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DXとは、社内転職である。side A〜営業マンが1からウェビナーを立ち上げた軌跡〜

こちらの記事はヤプリ島袋(しまこさん)と2部構成です。しまこさんの記事はこちらです。

2020年、外部環境の変化と同じタイミングで、私のキャリアも大きな変化がありました。15年のキャリアを築いた「営業」から、「マーケティング」への転換。部署名は「オフラインマーケティング部」、役割は自社セミナーの企画や登壇/展示会の運営を行います。

マーケティングを1から学び、高速でキャッチアップしていくぞ!と思った矢先、2020年のすべてのイベントが中止となりました。
世の中がどうなるか分からない不安がただよう中、私の頭をよぎった危機感は、

「仕事がない…」

当面のオフラインイベントが中止となり、自分の存在意義はどうなるのか?クビになるのではないか?ということも頭の中をよぎりました。

この後、ウェビナー立ち上げに至るまでの道のりは順調ではありませんでした。紆余曲折を経てたどり着いた結果です。今までの仕事の延長線上にはなく、転職と同じくらいの変化を感じました。

通用しない手紙アプローチ

まず最初に取り組んだのは、営業時代におこなっていた「手紙」アプローチでの商談獲得。「自分にできることはなにか?」を考え、今までの経験を活かす方法を選択しました。

結果は散々でした…

手紙を送付しても会社に出社する人が少ないため、効果が出ません。今考えると当然なのですが、切羽詰まっていた当時の私に考えられる最善の策でした。

自分が得意とする営業手法が通じなくなり、いよいよ自分の仕事がなくなっていきます…

ウェビナー開催への決断

ふと隣を見ると、同じチームの先輩の島袋(しまこ)さんがセミナーをオンラインで開催しています。「オンラインでウェビナー???」今となってはウェビナーの開催は当たり前になっていますが、当時はどこの会社も開催していませんでした。

「自分もウェビナーをやってみるしかない…」

しかし、当時の私にはセミナー(イベント)の企画/集客のノウハウ/開催実績も一切ありません。怖くて、縮こまって動けません…

そんな自分とは違い、しまこさんもウェビナー開催の実績がないにもかかわらず、果敢にチャレンジをしています。その姿から勇気をもらい、自分を奮い立たせました。

恐怖の壁を乗り越えてチャレンジすることが自分の生き残る道だと、覚悟を決めます。

実際に行動を起こしても、自分一人では何もできません。チームメンバーの多大なる協力のもと企画が立ち上がり、実施まで進んでいきます。セミナーの企画の立て方、企画に対してのフィードバック、LP(ランディングページ)作成や集客メールなどなど、数え切れないほどの業務を周りの方々の助けを借り開催まで進めていきました。

記念すべき第一回目開催のレポートがこちらです。(記事も私が書きました!)

振り返って感じること

振り返ってみると、自分は恵まれた環境で仕事をさせていただいていると感じます。
チームメンバーは、自分のやろうとしていることを否定せず、傍観もせず、一緒になって汗を流してくれました。成功するかどうかわからない企画に対して手を差し伸べてくれたことは、本当にありがたかったです。周りの方々の助けがなければ、間違いなく途中で挫折していました。

自分が成功したかどうかはわかりませんが、あの時立ち止まって恐怖の壁を乗り越えていなかったから、今の成果はありませんでした。「立ち止まらずに動いた」ことで、周りの人のサポートをいただくことができ、マーケターとしてのスキルも上がりました。
動けば成功するという確約はありませんが、動けば今とは違った結果が生まれ、新しい気付きがあることは間違いないです。

またウェビナー開催を通じて、自社のDXを推進するお客様のお話を伺う機会にも恵まれました。
共通していたのは「現状にとどまらない」ことです。新しいことを始めることはリスクが伴いますが、自分が信じた道を突き進む姿に心を打たれました。

セミナーレポートにオルビス様/YKKAP様の概要をまとめておりますので、ぜひご覧下さい。

今回は、「DXとは、社内転職である」と題し、営業マンが1からウェビナーを立ち上げた軌跡を共有させていただきました。

DXとは、「恐怖に打ち勝って新しい道を切り開く」ことと、自分の経験/お客様から学びました。

自分自身もまだまだ変革できる点がたくさんあります。進化を止めずに行動し続けることがトランスフォーメーションの本質であるため、さらに社内転職を繰り返していきたいと思います。

自社のDXをご検討されている方はぜひご相談下さい。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

#日経COMEMO #DXに失敗する理由

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とも(高橋知久)
新しい本を買ってまたnote書きます!