映画感想~ホラーかと思ったら良質なSFサスペンスだった~「ハウンター」
毎週金曜日・日曜日にアマゾンプライムで見れる映画を同時視聴する、映画同時試聴会をやっているとまり木です。
今回見たのは「ハウンター」。
7月になって暑くなって来てそろそろ夏だなあと思ったので、夏だ!ホラーだ!ということで「ハウンター」を選んでみました!
ちなみにいつもどのように映画を選んでいるかと言うと、私の見たいやつを4つ選んでTwitterアンケート取って決めてます。
この前は11票入っていたのですが、この選択肢だとたったの3票...いかにホラー系の需要や人気が無いかが伺えますね。
あらすじ
アマゾンより
予告
監督のヴィンチェンゾ・ナタリさん、どこかで聞いたことあるような?とおっ持って調べたら「CUBE」の監督でした。これは期待が持てます。
始まりは主人公のリサが自宅で過ごしているところから始まります。
そしてすでに自分がループしているということに気がついている状態でのスタート。
ハウンターはあらすじや予告から分かる通りループものなのですが、はじめの1日から始まるのではなくすでにループに入っているところから始まります。
ループものだと何かしらの原因があって(自分が死ぬなど)そこからループを味わっていくものが多い気がするので、結構新鮮。
当然他の家族は理解してくれません、この辺はループものでよくある当事者とそれ以外との葛藤が描かれています。
もし実際に自分だけがループしていてそれに気がついていた場合、周りは全く理解してくれないでしょうし、その中で正気を保つのはかなり難しいと思います。
その流れに変化が訪れるのは物語が始まって2日目、リカからすると1週間くらい経ってから。
今までに聞いたことのない声が、洗濯機の後ろ側から聞こえてきます。
しかしこの日は怖くなって何もせずに自室に戻ってそのまま就寝。同じ日を繰り返していたのに急に今までと違うことが起きればそれは確かに怖い。
しかし次の日も声は聞こえます。ついに気になって洗濯機を動かしてみると、そこには謎の小さい扉が。しかし開けようとしても鍵がかかっていて開けられず。
この家にはなにかある。そう思ったリサは家の中を調べて引っ越しをしてきた日のVHSを見つける。
そして誰も居ないはずの家の中に誰かの影がある。
やはりこの家には何かがいる。
次の日、さらに状況が一変していきます。
今までのループと展開が違うどころか、タバコを吸わないはずの父親がタバコを吸い、いつもリビングでテレビを見ていた母親が本を読んでいます。
さらに追い打ちをかけるように現れる、霧の中からの怪しい人物。
どうやらこの人物によって、リサのループが発生している。こいつが現況だと直接話をされ、なんとかこのループを抜け出す方法が無いかと模索していきます。
そんな中さらに不思議なことが。なぜか自分のベッドで知らない少女が寝ており、起こそうとすると腕を掴まれる。
”床下を見て”
そう少女に言われ、また朝目が覚めたリサは床下を調べてみると、過去に行方不明になった少女たちの記録とあの小さい隠されていた扉の鍵がありました。
地下にはさらに謎の扉があり、昔ここでなにかが行われいた様子。
この辺りから物語が一気に姿を変えてきます。
一度顔を洗おうと洗面所に行くと、あのベッドで寝ていた少女が写ります。
そして手を伸ばすと彼女の精神と入れ替わることが出来ました。彼女の生きている時代は2014年。見たことも無い機械に戸惑いながらも、ある新聞記事を見つけます。
1985年家族4人が一酸化炭素中毒で死亡。名前にはリサとその家族の名前がありました。
ここでリサは気づきます。すでに自分たちは死んでいるのだと。あのループは夢のようなもので、謎の人物によってそこに捉えられているのだと。
このままではあの男の思うままになってしまう。そう考えたリサは家族に今の現状、すでに死んでいること、を気づかせようとしていきます。
そうして家族4人、全員が死んでいることに気づいたことにより、今までは出ていなかった太陽を頼りに霧を抜けられるようになります。
しかし諸悪の根源であるあの男、エドガーをそのままにしておいては2014年に生きている家族も殺されてしまう。
リサはエドガーを倒すことを決め、家の中に戻ります。
ここからエドガーとのラストバトルが繰り広げられ、最後は今までに殺されてきた少女たちが全員目覚めエドガーを消し去って勝利します。
これにより、2014年に生きている少女達とその家族は殺されることがなくなりました。
リサ達も囚われていたループから抜け出し、おそらく天国へ行くことができハッピーエンドで終わります。
総評
予告やあらすじからはホラー系かなと思っていたのですが、ジャンルで言うとSFサスペンスが一番近いと思います。多少はホラー要素もありますが、この映画の良さは序盤から色んなところにある細かい伏線や過去と未来を交わらせることによるループの変化や展開にあると思います。
悪役のエドガーの過去やなぜこうなっているのかというところは触れられませんが、そこはそういうものとしてしまうのが良いと思います。
超常現象に全て理由を付ける必要はありませんし、含みから想像するのも悪くありません。
個人的には傑作とまでは行きませんが、この手のホラー系SFサスペンスでは良作だと思います。
終わり
毎週金曜日と日曜日の21時からやっていますので、同時視聴に興味がある方、映画みたいなあという方、ぜひ一度起こしください!
映画同時試聴会の告知やIKEAのサメさんやポケモンのウールーちゃんの写真とか日常のつぶやきしてます。
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