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「Chat GTP?」「シロテナガザル?」
<登場人物紹介>
飯田橋博士 無類の読書とスポーツ観戦好き。猫を飼っていて、奥さんがちょっと怖い。
トウマ 博士のもとでお手伝いのようなことをしている大学生。
訂正記事の世界へようこそ!
飯田橋博士「さて、トウマ。今日は新聞の訂正記事を紹介するぞ」
トウマ「訂正記事って、どんな感じなんですか?」
博士「新聞には時々、間違いが載る。それを正すのが訂正記事じゃ。だが、訂正にもドラマとおかしみがあるんじゃよ」
トウマ「そんなに面白いもんですかね」
博士「今回は最近の朝日新聞からじゃ。ほれ、例えば『年賀状を出しますか?』というアンケート結果が逆に載った件。実際は『はい』と回答した人が74%もいたのに、『いいえ』が74%いたと間違えたんじゃと」
トウマ「それ、完全に真逆じゃないですか!『年賀状離れ』みたいなテーマの記事が崩壊しますね」
博士「そうじゃな。『年賀状の終わり』を語る記事が、実は『年賀状の復活』を伝えるべきだったとは驚きじゃろう」
トウマ「書いた記者さん、頭抱えたでしょうね……」
シロテテナガザル
博士「次は、シロテナガザルの誤りじゃ」
トウマ「えっと……お猿さん?どんな間違いですか?」
博士「本当は『シロテナガザル』じゃなくて『シロテテナガザル』が正しいんじゃ。担当編集者が入力ミスをしてしまったらしい。たった1文字でも意味が変わる。恐ろしいじゃろう?」
トウマ「ややこしいし、文字で見てもちょっと分かりづらい!それにしても、なんで気づかなかったんですかね?」
博士「そこがまた面白い。おそらく、サルに詳しい人が読んだら即座に突っ込む。まさに読者との知識勝負じゃ」
トウマ「新聞記者って、毎日ハラハラしてそうだな……」
オオタカじゃない、ツミだ!
博士「次は鳥じゃ。『オオタカ』と間違えられた『ツミ』もあったな」
トウマ「えっ? ツミって鳥がいるんですか。ネットで調べてみよう…… あ、僕には違いが分かりません(笑) 両方とも小型のタカなんですね」
博士「そうじゃ。動物好きは細かいからのう。ワシも猫の種類を間違えられたら大激怒じゃ!」
トウマ「ミーとクロもそう思ってるはずです!」
博士「そうじゃろう。飼い主として恥ずかしい間違いはできん」
ChatGPTも
博士「ほれ、こんな訂正もあったぞ。『ChatGTP』じゃなくて『ChatGPT』と書いてしまった話じゃ」
トウマ「まさかの人工知能の名前を間違えるなんて!」
博士「人間がAIを頼る時代に、AIの名前を間違えるとは皮肉な話じゃろう」
トウマ「ChatGPTがこれ読んだら泣きますよ」
博士「それもまた一興じゃな」
新聞の訂正は奥が深い!
博士「新聞の訂正記事は、読者に誠意を見せるための大切な仕事じゃ」
トウマ「間違いを素直に認めるのは、誰でも嫌なものですしね。でも、こうやって見ると面白いですね。間違いに人間らしさが出るというか」
博士「そうじゃ。訂正記事にはドラマがあるんじゃ。それに間違いをしっかり訂正することで、読者からの信頼が積み重なるんじゃよ」
トウマ「それって人生にも言えそうですね。僕の人生も間違いだらけだけど、ちょっとずつ訂正していこうかな」
博士「トウマ、お主が言うと泣けてくるから不思議じゃな。ほっほっほ」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!博士とトウマくんに話してもらいたいテーマがあれば、ぜひコメントでお知らせ下さいね。
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