これで最後の公募?「事業再構築補助金」第12回公募がいよいよ発表~最大8,000万円の中小企業向け最大の補助金
■第12回公募締切は7月26日
中小企業向け補助金としては予算規模、補助額(100~8,000万円)ともに最大の補助金、事業再構築補助金の第12回公募が発表されました。
応募締切は2024年7月26日(18時)となっています。
■新市場進出や事業転換を目指す事業者に向けた補助金
事業再構築補助金は、新市場進出や事業転換など思い切った事業再構築をしようと試みる中小企業の手助けをする補助金で、中小企業向けとしては飛び抜けて補助額が大きいことから非常に注目されている補助金です。
自社にとって初めてとなる事業が対象となることがポイントです(既存事業には使えません)。
■事業再構築補助金の各種類型と補助額
(A)成長分野進出枠(通常類型)
補助額:100~6,000万円(従業員数による)
補助率:1/2
(B)成長分野進出枠(GX進出類型)
補助額:100~8,000万円(従業員数による)
補助率:1/2
(C)コロナ回復加速化枠(通常類型)
補助額:100~3,000万円(従業員数による)
補助率:2/3
(D)コロナ回復加速化枠(最低賃金類型)
補助額:100~1,500万円(従業員数による)
補助率:2/3
※他にサプライチェーン強靱化枠などもあり
事業再構築補助金は申請する類型ごとに補助額や補助率が異なります。
どの類型がどういう条件で申請可能かは公式サイトの要項をご確認ください。また、当センターでもご相談を承っております。
■補助対象経費
・建物費(主に店舗改装、工場改装、撤去費用など。新築は制限あり)
・機械装置・システム構築費(機械の導入、システム導入など)
・広告宣伝・販売促進費(Webサイト構築や各種広告など)
など。既存事業の設備の入替や、不動産・車両・パソコンの購入などは対象外となります。
■事前着手制度は原則無しに
事業再構築補助金は、申請→採択→交付申請→交付決定というプロセスを経て補助事業が開始されますが、これまでは一定の条件を満たせば事前着手(申請前もしくは申請と同時に発注、納品など)が認められていましたが、今回からは原則として事前着手制度が無しとなりました。
そのため、交付決定まで発注が出来なくなり、申請~採択~交付決定まで早くて半年程度掛かる現状を考えると、スケジュールに余裕がある事業者以外は非常に使いにくい印象です。
■今回から口頭審査が導入!?
事業再構築補助金は、全部で15ページ(補助額1,500万円以下の場合は10ページ)の事業計画書を中心に審査されるという従来の流れがあったのですが、第12回から一定の審査基準を満たした事業者に対し、オンラインで口頭審査を行うことが発表されました。
口頭審査は1社15分程度。この審査は申請者の代表や従業員などが対応するルールとなっており、補助金の申請支援者などは同席出来ないことになっています。
■前回の採択結果は?
〇事業再構築補助金 第11回採択結果(2023年10月6日締切)
全国採択率 26.4%(9,207社中、2,437社採択)
北海道採択率 19.0%(262社中、50社採択)
○苫小牧市・千歳市・恵庭市の採択状況は?(第11回)
苫小牧市内採択 3社(前回4社)
千歳市内採択 1社(前回1社)
恵庭市内採択 0社(前回0社)
これまで40~50%台で推移してきた採択率は、前回で大幅に下がり20%台となりました。
理由としては国の行政レビューで事業再構築補助金の見直しが議論された影響や、この補助金の予算が含まれた基金の見直しの影響などと言われており、この傾向は今回も続くと考えられているため、シビアな審査が予想されます。
■補助金申請をお考えの方は、ぜひ当センターへご相談ください
北海道補助金助成金サポートセンターでは、札幌市・苫小牧市・千歳市・恵庭市など道央地区や北海道内を中心に、自社での申請が難しい事業者に向けて各種補助金の申請サポートを行っています。
様々な補助金のサポート実績がありますので、支援をご希望の方や、自社でも使えるかなどご相談は、電話、お問合せGoogleフォーム、SNSのDMなどでご連絡ください。お待ちしています。
電話:0144-82-8973
お問合せはこちらまで(Googleフォーム)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeuS0R5UqZD82-ZZco1lJMkZdy0Z_p-U5zEv_Wa9MvqrgxxWw/viewform
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