シンガポール🇸🇬野球の未来を背負う
この瞬間を、強く必死に生きる男がいます。
シンガポールから来た「ウォング航平」。
#茨城アストロプラネッツ 初のシンガポール出身の選手、そしてシンガポール初のプロ野球選手です😊
勇気と覚悟を持って挑戦する航平。
どんなに忙しくても言い訳をせず、オフには必ず練習&トレーニングを積み重ている…
不器用過ぎる男ではありますが、彼の姿勢「在り方」はシンガポール野球の未来を創るにふさわしい人材だと、私は胸を張って言えます。
いまは圧倒的に上手くいかないことの方が多いでしょう。
初めての公式戦、
-打席に立てばバットにボールが当たらない。
-ゴロが飛んでくれば、緊張で浮き足立ってしまう。
しかし、誰しもが経験と失敗を学びに変えて成長していくのであります。
誰よりも悔しい想いをしているのは航平本人ですから、これ以上は申すことは御座いません。
100倍の世界への挑戦
野球のレベルを数値化するのは難しく、どのくらいレベルが違うのかと聞かれると難しいのですが、
私は茨城アストロプラネッツの選手へ、世界のプロ野球界の市場規模と野球のレベルが比例関係にあるという話しを良くします。
ざっくり言うと、独立リーガーが目指すNPBと言う世界は、全てが100倍規模の世界です。
年間の売上や運営費が良き例でして、足を運ぶファンの年間の観客動員数で言えば大体100倍になります。
同じく”世界のプロ野球市場”に目を向けると、
-NPBの5~10倍がMLB
-台湾プロ野球(CPBL)の10倍がNPB
-独立リーグの10倍が台湾プロ野球
全てが完璧にそうなるかと言われるとそうではないですが、この数値を比べて感じたのは、野球のレベル(ステージ)も同じくだな!っと感じたことです。
NPBで活躍するトップオブトップの選手がMLBで通用しています(MLBの大スターもいますが)😄
NPBをクビになった選手の多くは、独立リーグでトップ選手として活躍しています。
また独立リーガーが年間700-800人居ると思いますが、ドラフトに掛かる人数は毎年10人前後です。
全体の1~3%くらいかと思います。
競争率100倍ですね😆
と言うことで話しを戻すと、
我々独立リーグの更に100分の1のレベルが日本・韓国・台湾、そして中国を除く「アジア野球」だと私は思います。
人生で経験してきた試合の数、打席に立った回数や投球回数など、数値に出来ないですが、経験値の差は野球選手としての実力差に大きく現れます。
アジア諸国では、そもそも野球道具は売ってませんし、球場を各国1~3個あれば良い方です。
両チーム合わせて20名近い選手を集めて試合をする!というだけで、大変な苦労があります。
100分の1は言い過ぎかもしれませんが、100倍の努力して、やっと触れれる世界だと言いたいのです。
なにより航平が茨城アストロプラネッツでしてきてくれた努力と姿勢は、日本人独立リーガーがNPBを目指して努力するに匹敵していると私は感じています。
レベルは違えど、それぞれの世界で同じだけ努力していることへ大変な敬意と尊敬の念を持った次第です。
コレから航平に期待すること
航平はシンガポール大学の学生ということもあり、今月末で茨城アストロプラネッツを離れ、シンガポールに戻ります。
選手として、指導者として、国の野球を前進させる伝導者として、航平はコレから大きな世界へ飛び立ちます。
直近で言うと9月にアジア大会があります。
航平はシンガポール野球の伝導者としての大局観を持ち、自らがロールモデルとなってシンガポール野球を牽引していくことでしょう。
伝わりにくい文章で恐縮で御座いますが、シンガポール野球が前進する小さな一歩が、日本国の茨城県でスタートしたことを私は誇りに思います。
航平、その姿勢を貫け。
いつか必ずブレイクスルーする🔥
Respectfully,
TOMA