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コネクテッドTV広告がモバイル広告よりも規模が大きくなっていく理由
とうも斗真ですー
近年SNSの発達やウェブの広がりによって、広告の在り方について
より考えていく必要がある時代になってきています。
今回はこれから広告を出していくとき、
広告媒体が効果的なのかについて触れてみようと思います。
結論コネクテッドTV広告がそれに当たると思います。
今回は以下の記事を参考に、作成してみました。
コネクテッドTVとは
コネクテッドTVと聞いて、「一体なんのことだろう?」と思う方も少なくないと思います。ですが実は、すでに50%の日本の家では全てコネクテッドTVになっているくらいコネクテッドTVは人気になってきています。
じゃあコネクテッドTVって何?と思われると思いますが、テレビの中にNetflixやTVerなどが搭載されている、TVのことをいいます。例えばAppleTVやRakuTVがそれにあたります。
コネクテッドTVを導入した家では、ネットにさえ繋がれば、テレビだけではなくYoutubeやNetflixを見ることができます。
コネクテッドTVの効果
これを聞くだけだと、そこまでコネクテッドTV(以下CTV)がすごいように思えず、そんなに広告効果があるのかと疑問に感じると思います。
ですが、AppsFlyerによると、企業の98%がモバイル広告よりもCTV広告の方が効果が大きくなるとアンケートの結果として出しているようです。
日本ではいまだにCTVでの広告戦略はまだ顕著に行われているような感覚は無いですが、北米などではダイレクトレスポンスマーケティングをCTV広告として出したり、あらゆる施策が行われています。
上記の記事の中で特に驚いたのが、
北米のCTV視聴者の半数がCTV広告を見た後にアプリをダウンロードした
という調査結果も出ているようです。
また、消費者の86%が特に関連性のある広告であれば、CTV で喜んで広告を表示すると回答しているようです。
この反応率はかなり高い値だと思っていて、
視聴者が今まで広告に対して嫌悪感を持っていたのに対して、CTVの台頭によりそこに対してある意味で好意的になっているということを示唆しています。
なぜこういうことができるのかというと、
今までのTVと圧倒的に違うCTVの特徴として、CTVの媒体ごとにユーザーデータが蓄積されるということです。
これによって、各テレビによって最適な広告を表示することができるようになっており、上記のような反応率を得ることができています。
さらにすごいところがこれがTVとして行えているということです。
通常モバイル広告だと、モバイル端末ということもあり、
違うチャンネルに切り替えたり、離脱しやすいという傾向があるのに対して、TVという媒体は離脱しにくいという特徴があるため、広告もモバイル端末に対してより見てもらいやすいという特徴を持っているようです。
どのくらいでモバイル広告を越すの?
ではどのくらいでモバイル広告を越すのか
国内で見てみると、以下のようなデータを見ることができます。
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こちらは総務省が出しているデータで少し古いですが、2016年の時点で3兆ほどの規模だと見ることができますおそらく現在では4兆は行っている数値だと思います。
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CTV広告市場規模をみると、2020年の段階ではまだ102億円と、モバイル広告の1/10よりも少ない値になっていますが、年々急成長が予想されています。約5年ほどで10倍だとすると、コネクテッドTV広告市場は2030年ごろにモバイル広告市場と並ぶのではないかと考えます。
筆者が考えるモバイル広告のデメリット
あえてCTVのデメリットを挙げるとするならば、モバイル端末よりも普及台数が少ない可能性があることだと思います。モバイル端末は1人につき1台以上持てますが、CTVは一家に一台が限界なのでは無いかと考えます
費用対効果が高いですが、もし売り上げをより伸ばしていく必要がある企業の場合、テストマーケの場所としての利用のケースが増えるのでは無いかなと思いました。
まとめ
今回、CTV広告の可能性について述べましたが、やはりコネクテッドTV
がこれから普及していくのは必至だと感じました。
その上で、CTV広告で発信しつつ、どのように他の広告媒体との相乗効果を得ていくのかを考えるのが非常に重要なのでは無いかと思います。
これからも広告に対するアンテナを立てつつ最適解を見つけていけるように
するのが我々に求められるスキルだと感じました。
それでは〜