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その3「競技スポーツの価値」
「チャレンジできる環境」に身を置いてますか?
・監督・コーチに萎縮している
・まわりの大人の目ばかりを気にしている
・失敗することを恐れている
・チーム内に失敗できない空気がある
なぜチャレンジが必要なのでしょうか。
私たちが参画する競技スポーツとは何でしょうか。一緒に考えてみましょう!
「競技スポーツ」とは何か?
スポーツは、目的によって「生涯スポーツ」と「競技スポーツ」あどに分けられます。
競技スポーツには、その名の通り「競争」が伴い、
“対戦相手同士が同意したルールのもとで、互いに最善を尽くし、優れた技術を相互に追求する”
ことで行われます。
この競技スポーツの魅力は、“能力が高くとも、努力を積み重ねても勝利する保証が常にない”ことだと思います。
また、常に勝者がいれば敗者もおり、結果は時に残酷であることも私たち人間には”コントロールできない魅力”だと思います。
スポーツ現場はどうだろう
日本のスポーツ現場では権力や利権で幅を効かせすぎる指導者に萎縮してしまい、失敗しない為にプレイしている選手を多く見かけます。
実際、私もその一人でした。
残念なことに現場にはびこる“旧態依然の指導方法”や“指導者の未熟”さを、私たちが変えることは出来ません。
本人(指導者)が自覚し、努力しなければ難しい問題です。
例え自覚したにせよ、子ども達がチームに所属している間に大きな変化は見込めないでしょう😅(笑)
そうなれば、私たち自身がコントロールできるものに、もっと集中するべきなのです。私たちが参画する競技スポーツとは何かを共に考え、まずは心構えを変えていきましょう。
競技スポーツの価値と何か?
競技スポーツの価値は「チャレンジできる事」であります。
スポーツに限らず、人間の成長に必要なことは“失敗”です。
失敗から学ぶのです。その失敗する為には、チャレンジするしかありません。
チャレンジすらしない者に、成功も失敗もあり得ないのです。
競技スポーツの中では、そのチャレンジできる環境にあふれています。
練習中のチャレンジ、試合や本番でのチャレンジと、成長するために必要な機会が多くあるのにも関わらず、“失敗を恐れ、チャレンジをしない“ことは大変もったいないことなのです。
どんなに怖い指導者でも、殺されることはないしょうし、大抵の失敗で死ぬこともないでしょう。
チャレンジできることの価値をもっと深めていきましょう。
挑戦した者にしか、失敗は出来ない
良い失敗と悪い失敗を紹介します。
上記で述べたように、まずはチャレンジすることが大切です。その上で、より良い失敗を繰り返し、成長していくために、この二つの違いについて考えてみてください。
私が言う良い失敗とは、自分でチャレンジした結果の失敗です。
一方、悪い失敗はその逆で、誰かにやらされた失敗です。
例えば、学校の数学の授業のシーンを思い浮かべて下さい。
先生が黒板に数式を書き、その空欄を埋めるという問題です。
先生から「この答えが分かるやつ?」と質問が飛びます。
これに対し、
①もし誰も答えなければ、先生はやむをえず生徒へあて、回答したが、間違えてしまいった場合。
②先生の質問に対して、分かったと思い自分で手を上げて回答したが、間違えてしまった場合。
結果はどちらも失敗ですが、この二つの失敗には大きな違いがあります。
①は上記の失敗で言う、悪い(やらされた)失敗です。
この失敗には、常に言い訳の余地が残り、心の中で自分のこととして受け入れるのに時間がかかります。(個人差はあります)
一方、②の失敗は“自分でチャレンジした”良い失敗です。
同じ失敗であり、同じくクラス全員がみているという点では恥ずかしい思いをしても、その後の先生の説明を“自分の事として”聞くことができるでしょう。
これはスポーツでも、全く同じことが言えます。
自分で課題意識を持ってチャレンジするのと、
課題を与えられチャレンジさせられるのとでは
大きな開きが出ることは容易に想像できるのではないかと思います。
私の経験
私は19〜23歳の中で、野球選手として一番伸びた時期だと思っています。
まさに理由は上記の違いで御座いました。
日本でプレイしていた時は、失敗を恐れ、集団の中でチャレンジしなくて良い環境に身を置いていたからです。
また、チャレンジしたとしても、どこかに言い訳の余地を残すために、いつも誰かの言葉に頼っていたように思います。
この期間、17〜19歳は、一般的には成長期であると思いますが、自らその機会を逃していた時期でした。
それが全てとは当然言い切れませんが、“チャレンジしにくい環境“というのは日本の悪い伝統です。
もし機会があれば海外へ出てみることをおすすめします。
また、全て身を海外へ移せなくとも、海外にて経験を積むことは大切なことです。
改めて、日本のスポーツ文化の素晴らしさが見えたり、自分が置かれた環境を客観的にみれたり、自らの感覚が変われば、同じ物事に対しても向き合い方が変わるでしょう。
限られた環境と時間の中で、最大限に自分がコントロールできることに集中し、成長してください。
コントロールできない他人や過去の出来事を嘆いても、状況は変わりません。
自分と未来を変えていきましょう。
その先に、今いる環境や組織の変化も望めると私は信じています。
記事に対するご意見、皆様の経験、お悩み等々を是非お聞かせ下さい。
Peace✌︎
TOMA