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会社の残し方は「ピジョン」・「おやつカンパニー」・「ホリプロ」に学べ!

皆さんこんにちは!
11月から東京は雨が降り、だんだんと寒くなってきました。
芸術の秋でもありますが、皆さんは観劇や美術館はお好きですか?
私はコンサートや劇を観ることが大好きです。
でも一番はセミナーに参加して色々な方のお話を聞くことですね(仕事人間ですかね?)
 
さて、今回は毎月発刊している「藤間秋男の100年企業創りレポート」より、皆さんの会社が 今日から100年続く企業にしていく為の、エッセンスをお話させていただきます。
新しく『100年残したい日本の会社』(扶桑社)を出版したんですけど、この第2話になります。
第1話は少し前の記事にあがっているので、是非読んでみてください。ここから読み始めてももちろん大丈夫ですよ!

第2話のテーマは
「未来への事業承継」 です。 

ピジョン株式会社という、哺乳瓶の育児用品を製造する会社があります。
このピジョンは日本国内の販売がほとんどだったのを、同族会社から上場して世界に進出して、経営理念の夢を、「」を世界に届けていると言っていました。
要するに今やっている哺乳瓶とか育児用品とかいうのを、アジア・ヨーロッパ・アメリカと世界に出していく戦略を行っています。

上場した後、経営者を一族に絞らないでやっていくことが必要なので、
ある時期から「オーナー」「経営者」は、基本的には社員の中から持ち上がった人が社長になり世界に「愛」を届ける
そういう会社になった。ということなんですね。

だから事業承継で何が何でも同族だという考え方じゃなくて、やっぱりこの会社の意義を考えたときに、同族でももちろん優秀な人もいますけど、それが続く保証はないですよね。

社員の中で、やっぱり次の社長にふさわしい能力を持った人はいますから。
 
おやつカンパニー
ベビースターラーメンでもよく知られているお菓子メーカーです。
この社長とは実は昔からよく知ってる仲で、一緒に勉強をしていて、
苦労した仲間なんです。
私は彼ほど勉強できませんでしたので、毎回感心させられていました。
すごく良くできる方なんです。将来をすごく考えられる方なんですよ。
その方が実はベビースターラーメンを
「世界のベビースターラーメンにしたい」「海外戦略をしたい」と考えていました。その中で、結局一人のもとの経営者・同族経営では限界があるんだと言っていました。
それでアメリカの投資会社「カーライル・グループ」と業務提携をしてノウハウを取り入れている、ということを聞いて、世界戦略に企業の生き残りを賭ける想いを感じました。

このままでは世界戦略まで行けないだろう。
だから提携をして世界戦略に出ていくということです。
そうすると一族はどうするのかっていうと、それなりのお金も入ってきますから、それを元に国内でお菓子の遊園地等、別の事業をやる企業として今邁進しているわけです。
ベビースターラーメンを世界でやっていく。
世界のラーメン、世界のお菓子にする。
こういう発想で突き進んでいるというのが凄いですよね。
 
ホリプロダクション
芸能プロダクションとして日本で最初に上場した会社で、現在はビジネスを文化事業まで広げています。
今回は創業者の方とお会いしたんですね
この方は凄いんですよ(感動すると語彙力が・・・毎回凄いという言葉しか出てこず)
当時、芸能プロダクションというのは1代限り、要するに初代が経営を行った後、それで終わったらもうなくなるというのが、殆どの芸能プロダクションだったんです。

ですがホリプロの堀さんは、
そうじゃないんだ、プロダクションはずっと続くんだ!
というような想いを持ち、まず何をやったかというと、
51歳のときに「堀」という苗字ではない人間に社長を譲ったんです。

社長を譲ったということは、一代限りじゃないわけですよ。
自分はまだ元気ですから、次の代を作って、今までやったビジネスは全て新しい社長に任せて、会長になった自分は新しい分野のプロダクションを作った。例えばスポーツ選手、文化人、それからミュージカルとか。
今までどちらかというとタレントのプロダクションだったんですが、それはもう今の社長がやるので、会長職になった堀さんは、別方面で企画を考えはじめ、文化事業部というのを作ったんです。
現在売り上げが大体半々らしいです。
上場もされたということで、やはり行動力がありますよね。
私もこのような役割を果たすべきなんだと思います。
なかなかうまくいってないんだけど(がんばります)

堀会長は文化事業部をスタートさせて、一つの柱にした。これがなければ、ホリプロはただの芸能プロアクションで終わっていたわけですよね。
バトンタッチをするのに何が何でも一族ということじゃなくて、多様に物事を考えたうえで、次世代の後継者を一度外で考えてみる
最後はホリプロさんは3代目社長の時に自分の子どもに戻ってるんですけど、それも堀さん自身が指名したわけではないそうです。

一族だけしか後継者にしない、という考えより、将来を見据えた戦略を行い、なおかつ発展する。
そういう経営をしていかなゃいけないかなと思います。

この話の動画は下記から視聴いただけます。チャンネル登録・高評価もよろしくお願いいたします。

#経営コンサル #事業承継 #社長 #会長 #愛 #夢 #100年企業 #おやつカンパニー #ピジョン #ホリプロ

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