ラグビーから学ぶ!ビジネスに役立つフェアプレー精神
藤間秋男の100年企業創りレポートより、今日から皆さんの会社を100年企業にするためのエッセンスをお届けします。
新時代を切り開くチーム力。ラグビースピリッツをビジネスに活かすヒント。ラグビーの話をします。目黒倫理法人会のモーニングセミナーで、ラグビーのワールドカップ日本代表チーム大躍進の秘訣ということで、ラグビーの話が経営に役立つんじゃないかと、日本ラグビーフットボール協会のプロモーション委員長の酒井直人さんからお話を伺いました。
ラグビー精神は経営にも通じる
1番目、ルールにはないラグビー精神。ラグビー憲章、品位、誠実さとフェアプレー、情熱、ゲームに対する情熱的な熱意、結束、生涯続く友情、絆、チームワーク、規律、フィード内外においてゲームに不可欠なもの、尊重、チームメート、相手、ゲームに参加する人、これが、そのルールないラグビー精神だ。
私は小学校、中学校はラグビースクール通ってたんですけど、高校からヘルメットに憧れてアメリカンフットボールに移ったんです。アメリカンフットボールは、この間、問題を起こしたように、クォーターバックを壊すとか、そういうことが我々としての使命だったんです。
その点、ラグビーは、ボールを持っている人以外にはタックルしてはいけないんです。だからボールを持っている人だけが、タックルの覚悟をして走ればいいので年をとってからでも出来るスポーツなんです。
ラグビーはなぜビジネスに効くのか。個人的推察。困難なことに対して克服する道を見つけようとする。理不尽なことが当たり前なので、タフに業務にあたられるということです。
困難なことに克服する道を見つけようとする。これが非常にあると思います。
ラグビー選手は社会でも活躍している人が多い
2番目、有名な言葉です。「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために、One for all, All for one チーム全体を考えて行動する」。そういうプレーをするということです。
途中で投げ出さず、最後まで最善を尽くそうとする。ルールとマナーを重んじるのは、フェアでないことは受け入れがたいということ。仲間を大事にする。この辺を見ると、アメリカンフットボールと変わらないかなと思いますが、やっぱりラグビーは紳士の国でスタートをしていますので、こういうことがきっちりしてるのかなと思います。
ラグビーの選手は、社会人になってもいろんな意味で企業から非常に尊重される方が多いと思いますし、運動選手はどちらかというとみんなラグビー精神のような気持ちを持ってます。運動選手が社会人になってビジネスをして活躍している理由が結構あります。そう思います。
ラグビーは年をとっても楽しめる紳士的なスポーツ
藤間秋男は、小学校5年から中学校3年まで、日本ラグビー協会主催の、ラグビースクール第1期生で有名な松尾雄治と一緒に秩父宮ラグビー場でトレーニングしていました。高校に入って、かっこよさに惹かれてアメリカンフットボールに変わりました。今考えると、ラグビーの方がよかったかなと思うんです。
なぜならばアメフトは危険で、年をとったらできないスポーツなんです。ラグビーは危ないといっても、ボールを持ってる人以外にはタックルできません。アメフトでは持ってない人に対してブロックできるので、大変危険なのです。
そのためラグビーは不惑クラブといって、40歳以上の人がラグビーをやっているのがいるのです。羨ましいです。アメリカンフットボールは、絶対にできない。怖くて、必ずケガします。ですからラグビーは年とってもできるスポーツで羨ましいです。
ラグビーのノーサイド精神が素晴らしい
またワールドカップ、ラグビーとアメフトでは集客力が全然違いました。何年か前にアメリカンフットボールのワールドカップがあったんです。知っている人いませんよね。私グランドいって泣きました。本当に、あの観客の少なさです。やってるところも、本当に情けない会場でありました。
ラグビーは凄かったです。そしてアメフトよりラグビーの方がわかりやすいです。
私がラグビーで好きなのは、試合が終わった後のノーサイド精神。どちらのチームもノーサイドということで、もう同じ仲間なんだと考えるところに素晴らしさがあると思っています。
すべてがノーサイドだと後腐れなく済むような感じがします。終わってるにも関わらずトランプさんなんかまだいろいろとやってますけど、やっぱりあのような精神がダメです。
ノーサイド、とにかく戦って、終わったらお互いに称えあって、お互いに尊重し合うような関係になることが重要だと思うので、ラグビーのこのノーサイドという精神はすごく好きです。私も運動してましたし、そういうラグビーの考え方が、企業経営にも役立つのかなと思います。逆に憎しみ合うことをずっと続けたら損です。
人生、憎しみ合う人や嫌いな人を作ってはいけません。嫌いな人はあるところで許してあげる。こういう人生が多分徳積みの人生になるのではないかと思います。
ありがとうございました。