【Edge Rank 1070】平日と都市の生物多様性【TOMAKI】
6月は、祝日がない。5月のゴールデンウィークが終わると、7月の海の日までずっと曜日通りに「平日」と「休日」がひたすら10回も繰り返される。休みの日を待ちわびる者にとって、2か月以上も祝日がないなんてたまったもんじゃない。まぁ私は、来週有給を取りますがね。
というわけで、Edge Rankの今月の共通テーマは「平日」です。
日曜アーティスト
私は、「日曜アーティスト」を名乗って週末に趣味の創作活動をしています。平日は、ひたすら仕事漬けの日々。なので、週末と平日とでは活動内容も性格も感情もまるっと入れ替わるという、まるで二重人格のような生活を送っています。週末のクリエイターとしての人格を主軸として考えるなら、平日はずっと眠っていて、土・日・祝日にだけ目を覚ますというような感じですかね。
金曜の夜に「さてさて」と目を覚まし、土曜日と日曜日に目一杯あれやこれやと活動し、日付が変わって月曜日になった頃に週末を振り返りながらまた「やれやれ」と眠りにつく。もちろん祝日を待ち焦がれてますし、必要であれば有給を取って趣味の活動に充てることも。隙間時間を制作に充てるので、平日でも会社終わりや、通勤時間などの隙間時間などにスマホで書き物をしたりなども。この文章も、朝の通勤電車の中で書いています。
平日の仕事と、週末の活動とかもう少し近づけば良いのにと思わないでも無いですが、まぁそれはそれ。平日の仕事がきつければきついほど、そのストレス発散のために週末はとことん自分の好きなことに没頭するなんてこともあって。そんなわけで平日も、悪く無いなと思うのです。
nl/minatoの活動
5月から10月にかけて、オランダ大使館の支援で港区で行われる地域と社会課題をテーマにしたワークショップ『nl/minato』というプロジェクトに参加しています。会場は港区芝浦にあるSHIBAURA HOUSE。5月にキックオフがあり、基本的に隔週水曜日の夜に集まっています。
2019年に初めて参加した時は、「オルタナティブな未来」をテーマに、いろいろな人にインタビューをしつつその内容を分析しつつレポートにまとめました。二度目の参加となる今年のテーマは、「生物の多様性」。10月までの約半年程の間にミートアップや取材やリサーチなどのアクティビティを経て、最終的にレポートを作成して発表という流れですね。テーマがとても広いので、ふとするとなんでもありな感じになってしまうのですが、とりあえず港区というエリアに絞って都市の中の自然という風にとらえると、それなりに見えてくるものがあるかな、と。図書館から生物多様性(biodiversity)について書かれた本を借りて読んだり、街を歩きながら都市の中の自然や生き物を探したりなどしています。
そんな中、いくつかお勧めの本を見つけましたので、ここで紹介しますね。
図解で分かりやすく、生物多様性についての情報が広く的確に網羅されています。このテーマについての入門書として、14歳だけでなく大人が読んでも勉強になります。
生物多様性について本を読んだりなどして調べていると、よくこの『沈黙の春(Silent Spring)』という本と、著者のレイチェル・カーソンさんが出てきます。今から60年も前に書かれた化学薬品による自然破壊をテーマにした先駆的な本です。
今回のプロジェクトにぴったりな本。都市の生物について、オランダの学者さんが書いた本です。図書館で借りて読み始めましたが、内容が面白いので同じ本をネットで注文し、さらに英語版を電子書籍で購入しました。
5月にキックオフした今回のプロジェクトは、全体のスケジュール的にはまだ序盤といったところ。先週6月7日は、Open Greenという台北における行政と民間による地域活性化と緑化を含む都市計画の事例を現地の担当者の方とオンラインでつないで学びました。次回は、7月1日に外に出てフィールドワーク。10月まで、活動が楽しみなプロジェクトです。
編集後記
25年ぶりに、大学の恩師に東京で会いました。実際にこの先生の授業を受けたのはたった2週間だったのですが、このクラスのおかげで自分の人生が変わったと言っても過言ではなく。卒業直後にホームレスになりながらアメリカの西海岸で就職活動をしていた時に、なんとか仕事を手に入れることができたのは、この先生のクラスを取った時の作品が私の就職活動時のポートフォリオに入っていたから。改めて、その時の体験や、「今も元気にやってますよ」というのを直接伝えることができて嬉しかったです。
さて、今回もお読みいただきありがとうございました。
次号は、「東京散歩ぽ」の中川マナブさんです!