最終兵器
兵隊「隊長!圧倒的な敵の戦力に我が軍は壊滅状態で撤退を余儀なくされています」
隊長「それほど敵は強力なのか?」
兵隊「はい、我が軍の戦闘力では歯が立ちません」
隊長「そうか、しかし此処を死守しないと首都が陥落してしまう」
兵隊「隊長、ご決断を!」
隊長「これだけは使いたくなかったのだがやむを得まい。いいか、よく聞け」
兵隊「はいっ!」
隊長「今から言う言葉を一斉に敵に浴びせるのだ」
兵隊「はっ!」
隊長「一度しか言わんからよく聞けよ」
兵隊「はいっ!」
隊長「お前の母さん出ーベソ」
兵隊「こっ、これは」
隊長「長い間封印していた言葉だが致し方あるまい。さあ、行くのだ!」
兵隊「はっ!」
千年ほど未来の地球では武器というものはほんの小さなナイフにいたるまで消え去っていた。だが人間たちは争う事を止めず悪口での戦いを続けていた。
そして日本国防衛隊長の英断により首都ネオ・トウキョウは守られたのだった。