見出し画像

京都へ行って小説講座を受けてきた話。

10月9日に開催されました、作家望月麻衣先生のキャラクター小説入門に参加して参りました。
京都北区役所様主催のふるさと納税返礼品として企画されたものです。
アイデアの出し方、キャラの設定、コツなどをご指導いただきました。

私は小説をずっと書いてはきたのですが、いつも納得いっていませんでした。学生の頃はプロットを作らずにただ好きなものを書いてきましたが、公募に出したいと考えたころから、まとまった小説が書けなくなってきました。長編小説ともなると書き上げたものはひとつかふたつ。それも物語は崩壊しておりました。途中で嫌になり投げ出したくなるものばかりです。
それはなぜなのか、ずっと疑問に思っていました。人に相談すれば、キャラクターから作れば問題ないよ、と言われたことがあり、やってみたのですが、うまくいかず――何かが一致しない。

プロの力を借りないといけないと考え講座を他にも受講したことがあったのですが、私のつまづきは既に書いている人ではなく『書きあぐねている人』『書きたいものを形にするコツ』だったので、望月先生の講座は大変に勉強になりました。以前、参加したものでは実際にどんどん公募に出している方が多い講座だったので私は、ジャンルも説明できず、浮いた感じになりました。
先生はあくまで、こういう書き方もあるんですよと説明してくださったのですが、これから書き方を変えてみよう、そう思えました。

まず、文学賞とキャラ文芸の違いからの説明はありがたかったです。私は自分に合ったジャンルの明確な差も理解しておりませんでした。
そして、面白い話には「ルール」があること。これはわかっているようでわかっていませんでした。で、実際に作業してみたら「これ書きたいかもしれない」という話がひとつできあがりました。
一人称、三人称の使い分けなど、基本的なこと文法のことを教わりました。
望月先生は数々のヒット作を生んだ先生であり「え、こんな売れっ子作家さんから直接教えていただけるの!?」と驚きました。
京都寺町三条のホームズシリーズ(アニメ化もされております)、わが家は祇園の拝み屋さんシリーズ、満月珈琲店の星詠み……他多数書かれております。置いてない本屋さんないと思います。
京都の街を舞台にした作品が多く、今回も京都北市役所様主催の京都キタ短編文学賞に向けて、のことでした。

受講したからには、是非応募したいです。
他の受講者様の作品もどれも気になります。同じ受講された方、みんな出してほしいな、そう思いました(などと私が一番怪しいのだけど)。
最初、私はとても緊張していましたが、みなさま気さくな方で一人で参加でしたが、来てよかったな、と思いました。
創作される方からお名刺を頂戴しました。とても、かわいくて私も作りたいなと思いました。こういう機会があったら配ることもできて、先生も何が仕事に繋がるかわからないから持っていてもいいかも、とご自身の体験を披露してくださいました。ご縁はどうつながるかわからないですよね。

先生の講座を受講してから、お茶菓子、町屋探索も創作意欲を掻き立てるものでした。
先日まで朝ドラ「あさが来た」を見ていたので趣ある町屋は当時の商人の家を体感できて、とてもタイムリーでした。
洋風と和風が入り交じり、歴史的にもデザイン的にもとても価値がある建物でした。

小説講座を受ける日の朝、特急に乗ったら指定席なのに誰か知らない人が寝ていたり、トイレ行きたくなって公園によったらトイレの紙がなくてコンビニに行ったり、雨が降ってきたり、いろいろありました。
妹は思ったより寒くてイオンでセールの上着を買ったり、京都の夜はどうしても美味しいもの食べるんだと意気込んだあげく(私はもう講座を受けて満足したので正直、晩御飯はなんでもよかった)イオン内の串物語に行きたかったのですが、90分待ちで断念して、ラーメンを食べて終わりました。普段、歩かないせいで私は足が故障しておりました。

この前、荷物を送ってくれた叔母や会社にお土産を物色していましたら、相当な量になりました。みんな、そうなのか、お土産屋さんのレジは「こちら最後尾」の札を持っている人がいて長蛇の列を並びました。どこの壁サークルだよと思いました。

そんなこんなで一泊二日の旅行を終えて、私たちの旅は終了しました。講座を受講した際に区役所の方から「noteから参加していただと聞いて書いたかいがありました」と言っていただき、私も書いていただきありがとうございました、と思いました。めちゃくちゃお得なものだったので大人で物書きの人はぜひ、参加した方がいい内容でした。
しかも! 12月末までに小説を書いて送付しますと!
望月先生が読んでくださるそうです……!! 俄然、燃えてきますよね!

失礼ながら望月先生の作品を読んだことはなかったので(ホームズのアニメは拝見しておりましたが)これを機に拝読させていただこうと思います。
終わりにはサインもいただきました。かわいいサインです(^^♪

こういう講座が近くにあって、風流な町屋に通えたらどんなにいいだろう……そう思える内容でとても充実しました。あっという間に時間は過ぎ去ってゆきました。雨の音を聞きながら、とても集中できていたのです。

企画してくださった京都区役所の方、らくたび様、どうもありがとうございました! ぜひ、また楽しい企画があったら参加したいです!

きのこの和菓子にお抹茶と先生の差し入れ!うまし!

いいなと思ったら応援しよう!

ミツモト烏兎
サポートしていただけただけで、めちゃ元気でます。あなたのこと好きになって、みんなが私もやろう、って思う記事を上げれるよう精進して参ります。主に小説関連!