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『詳細解説』いよいよ公募開始!エアコン買換にも使える省エネ補助金・北海道「省エネ環境整備補助金」


(2024.04.19 - 2次募集に関する関連記事と無料申請支援を追記)
(2024.06.10 - 7月31日締切の3次募集に関する関連記事を追記)
(2024.09.02 - 9月30日まで公募期間延長となった関連記事を追記)

■エアコン買換にも使える注目の省エネ補助金が2月26日から公募開始となりました。

 先日、エアコン買い換えも対象となる注目の「北海道省エネ環境整備補助金(正式名:中小・小規模企業省エネルギー環境整備緊急対策事業助成金)」の概要をお伝えしましたが、この2月26日から公募開始となりました。
 それに先だって公募の手引きが公開され、詳しい内容が分かってきましたので紹介させていただきます。

●関連記事

【9月30日まで公募期間延長】
公募期間延長が決定!エアコン買換にも使える北海道「省エネ環境整備補助金」
(2024.09.02追記)
https://note.com/tomahojo/n/nc2c3e51d173d

いよいよ最終公募!エアコン買換にも使える北海道「省エネ環境整備補助金」7月31日締切で3次募集開始(2024.06.10追記)
https://note.com/tomahojo/n/n82d24fc5c184

エアコン買換にも使える!?北海道「省エネ環境整備補助金」2月中下旬より公募開始
https://note.com/tomahojo/n/n97c02c5b67c4

【速報】北海道から最大200万円の「省エネ・デジタル環境整備補助金」が公募されます
https://note.com/tomahojo/n/n62554af819bb



北海道省エネ環境整備補助金 チラシ表面
北海道省エネ環境整備補助金 チラシ裏面

■補助上限100万円、補助率は条件により1/2~3/4

 補助金の対象事業者等は前回もお伝えしましたので下にまとめて紹介します。
 補助上限は100万円で、補助率は売上減少要件(下記参照)に条件により1/2か3/4。例えば3/4の場合は、税別134万円程度の事業費で100万円の補助となる計算です。

 なお、事業所ごとに申請出来るのか、会社全体で1回のみの申請なのかという点は不明でしたが、「1事業者1回限りの申請」と明記されました(つまり、会社ごとに1回限り)。
 

■第1回公募の締切は3月31日、さらに5月7月の3回に分けて募集

 第1回の公募締切は3月31日と示されました。原則は電子申請ですが、郵送申請も受け付けており、郵送の場合は3月31日消印有効です。

 また、第2回第3回の公募は5月、7月を予定。ただ、一般的に公募回が遅いほど予算が少なく応募者が多い激戦になることが多いため、早めの申請が可能な事業者は初回に申請することをオススメします。

■省エネ設備の「入替」のみが対象(つまり新規導入は対象外)

 前回もお伝えしましたが、対象設備は「省エネ設備への入替に係る経費」とされました。「入替」ということは新規導入は対象外で、既存設備をより省エネ性能が高い設備に入れ替える際に活用可能です。

 手引きで新たに示された内容としては、予想通り「更新後の年間エネルギー消費量が10%以上削減されること」という条件が付きました。さらに、入替前の設備を撤去することという条件も付いています。
 ちなみに、エネルギー消費量の削減量については、カタログ等で現在の機器と更新後の機器の年間消費電力量等を調べて申請書に書き込むことになります(カタログ等で証明も必要)。

エネルギー消費量計算書(手引きより)

■省エネ設備はどんな設備が対象なの?(エアコン、業務用車両、重油ボイラー)

 具体的に、どんな設備が対象となるのかですが、手引きには例示として「エアコン」「業務用車両」「重油ボイラー」が示されています。

対象機器の例(手引きより)

 ただし、下記の物は対象外と示されました。
×従業員の福利厚生を目的に導入する物
×事業用車両(緑ナンバー等)以外の車両
×私的利用となるもの

 逆に言うと、これ以外は示されていませんので、省エネ性能比較が出せる機材については出すことは可能だと思われます(詳しくは事務局へご確認ください)

■事業実施期間は採択決定から2025年1月24日まで。ただし事前着手有り

 事業実施期間は、補助事業計画が採択されてから2025年1月24日まで。
 この期間までに設備の設置や支払いまで完了していることが必要となります。発注から納品まで時間が掛かる機器を入れる場合はご注意ください。

 また、2023年12月14日以降に着手したもの(つまり発注日がその日以降)のものについては例外的に認められることとなりました(いわゆる事前着手)。
 そのため、すでに買ってしまった場合や、早く導入したいので採択を待っていられない場合も対象となります。
 ただし、申請と購入を同時に行う場合は、不採択になった場合のリスクも考えて購入する必要があります。

■売上減少要件に注意

 補助金を利用するにあたって売上減少要件も求められます。
 具体的には

(1)2022年1月以降の連続する6ヶ月間のうち任意の3ヶ月間の合計売上
(2)2019~2021年の(1)と同じ月の売上

この(1)と(2)を比較して、(1)の方が10%低い場合は補助率1/220%以上低い場合は補助率3/4となります。

売上減少要件の計算方法(手引きより)

 このルールは、この補助金が近年のエネルギー価格高騰の影響を受けて売上が下がっている事業者に向けたものという趣旨から来ていると思われます。
 正直なところ、エネルギー価格高騰と同時に物価高騰も来ているので、同じ販売量であれば原価高騰の影響で売上も上がっている(利益は下がっている)事業者も多いと思いますが、とりあえず売上減少要件を満たす必要があります。

 なお、売上減少要件を満たせない場合、付加価値額減少要件というものを使うことが出来ます。これは同じ基準期間の付加価値額(=営業利益+人件費+減価償却費)を比較するものです。詳しくは手引きをご確認ください。

■創業特例無し!?【手引き改正で創業特例が追加されました ※3月16日追記】

 通常、補助金の申請に売上減少要件が付く場合、基準期間後に創業・開業した事業者向けに「創業特例」というものがあり、売上減少の期間などの特例が設けられます。

 当初、この補助金の趣旨として、古い機器を新しい機器に入れ換えて省エネ効果を出すというもののためか、最近開業した事業者向けの創業特例は設けられませんでした。
 しかし、手引きの3月3日改訂版より創業特例が追加。これで、居抜き物件の事業者や法人成りした事業者もこの補助金が活用可能となりました。

新規創業・新規開業特例が追記された手引き(3月3日改訂版)より。詳細は手引きをご確認ください。

■申請は原則「電子申請」、ただし郵送申請も可

 申請は公式サイトからの電子申請が基本となりました。
 ただし、郵送申請も認められましたので、電子申請が難しい事業者の方は郵送でも申請可能です。

■省エネ補助金・概要

補助金名:北海道省エネ環境整備補助金(中小・小規模企業省エネルギー環境整備緊急対策事業助成金)
対象:北海道内中小企業・個人事業主
対象経費:省エネ設備への入替に関する経費(設備費・設計費・工事費)
募集時期:2024年2月26日~3月31日(第1回)
補助上限:100万円
補助率:売上要件①の場合1/2、売上要件②の場合3/4

売上要件:2022年1月以降の連続する6ヶ月のうち任意の3ヶ月間の売上が2019~2021年の同月比で
→要件①10%減 ※1
→要件②20%減 ※1
※1:付加価値額の場合は①15%減、②25%減

■エアコン買換を希望される事業者様に、当センターで無料申請支援の実施決定(札幌・苫小牧・千歳・恵庭と周辺市町村限定)

(2024.04.19追記)
 非常に高い人気の当補助金ですが、当センターの関係事業所を使ってエアコン買換をされる事業者様向けに、無料で申請支援をさせていただくこととなりました。
 対象地域は、札幌市・苫小牧市・千歳市・恵庭市とその周辺市町村限定とさせていただきます。

 申請書の作成支援から見積、採択後の施工、報告支援まで一貫して当センターと関係事業所で行わせていただくことが可能です。また、不採択だった場合は費用は不要です。

 興味がおありの方は、下記連絡先までお問合せください。

電話:0144-82-8973

お問合せはこちらまで(Googleフォーム)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeuS0R5UqZD82-ZZco1lJMkZdy0Z_p-U5zEv_Wa9MvqrgxxWw/viewform

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