【自分用メモ】紙のサイズ、A判とB判について
※今回のオフィス移転に伴い廃棄されようとしていた『竹尾ミニサンプル(紙の見本帳)2003年度版』を譲ってもらいました。(タイトル写真)
なんで紙のサイズにA判とB判があるのかが、ここにわかりやすく書いてありましたので、かいつまんでメモ。
その歴史
まずそれが決められた時期は昭和はじめ頃。それまで用紙サイズは規格化されておらず様々なサイズがあったが、それだといろいろと不都合も多く非効率的ということで、昭和4年にJISが寸法規格としてAとBを定めたらしい。
なぜAとBの2タイプあるのか?
Aはドイツの物理学者によって提案された規格で、現在の国際規格。日本では、それまで新聞や雑誌のサイズとして馴染みの深かった「菊判」がその寸法に近かったため採用された。
一方Bの方は、「菊判」に近いAサイズのみ採用されてしまうと、書籍などで馴染みのあった「四六判」が対応されず、それはそれで混乱を招いてしまうのでBサイズが設けられた。
サイズについて
ともに0〜10まであるらしく、一般的にはコピーなどでよく使われるA3〜B5ぐらいがよく目にするサイズかと思いますが、われわれ広告制作に携わっているとポスターなどでA0(A倍)、B0(B倍)なども使いますし、ミニパンフレットのようなものでA5、A6サイズといったものを制作しますが、10までサイズがあるとは知らなかったです。
ちなみに、AもBも用紙を半分にするとそれぞれひとつ下のサイズの用紙になります。例えばA4を二つ折りにするとA5に、A5を二つ折りにするとA6に、といった具合です。
これは紙の縦横の長さ比が1:√2になっているからで、これを「ルート長方形」と言うそうで、裁断などの際にロスなく出来て効率よくさまざまな大きさの紙が取れるそうで、無駄なく自然にも優しいということなんでしょうね。