の肩書きは、このどちらか。
旅をすることは9年以上温めた夢だったので、
職場の方々にお願いをして、この肩書きをつくってもらいました。
これまであまり明かしてこなかったですが、
どんなことをやっているのかを綴ってみたいと思います。
オルタナティブスクールとは
そもそもオルタナティブスクールの存在と名前を知らない人を多いでしょう。肌感覚ですが、教育関係者でも知らない人が大半だと思ってます。
オルタナティブスクールとは、
ヨーロッパやアメリカの哲学的思想をもとに発展していったオルタナティブ教育を取り入れた学校のこと。
画一的な教育ではなく、個人を尊重し子どもが本来持っている探求心に基づいて、自律的・主体的に学習や行事が展開されるようにカリキュラムが組まれていることが多いのが特徴です。
オルタナティブの意味は、「もう一つの」
スクールの意味は、「暇潰し」
(スクールの語源は、ギリシャ語のスコーレで意味は暇潰しだそう)
個人的には、暇潰しという割り当てられた意味が結構気に入っています。
日本のオルタナティブスクールには、哲学的思想や教育的思想を参考にしたカリキュラム(枠組み)があります。
その中に自分の得意なこと、やりたいこと、挑戦してみたいことを探究&探求する時間が、公立学校に比べると、たくさん取ることが出来るのがオルタナティブスクール特徴の一つだと思います。
その意味で、自分の興味関心に沿った(もちろん集団での探求もある)探求は、
これから続く個々人の人生で最も有益な時間の使い方になるでしょうし、個々人のキャリアを作っていく軸になるでしょう。
もっといえば、自分とはなにか、アイデンティティーにも繋がってくることをありえるでしょう。
なので、人生の暇潰しをする。その方法や手段を身に付ける場所こそオルタナティブスクール!
そして、暇潰しをしている同年代に囲まれることの出来る場所オルタナティブスクール!
オルタナティブ・スクールあいち惟の森
僕がメインで旅するオルタナティブ、旅するオルタナティブスクール講師をさせてもらっているのが「オルタナティブ・スクールあいち惟の森」。
小さなオルタナティブスクールだけど、
毎日たくさんの暇潰し(やりたいこと、挑戦したいこと、話合い、新しい遊び、もちろん勉強も)と出会える素敵な空間。
このオルタナティブスクールの基本理念はこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1676818205813-5usmGOeAkB.jpg)
旅する先生として伝えたいこと
あいち惟の森では、中学部と一緒に生き方探求を行っています(強いて言い換えるなら、キャリアといったところでしょうか)。
具体的にどんな授業をしているのかを
説明をしていいかどうかはよくわからない…
なので、旅する先生として、
僕が中学生たち(または小学生たちにも)に伝えたいこと、僕個人のスタンスはこの二つ。
①自分の好きな生き方をしていいこと
②日本も素敵だが、海外も素敵であること
僕自身は、大学生になってから、この二つを知りました。それはこれらを教えてくれた、実践していた人に偶然出会えたから。
そして、僕の人生は大きく変わった転換期だったように思います。
①自分の好きな生き方をしていいこと
やってみたい、挑戦してみたい、行ってみたい、食べてみたい、会ってみたい、話してみたい…
これまでの人生でこれらのこと考えたことはたくさんあるはずです。だけど、それらのどれくらい達成できたのでしょう?
僕なんかは、子供の頃に思ったことは、ほとんど我慢してきたんじゃないかと思えるほどです。
自分の家が貧乏だなって思っていたから自制した部分もあるし、
とにかく自分に自信がなくて諦めていた部分もあるし、
流されるのが楽だから流されてた部分もあります。
カンボジアの学校に通えない子供たちを、小学生のときにテレビで観て、なんか感情が動かされた。
だけと僕なんかが海外に行けるわけないと思い込んで、なにも行動しなかった。
でも実際(先程も言ったが大学生になってからだか)、海外に行ってみたら、英語が出来なくたってなにも問題なかった。
世界一周ってなんだかかっこいいけど、遠い夢のまた夢だなって、僕には関係のないお話って思っていた。
でも実際、素敵な世界一周経験に出会って、ユニークで面白い話を聞き、絶対行った方がいいよって背中を押してくれた。そしたら、自分でも世界一周に行っていいんだって自信がついたし、まさに今世界一周してる。
僕にとっては、海外に行くことや世界一周することが好きな生き方である。だから僕は好きな生き方している最中に子供たちに、好きな生き方をしていいんだ!ってことを話をすることや背中を見せることで感じ取ってくれたらいいな、と思っている。
私も好きな生き方をしていいんだ!って!
②日本も素敵だが、海外も素敵であること
日本人の旅人に聞いても、多くの人が日本が最強だという。
僕も基本的には、大賛成。日本はとても素敵な国🇯🇵
でも同じくして、海外も素敵なんだ!ってこと。
上記のとおり僕なんかは、びびって大学生になるまで海外に行くことができなかった小心者です。
でもひょんなことがきっかけで海外に行ってみた。
(初海外はフィリピンで学校建設ボランティアに参加。3週間のうち2週間は下痢だった)
英語はできなかったけど、ホームステイ先の家族は、まるで本物の家族のように受け入れてくれたし、決して裕福ではない、言葉を選ばなければ、貧乏でボロ家だったけれど、家族はずっと笑顔で溢れてた。僕は、そんなフィリピンライフをみて、日本よりも全然幸せそうな生活がそこにあるように思えた。
幸運にも、下痢で体調を崩したことを踏まえても、家族の笑顔が僕の中で上回ってしまった。そのため、そこから海外への、全世界への興味が広がっていったのです。
下痢になって海外が大嫌いになる人もいるだろうし、僕のように海外にはまる人もいるだろう。
もちろん全員が海外に心踊ることはありえないと思うけれど、海外という経験があれば日本をよりよく感じられるだろうし、なにより日本以外にも選択肢があるんだ!ということを肌身で感じられるだろう。
海外に行くことで、単一国家の日本人が感じづらい多様性も感じられるだろう。
日本は間違いなく素敵な国。
海外が、素敵な国かどうかは行ってみないと分からない。
海外という選択肢を頭の片隅においておいてほしい。
だからこそ、海外が素敵だと感じている僕が旅する先生として、素敵な海外を中学生にお届けしたいのです。
日本もいいけど、こっち(海外)もいいぞ!って。