二次募集はある?~北海道の夏の二大補助金「新事業展開販売促進支援補助金」と「宿泊業省エネ補助金」が本日申請締切
本日8月4日で、北海道の夏の二大補助金(と私が勝手に呼んでいる)、
「新事業展開販売促進支援補助金(販売促進支援補助金)」
「宿泊業環境整備緊急対策事業費補助金(宿泊業省エネ補助金)」
が締切になりました。
いずれも人気補助金ですが、7月3日公募開始(宿泊業は7月10日公募開始)、8月4日公募締切と短期決戦だったため、申請が間に合わなかった事業者の方も多いのではないでしょうか?
そこで、間に合わなかった事業者が応募できる二次募集があるのかどうかを考察してみたいと思います。
■北海道の夏の二大補助金
今回、締切を迎えた補助金はそれぞれ、
①販売促進支援補助金については補助額最大100万円(3/4)で中小企業の販路拡大に、
②宿泊業省エネ補助金は補助額最大500万円(3/4)でホテル・旅館などの機械装置の買い換えや、省力化になる機械装置の導入に、
使用可能な人気の補助金です。
■2次募集はあるの?
いずれも2次募集の予定は未定とされていますが、果たして2次募集はあるのでしょうか?
まず、話の前提として、それぞれの補助金とも、2次募集については予算が余れば募集する(可能性がある)ということです。
それではそれぞれの補助金にはいくらくらい予算が付いているのでしょうか?
■各補助金の予算額は?
なお、①販売促進支援補助金については、昨年度の当初予算はもっと少なく、景気対策として補正予算が何度も組まれ、最終的には予算総額26.6億円、募集も第5次募集までという大型募集となりました。
それと比較すると、今年は昨年よりは大幅に少なくなりそうです。
■何件くらい採択者が出るの?
ここからは完全に私(著者)の推測が入るため、あくまでも参考程度に聞いて欲しいのですが、採択件数を予想してみたいと思います。
まず予算額には事務局経費(委託費)も含まれるため、補助金に使われる額はその8~9割程度だと予想されます(計算では85%が補助金に使われると想定)。
①販売促進支援補助金の採択件数想定
1件当たりの採択額ですが、①販売促進支援補助金は最大100万円の経営改善枠と、1件30万円の販売促進枠の2種類があります。昨年度の傾向では採択事業者の比率は新事業展開枠6割、販売促進枠4割くらいと若干新事業展開枠が多かった印象です。
また、新事業展開枠の中にデジタル枠300万円の事業者もあり、その内数は不明なため最終的に概算で出すしか無いのですが、デジタル枠は採択者が少なく、それぞれの補助金の上限前申請しない事業者もいるという前提で1件当たり70万円と想定します。
計算してみると採択件数の想定は
補助金額6.8億円×0.85÷70万円 →約825件
となります。
②宿泊業省エネ補助金の採択件数想定
1件当たりの採択額ですが、1件の上限が500万円であるものの、改修工事などは対象外なため上限まで使い切る事業者はそこまで多くないものと考えます(当社へのご依頼も上限には遠く達しないものが多かったです)。
そこで1件平均250万円と想定します(完全に想像の世界なので大外しするかも・・・)
計算してみると採択件数の想定は
補助金額10.9億円×0.85÷250万円 →約370件
となります。
ちなみに、1件平均400万だと約230件、1件平均150万円あと約620件と大幅にずれる想定なので、本当に概算ですね・・・
■それで2次募集はあるの?
さて、各補助金の採択件数想定をした上で、2次募集はあるのか
考えてみたいと思います。
①販売促進支援補助金の2次募集は?
昨年度の採択率・採択件数から考えて見たいと思います。
昨年度第1回公募は採択率が非常に高く1151件の応募に対して893件採択(採択率77.6%)となりました。しかし、第2回公募以降は平均採択率60%程度まで下がりましたので、そちらの採択率に近くなるものと想像できます。
また応募件数は、昨年度は第1回第2回とも1150件程度、ある程度出したい事業者が一巡した第3回申請からは600件程度で推移しています。
そう考えると、今年度は申請までの時間ある程度ありましたので、昨年度の第1回第2回と同じくらいの応募件数、昨年度の平均採択率で行った場合、
応募1150件×採択率60% →採択数690件
そうなると、総採択件数が825件で、第1回採択件数が690件ですから、募集130件程度と狭き門ながら第2回公募はある可能性がありそうです。
②宿泊業省エネ補助金の2次募集は?
昨年度の公募が無かったため、①のような計算を出すことは出来ません。そこで参考になるのが、2021年度に出された「宿泊事業者感染防止対策等支援事業補助金」です。
1件当たり、最大750万円となる非常に使いやすい補助金だった訳ですが、予算を使い切れず再募集を繰り返して事業終了時期ギリギリまで募集していました。
予算額がいくらだったのか、北海道の予算資料が古いものが公表されていないため調べきることが出来ませんでしたが、宿泊業という限られた業種に対する補助金は、全業種対象のものと比べて利用者が限られるようです。
そう言う意味では、第2回公募の可能性は十分にあると思います。
■結論として2次募集の可能性は十分にある。ただし1次よりも狭き門
いろいろ計算した割りには最後は想定に想定を重ねているので、精度に非常に不安がある検討でしたが、
「結論として2次募集の可能性が十分にある、ただし1次よりも狭き門」
というのが一応の私の見解です。
前半に書いたとおり、あくまでも参考程度ということでお願いします。
いずれにせよ、採択結果が出る8月後半から9月前半に二次募集の有無がアナウンスされるものと思われます。
■補助金申請をお考えの方は、ぜひ当センターへご相談ください
苫小牧補助金助成金サポートセンターでは、自社での申請が難しい事業者に向けて各種補助金の申請サポートを行っています。
様々な補助金のサポート実績がありますので、支援をご希望の方や、自社でも使えるかなどご相談は、電話、お問合せGoogleフォーム、SNSのDMなどでご連絡ください。お待ちしています。
電話:0144-82-8973
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