心に響いた言葉#7:「おもしろき こともなき世を おもしろく・・・・・・」
この言葉は、幕末に活躍した長州藩の高杉晋作の辞世の句と言われるものです。
そもそも「辞世の句」って何?
と思って調べてみるとコトバンクにこうありました。
死を前にしてこの世に書き残された詩的な短文のこと。和歌、俳句、漢詩など音韻を重視したものであることが多い。
死の間際に描かれたものということですね。
そして、この高杉晋作の辞世の句とはどういったものかというと
<上の句>
おもしろき こともなき世を おもしろく
<下の句>
すみなすものは 心なりけり
これは、上の句が高杉晋作の歌で、下の句が野村望東尼(のむらぼうとうに)が結んだ歌です。
ここで出てくる野村望東尼とは、高杉晋作が長州藩から追われた時にかくまった人です。
この歌の意味は、
<上の句>:おもしろくもなんともない世の中を、おもしろく生きていくために、あなたならどう考える?
<下の句>:おもしろく生きられるかどうかは、現実が決めるのではない。心が決めるのだ
どんな人生でどんな災難や不幸があってもおもしろいかどうかは、自分次第ってことを言っていると思いました。
さらに上の句だけお辞世の句として捉えるのであれば、「おもしろくない世の中をおもしろく生きた!」って感じでしょうか。
捉え方は色々ありますが、この幕末にかけての人でさえ、この境地に至って、カッコよく生きたということ。
そして、この言葉が現代の僕に心に響いたこと自体がとても感動しました。
詳しくはこちらにもnoteにしていますので、みてください。
以上、今日はここまでです。
読んでいただいた方はありがとうございます。