楽しむって一体
DJをプレイしている時、気が付くと飛び跳ねている。
ただ、同じ現場の他のDJの方々を見ているとそんな事も無く、まるでタスクを消化するかの如く淡々とプレイをしている。
そして周りに「いつも楽しそうやなぁ」と言われる。
あれ?楽しいからDJ皆してるんやないの??ってシンプルに思う。
中にはプロダクションに所属し仕事として毎日現場に出ているなら分からなくもないが、自分の出ている現場では、そんな訳ではないのでみんな本職をしつつ趣味でDJをしているのだと思うが淡々とプレイをしている。
お客さん主体で自分が流したくない曲を流すときは多少はわかるが自分の流したい曲と織り交ぜつつフロアを作るのが自分の中での「上手いDJ」の定義なのでそこは自分も楽しめるよう日々曲を探すなり練習するなりしようよと思う。なんならそうしていないと流したい曲を流すことができなくなるので自分にとっては大変苦行になってしまう。
それ故、人が沢山入る現場や人気の現場よりも自由にやらしてもらえる現場でDJをしています。中にはお客さんの入りが多いし自由にできる現場はあるがDJの中でも人気の現場なので中々枠が空かない。
極論好きな曲を流せるならどこでもいいし客入りが多い時は最低限のモラルを守りグルーヴを意識しつつ新しい音を取り入れるべきだと思っている人種です。
日本のクラブはずっと同じ曲がかかっているという印象を持っているお客さんもいるのでそこはプレイヤー側の人間が底上げしていくべきだと思うしそういったプレイヤーにもう少しフォーカスが当たればなと思うが利益あってなんぼの世界かつ、音を第一として来場するユーザーは悲しいが少なく酒、出会いがメインコンテンツで音がサブコンテンツになってしまっているのが現状のリアルなところだ。中には音箱といわれる音がメインコンテンツの場所もありますが9割は音はサブコンテンツです。と、なると知ってる曲がかかると盛り上がるし曲に対して探求心のあるユーザーは少ないのでどうしても旧曲がメインになってしまう。
音を発信する場所、発信する人も今の時代決して多くは無いので負の連鎖の輪廻の中なので人が来るだけマシと捉えれますが世の中にはどんどんカッコいい新しい曲もリリースされているのでもっと新しい曲も流していきたいですね。押しつけになってしまうので強行突破はしませんが今の現場でも熱心に「さっきの曲名なんですか?」と、聞いてきてくれるユーザーもいる。
非常にありがたいし、うれしいし、未来を感じる。
こんな腐った世の中でも誰しも日常的に触れるであろう音楽にもう少しだけ興味を示してもらえるだけで景色は変わるし既存ユーザーも新規ユーザーも楽しめる空間になるのになと思う。
楽しいは作れるし、自分でプレイしている時はすごく楽しい。単純に同じ曲ばっかり聴くのも飽きるし疲れるし、そういった声もユーザー側から聞く事もある。現状維持では衰退する一方なのでめげずに継続していきたいですね。好きを続けるにも最低限の努力は必要だと思う。好きなことくらい多少は努力して続けろよって思います。
まだDJしてんの?とかパリピやなぁとか言われることもしばしばあるが
好きなこともしたい事も無い人生より楽しい自信はあります。
「楽しい」を続けるのも試行錯誤は必要だなーっと。
さて、今週末はどんな曲を流そうかなー。
週頭から毎週ワクワクしています。