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〈質問〉イエスが十字架刑で気絶していて生き残った可能性はないのだろうか?

〈回答〉

生き残るという可能性はまったくありません。
イエスは鞭打ちで出血多量になり血液減少性ショック状態になっていました。
ローマ兵は本当に死んだのか槍で突き刺し確認しています。その槍はイエスの肺と心臓を貫いています。また、囚人や死刑処刑者を逃せば、処刑担当の兵士が死刑になります。
ローマ兵が自らが死刑になる状況を作り出すことは考えられないことです。

イエスが全身に大けがの瀕死の状態で弟子たちへ姿を現したとしたなら、次のようなことにはなっていなかったでしょう。
復活したイエスの姿を見て、彼の弟子や信徒たちが自分もよみがえりの身体が与えられるという確信を得たのです。やがてイエスのことを世界中に伝えていきました。

「イエスが復活後に現れたことは、古代史の中でも最も真実なことである。(中略)これが史実であり、また初代教会のクリスチャンがイエスの復活に絶対的な信仰を持つことができたことの理由がここにあることは、理性的に考えても、疑う余地はまったくない。彼らはそれがイエスだと知っていたのだ。そして『私たちは主を見た』と自信をもって言うことができたのである。

マイケル・グリーン(イギリス人神学者)
1930年生。聖アルデーツ教会(イギリス:オックスフォード)司祭(75-86年)、リージェント・カレッジ(カナダ:バンクーバー)伝道学教授(87-92年)、カンタベリー大主教、ヨーク大主教の顧問(伝道)を歴任。30以上の著書がある。

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